盾
スクトゥム 盾 (たて、 楯 、英: shield )は、刃物による斬撃や刺突、鈍器による打撃、および弓矢・投石・銃器の射撃などから身を守るための防具。 表彰の際に贈られる記念品については、後述の記念・賞としての楯を参照。 目次 1 素材 2 歴史と形状 2.1 古代ヨーロッパ 2.2 円盾 2.3 中世ヨーロッパ 2.4 弥生時代の日本 2.5 古代日本 2.6 中世日本 2.7 古代中国 2.8 古代朝鮮 2.9 現代 3 盾の形の分類 4 盾の大きさの分類 5 種類 6 記念・賞としての楯 7 比喩 8 特徴的な盾 8.1 西洋 8.2 アジア 8.3 中南米 8.4 神話・伝説の盾 9 盾の文化 10 現代の盾 11 盾の利点・欠点 11.1 盾の利点 11.2 盾の欠点 12 脚注 13 関連項目 素材 ルネッサンス後期には鉄製が現れたが、ほとんどは木製で、革製のものもよく使用された。古い時代には青銅製もあり、重量が大きかった。通常は縁を補強するが、バイキングはこれをせず材質も柔らかい木材を使った。相手の剣を盾で受け、刃が食い込んで動きがとれなくなった一瞬を狙う目的があった。現在は、ジュラルミンやポリカーボネート製の盾がある。 歴史と形状 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( 2017年7月 ) 古代ヨーロッパ ホプロンを装備するギリシャ兵が描かれた壷(紀元前550年頃) スパルタンシールド 古代ギリシアや、それを源流とするヘレニズム文化圏では、ホプロンと呼ばれる丸盾と貫徹槍を装備した重装歩兵の密集陣形が活躍した。盾と槍の隙間無い陣形は、並大抵のことでは突破できず、ペルシア帝国との戦いでは、圧倒的な数の不利を逆転したという。 古代ローマの帝国初期の歩兵は、スクトゥムと呼ばれる四角、もしくは楕円形の大型のものを使用した。これを隙間なく並べ、個人の...