日田駅
日田駅 | |
---|---|
改装後の駅舎 | |
ひた Hita | |
◄光岡 (2.4km) (1.8km) 豊後三芳► | |
所在地 | 大分県日田市元町[1] 北緯33度19分1.65秒 東経130度56分19.13秒 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■久大本線 (■日田彦山線直通含む) |
キロ程 | 47.6km(久留米起点) |
電報略号 | ヒタ |
駅構造 | 地上駅[1] |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- | 783人/日(降車客含まず) -2016年[2][3]- |
乗降人員 -統計年度- | 1,556人/日 -2016年[2][3]- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)3月3日[4][5] |
備考 | 直営駅 みどりの窓口 有[1] |
日田駅(ひたえき)は、大分県日田市元町にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線の駅である[1]。日田市の代表駅。
日田彦山線の列車も全列車が当駅まで乗り入れ、利用が可能である[1]。
目次
1 歴史
2 駅構造
2.1 のりば
3 駅弁
4 利用状況
5 駅周辺
6 バス路線
7 隣の駅
8 脚注
8.1 注釈
8.2 出典
9 関連項目
10 外部リンク
歴史
1934年(昭和9年)3月3日 - 久大線の北山田駅 - 当駅間の開通に伴い、開業[4][5]。
1934年(昭和9年)11月15日 - 当駅 - 天ヶ瀬駅間の開通により久大線全通[4][5]。
1937年(昭和12年)6月27日 - 宮原線の開通に伴い久大線を現在の呼称である久大本線に改称。
1972年(昭和47年) - 駅舎改築[6]。
1987年(昭和62年)
2月5日 - みどりの窓口開設[7]。
4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承が山陽新幹線以外の九州地区の旅客鉄道業務を継承[8][9]。
2015年(平成27年)3月28日 - 駅舎改装[6]。
2017年(平成29年)7月5日 - 平成29年7月九州北部豪雨の影響により久大本線の当駅 - うきは駅間(7月18日からは当駅 - 光岡駅間)、日田彦山線の当駅 - 添田駅間で不通となる。
2018年(平成30年)7月14日 - 光岡駅-日田駅間の運行再開。
駅構造
鉄筋コンクリート造りの駅舎に接した単式ホーム1面1線とホーム間は地下道で結ばれた島式ホーム1面2線の合計2面3線の地上駅である[10]。他に留置線3本を有する。
2011年(平成23年)3月に国土交通省が駅のエレベーター設置方針の基準を緩和したことを受けて、同年9月21日に日田市議会が市の負担分を盛り込んだ予算案を可決し、国・日田市・JR九州が同額を負担する形で各ホームに地下道と接続するエレベーターが設置されることになった[10]。
2015年(平成27年)7月からの「おんせん県おおいたデスティネーションキャンペーン」の実施に備えて[6]、1972年に建築された駅舎の改装が計画され、2014年11月に着工することになった[11]。2015年(平成27年)3月28日に改装工事完了の記念イベントが行われた[6][12]。駅舎のデザインは水戸岡鋭治が担当[6]。地元産の日田杉を格子、ルーバー、フローリングに用い、外装はダークグレーの落ち着いた色調とされた[13][14]。
直営駅で、みどりの窓口[1]・自動券売機・液晶ディスプレイ式の小型発車標が設置されている。待合所にキヨスクと楽チャリが設置されている[1]。
2014年(平成26年)3月15日のダイヤ改正で久留米発最終列車の同駅終着時刻がはじめて日付を跨ぐ形となった(0時05分)。
のりば
1 | ■久大本線 | (上り) うきは・田主丸・久留米方面 |
---|---|---|
2・3 | ||
(下り)豊後森・由布院・大分方面 | ||
■日田彦山線(運休中) | (上り)彦山・添田・田川後藤寺方面 |
なお、日田彦山線代行バスは駅前ロータリーからの発着。
駅弁
かつては「天領弁当」などの駅弁が販売されていたが、現在は「寶屋」の以下の弁当がキヨスクで販売されている。
- たかな巻すし
- たかなそぼろ弁当[1]
- 鮎すし[1][15][16]
利用状況
1965年(昭和40年)度には乗車人員が1,781,624人(定期外:705,256人、定期:1,076,368人)、降車人員が1,794,488人で、手荷物(発送:5,600個、到着:4,813個)や小荷物(発送:30,608個、到着:87,766個)も取り扱っていた[17]。
しかし、乗車人員が1999年(平成11年)度の522,356人(定期外:234,008人、定期:288,348人)から[18]2000年(平成12年)度には497,300人(定期外:222,180人、定期:275,120人)に[19]、降車人員が505,704人[18]から496,801人となり[19]、乗降者共に年間50万人を下回った。
2013年(平成25年)度の乗車人員は323,834人(定期外:123,101人、定期:200,733人)、降車人員は317,716人である[20]。
※1日平均乗車人員の数値は各年度版「大分県統計年鑑」による年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
年度 | 年間 乗車人員 | 定期外 乗車人員 | 定期 乗車人員 | 一日平均 乗車人員* | 年間 降車人員 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
1965年(昭和40年) | 1,781,624 | 705,256 | 1,076,368 | - | 1,794,488 | [17] |
- | - | - | - | - | - | - |
1990年(平成2年) | 678,116 | 308,427 | 369,689 | - | 625,440 | [21] |
1991年(平成3年) | 670,801 | 321,801 | 349,000 | - | 638,998 | [22] |
1992年(平成4年) | 649,299 | 312,040 | 337,259 | - | 608,402 | [23] |
1993年(平成5年) | 632,789 | 297,827 | 334,962 | - | 600,161 | [24] |
1994年(平成6年) | 650,231 | 297,126 | 353,105 | - | 623,104 | [25] |
1995年(平成7年) | 627,555 | 291,385 | 336,170 | - | 595,525 | [26] |
1996年(平成8年) | 592,030 | 273,361 | 318,669 | - | 571,059 | [27] |
1997年(平成9年) | 551,122 | 250,349 | 300,773 | - | 540,044 | [28] |
1998年(平成10年) | 529,386 | 242,043 | 287,343 | - | 520,465 | [29] |
1999年(平成11年) | 522,356 | 234,008 | 288,348 | - | 505,704 | [18] |
2000年(平成12年) | 497,300 | 222,180 | 275,120 | 1,363 | 496,801 | [19] |
2001年(平成13年) | 466,587 | 207,562 | 259,025 | 1,278 | 466,935 | [30] |
2002年(平成14年) | 456,403 | 203,439 | 252,964 | 1,250 | 454,042 | [31] |
2003年(平成15年) | 441,609 | 192,629 | 248,980 | 1,210 | 439,921 | [32] |
2004年(平成16年) | 269,641 | 110,389 | 159,252 | 1,143 | 266,460 | [33] |
2005年(平成17年) | 391,925 | 166,687 | 225,238 | 1,074 | 387,148 | [34] |
2006年(平成18年) | 382,859 | 156,829 | 226,030 | 1,049 | 382,371 | [35] |
2007年(平成19年) | 371,329 | 149,732 | 221,597 | 1,015 | 369,661 | [36] |
2008年(平成20年) | 364,720 | 145,061 | 219,659 | 999 | 362,809 | [37] |
2009年(平成21年) | 336,825 | 134,547 | 202,278 | 923 | 330,556 | [38][注釈 1] |
2010年(平成22年) | 335,175 | 136,653 | 198,522 | 918 | 329,832 | [40][注釈 1] |
2011年(平成23年) | 327,867 | 129,057 | 198,810 | 896 | 322,281 | [41][注釈 1] |
2012年(平成24年) | 310,329 | 117,102 | 193,227 | 850 | 306,408 | [42][注釈 1] |
2013年(平成25年) | 323,834 | 123,101 | 200,733 | 887 | 317,716 | [20][注釈 1] |
- * 一日平均乗車人員は年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
駅周辺
日田市の中心部であり、大型店や商店街などがある[1]。
- 日田市役所
- 日田郵便局
- 日田田島郵便局
- 日田市民会館
- 日田バスセンター
サンリブ日田
イオン日田店(旧・ダイエー日田店)- 駅前通り商店街
- 日田市中央商店街
サッポロビール九州日田工場[1]
- 日田温泉
- 豆田町
- 咸宜園
- 藤蔭高等学校
- 大分県立日田高等学校
- 日田祇園山鉾会館
- 天領日田資料館
- 日本丸館
- 廣瀬資料館
アオーゼ(日田市立博物館等が入居)- 大原八幡宮
ホテルルートイン日田駅前(元町の旧サーブ21跡地)
ベスト電器日田店
バス路線
駅南側に待合室、売店などを備えた日田バスセンターがあり、福岡へ向かう高速バスや、日田バス、大交北部バスの運行する路線バスが発着している[1]。路線バスでは、市内各方面や、鉄道路線のない旧大山町・旧中津江村・旧前津江村方面(以上、日田バス)、杖立温泉方面、耶馬渓を経由して中津市へ向かう路線(大交北部バス)などがある。
隣の駅
- 九州旅客鉄道
■久大本線
光岡駅 - 日田駅 - 豊後三芳駅
■日田彦山線(夜明駅 - 当駅間は久大本線)
- 光岡駅 - 日田駅
- 光岡駅 - 日田駅
脚注
注釈
- ^ abcde大分県統計協会が廃止されてウェブ上で公開[39]
出典
- ^ abcdefghijklm『週刊 JR全駅・全車両基地』38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、20頁。
^ 「駅別乗車人員(平成28年度)」
^ “平成29年版ひた市勢情報 (PDF)”. 日田市. 2018年5月17日閲覧。
- ^ abc渡辺澄夫 『大分の歴史(10) 地誌・民俗・年表』 大分合同新聞社、1977年11月15日。
- ^ abc『大分県史 近代編 3』 大分県、1987年。
- ^ abcde“日田駅装い新たに スギの香り心地よく”. 大分合同新聞 (大分合同新聞社). (2015年3月29日)
^ 日本経済新聞1987年2月3日西部朝刊 社会面 17ページ
^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
^ 今村都南雄 『民営化の效果と現実NTTとJR』 中央法規出版、1997年8月。ISBN 978-4805840863
- ^ ab“エレベーターを日田駅に設置へ”. 大分合同新聞 (大分合同新聞社). (2011年9月24日)
^ “JR日田駅改装へ 内外装に地元材多用”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2014年9月2日)
^ 日田駅装い新たに スギの香り心地よく 大分合同新聞、2015年3月29日
^ 久大本線「日田駅」リニューアル (PDF) 九州旅客鉄道株式会社、2014年9月18日
^ JR九州、久大本線日田駅も「水戸岡デザイン」に - リニューアル工事に着手 マイナビニュース、2014年9月19日
^ 九州・駅弁の旅 九観どっとねっと
^ 寶屋のご案内
- ^ ab大分県総務部統計課 『昭和41年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1966年3月。
- ^ abc大分県総務部統計課 『平成12年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2001年3月31日。
- ^ abc大分県総務部統計課 『平成13年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2002年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ ab“平成26年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2015年3月10日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月27日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年6月26日閲覧。
^ 大分県総務部統計課 『平成3年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1991年12月31日。
^ 大分県総務部統計課 『平成4年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1992年12月31日。
^ 大分県総務部統計課 『平成5年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1994年3月31日。
^ 大分県総務部統計課 『平成6年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1995年3月31日。
^ 大分県総務部統計課 『平成7年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1996年3月31日。
^ 大分県総務部統計課 『平成8年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1997年3月31日。
^ 大分県総務部統計課 『平成9年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1998年3月31日。
^ 大分県総務部統計課 『平成10年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1999年3月31日。
^ 大分県総務部統計課 『平成11年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2000年3月31日。
^ 大分県総務部統計課 『平成14年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2003年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
^ 大分県総務部統計課 『平成15年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2004年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
^ 大分県総務部統計課 『平成16年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2005年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
^ 大分県総務部統計課 『平成17年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2006年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
^ 大分県総務部統計課 『平成18年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
^ 大分県総務部統計課 『平成19年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 130 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
^ 大分県総務部統計課 『平成20年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2009年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
^ 大分県総務部統計課 『平成21年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2010年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
^ “平成22年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 129.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年2月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
^ 池端真理 『全国都道府県統計協会刊行の統計資料調査について』 地域総合研究 第38巻 第2号 (鹿児島国際大学地域総合研究所) (2011年)
^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
^ “平成24年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2013年8月5日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
日田駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
|
|