球技









球技(きゅうぎ)とは、スポーツの中でも、基本的にはボール(日本語訳「球」)を使用する競技や種目などを指す。種目により、それに用いるボールは様々な材質でできており、大きさも様々である。また、ボールが球形をなしていないものもあり、実際には、ボール以外の形状を用いる場合も、広義で「球技」とする場合もある。例として、ラグビーはボールが球形ではなく楕円球形で、バドミントンは羽状の「シャトルコック」を用い、アイスホッケーは円盤型の小さな「パック」を用いる。




目次






  • 1 分類


    • 1.1 対戦形式


      • 1.1.1 ネット型




    • 1.2 得点形式(コート使用)


    • 1.3 個人競技


    • 1.4 その他




  • 2 脚注


    • 2.1 注釈


    • 2.2 出典




  • 3 関連項目





分類


一般的なもののみをピックアップして、便宜上分類する。よって、分類法はこの形式のみではなく、様々な角度での分類(素手 or ラケット競技かなど)が存在しうる(ある球技から派生した種目や、そのバリエーションも含む場合がある。また、ここでは、各競技名やスポーツ名の総称を、「種目」という言葉で統一する)。



対戦形式



ネット型


中央がネットなどで仕切られていて2つのチームが入り乱れず、打球・返球のミスが得点につながる種目(Net sports)。


コートエンドのサーブ(サービス)からゲームが始まる種目が多い。



ノーバウンド型

相手コート内に球が落ちたり、相手の体や道具に当たってからコート外に落ちた瞬間に、得点となる種目。バレーボール(ビーチバレーボールはバリエーション)、セパタクロー、インディアカなどは味方内で3打ないし4打のパス回しが可能。バドミントンは1打で返球しなければならない。

バウンド型


テニス(ソフトテニスはバリエーション)のように自陣でのバウンド(車いすテニスは2バウンドまで)が認められていたり、卓球(別名テーブルテニス)のように1バウンドが必須(ボレー禁止)となっているものなど。

非得点型

コート形式ではあるが、ボール自体の行方や動きが得点の条件に直接結びつかない種目。ドッジボールなど。

同一コート使用


スカッシュなど。自分と相手が同じ方向を向く種目。

非コート使用

非ラリーゲーム。対戦型ではあるが、コートを使用せず、敵味方が同時に異なった形態をとる種目。野球(ソフトボールは、このバリエーション)、クリケットなどのバット・アンド・ボール・ゲーム[注釈 1]



得点形式(コート使用)


場内で2つのチームが入り乱れてボールを奪い合い、相手のゴールエリアにボールを入れることによって得点を競う種目(Goal sports)。バスケットボールとハンドボールは手を用いたドリブルで共通点がある。


コートの中心位置(ボールの取り合いなど)からゲームが始まる種目が多い。



ゴールキーパーを置くもの


ゴールキーパーの類の専属ポジションを置く種目。サッカー、ハンドボール、水球、ホッケー(フィールドホッケー、アイスホッケー)、ハーリングなど。

ゴールキーパーを置かないもの


バスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボール、オージーフットボール(ラグビーのバリエーションという見解もあり)。

なお、バスケットボールの派生競技ネットボールにはGK(ゴールキーパー)というポジションがあるが、GD(ゴールディフェンス)もその役割を担う。

その他

ある特定の選手が(ゴールキーパーではなく)「ゴールそのもの」の役割を担う種目。ポートボール。



個人競技


本来は、相手がなくとも成立するが、個人責任に起因する得点を競う種目(形態は必ずしも一致しない)。ゴルフ(パークゴルフはバリエーション)、ボウリング、ビリヤードなど。


常に自分のペース・タイミングで静止状態からの打球・投球することが可能となっているものが多い(例えば野球の打者のようなスピードボールへの受身態勢となるものとは対照的)。



その他


以上に挙げた種類のどれにも属さない種目。ゲートボールなど。性格は似ているが、射撃競技、ダーツ、弓道などはボールを使用しないため、「球技」には含まない。氷上で行うカーリングもまた、球技には含めない。砲丸投は金属性の球を使用するが、球技ではなく「陸上競技」に分類する。



脚注


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注釈





  1. ^ 英: bat-and-ball games




出典





関連項目






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