ユト・アステカ語族




ユト・アステカ語族 (Uto-Aztecan、ウト・アステカ語族とも)とは、アメリカ先住民の語族(アメリカ・インディアン諸語)のひとつである。アメリカ大陸で最大かつもっとも明確な言語集団のひとつとされる。
ユト・アステカ語族は、アメリカ西部にあたる「大盆地(Great Basin)」地方、すなわち、オレゴン州、アイダホ州、モンタナ州、ユタ州、カリフォルニア州、ネバダ州、アリゾナ州から
メキシコ西部および中部、南部の一部、すなわちソノラ州、チワワ州、ナヤリット州、ドゥランゴ州、ハリスコ州、ミチョアカン州、ゲレロ州、サン・ルイス・ポトシ州、イダルゴ州、プエブラ州、ベラクルス州、モレーロス州、メキシコ州、さらには中央アメリカの一部(エルサルバドルのピピル族や滅亡してしまったが、グアテマラ、ホンジュラスなど)に見出すことができる。




目次






  • 1 分類の歴史


  • 2 分布と源郷


  • 3 音韻論


    • 3.1 母音


    • 3.2 子音




  • 4 ユト・アステカ語族の系譜


    • 4.1 北方系ユト・アステカ語派


    • 4.2 南方系ユト・アステカ語派




  • 5 脚注


  • 6 参考文献


  • 7 リンク





分類の歴史


ユト・アステカ語族に共通する類似性はJ.C.E.ブッシュマンによって報告されているが、ブッシュマンは、アステカ語派と北方のユト・アステカ語の遺伝的なつながりを認識することができなかった。
その代わりにアステカと接触して影響を受けた二つの部族の類似性を指摘した。ブリントンが、ユト・アステカ語族という概念を1891年につくって、アステカの言語がそこに位置づけられるとした。
しかしながら、ブリントンのこの考え方は議論の余地が大きかったため、ポウウェルが行なった1891年の分類では、否定されている。


ユト・アステカ語族は、1900年代初頭に言語学上の組織的な研究によって概念として確立された。
アルフレッド・クローバーは、ショーショーニー諸語(英語版)(ショーショーニー族)との関係を明らかにし、エドワード・サピアは、ポウウェルがアメリカ先住民の言語の比較検討して記述することなしに、独創的に概念化したソノラ語派とショーショーニー語派とのつながりを証明してみせた。


多くの問題は、ユト・アステカ語族の下位範疇に属するグループについて議論の対象にしないことに起因している。6つのグループは、普遍的に妥当とされ受け入れられている。ヌミック語派、ピーマ語派、タラウマラ・カイタ語派、コラ・ウィチョール語派、アステカ語派、およびそのどのグループにも属さないテュバテュラバル語とホピ語である。


高位のレベルでは、それらのグループの関係について議論がある。 ソノラ語派(ピーマ語、タラウマラ・カイタ語、コラ・ウィチョール語)とショーショーニー語派(ヌミック語、タキック語、テュバテュラバル語、ホピ語)があることが19世紀にはじめて提唱されたが、多くの研究者がそれを受け入れなかった。


ユト・アステカ語族については、語族を超えた超語族の中に含めるべきだと考える提案する言語学者もいる。ベンジャミン・ウォーフがユト・アステカ語族をアステカ・タノ語族の中のカイオワ・タノ語族に関連付けることによってこの考えを支持している。リリー・キャンベル及び近年の専門家の多くは、この仮説を肯定的に受け止めている。しかし、なんら証明がなされているわけではない。ジョセフ・グリーンバーグは、ユト・アステカ語族は、エスキモー・アリュートと北米のディネを除く広義でのアメリカ先住民のうち、中米先住民のカイオワ・タノ語族と、オト・マンゲ語族を含めたものとして位置付けたが、批判や議論がある。メリット・ローレン(1991)は、中米先住民は、北米や南米の先住民のどの集団よりも早く分岐していると論じている。



分布と源郷


ユト・アステカ語族の源郷は、一般的にアメリカ南西部、アリゾナ州、ニューメキシコ州、メキシコ北部のどこかであって、最初に南方語派と北方語派に分かれたと考えられてきた。ヌミック語派の「源郷」は、カリフォルニア州のデス・ヴァレー付近であり、南方系ユト・アステカ語は、ソノラ州南部やシナロア州北部をはじめとするメキシコ北西部に広がっていったと考えられている。



アメリカとメキシコにおけるユト・アステカ語族の現存するものと死語となったものの歴史的な分布



Northern-UA-languages.png



メキシコとメソアメリカにおいて現存するユト・アステカ語族の分布



UtoAztecanlanguages.png



音韻論



母音


原ユト・アステカ語族は、[*i *a *u *o *ɨ]と表される独特の5つの母音による体系を持っていたとされる。ラネカーは、5つの母音のうち[ɨ]と[e]という音が対になっているという復元を行い、長い論争となってきた[1]



子音


































































両唇音 歯茎音 硬口蓋音 軟口蓋音 両唇軟口蓋音
声門音

破裂音
[*p] [*t] [*k] [*kʷ]
[*ʔ]

破擦音
[*t͡s]

摩擦音
[*s]
[*h]

鼻音
[*m] [*n] [*ŋ]

R音
[*r]

半母音
[*j] [*w]

[*n][*ŋ]は、実際にはそれぞれ[*l][*n]と表記されうる。



ユト・アステカ語族の系譜


ユト・アステカ語族は、長い間血統の純粋な語族であると考えられてきた。そして一般的に8つの言語グループに分割できるとされてきた。しかし、上位の分類において、言語の多様性に関して一つの言語の方言なのか別の言語であるのかという疑問がわき起こってきた。


下に掲げるのは、キャンベル(1997)、ミスン(1999)、ゴダード(1999)の意見の一致に基づく分類である。ここでは、最近のゴダード(1996)、ミラー(1983)、ミスン(1999)といった泰斗が提案した分類について述べたい。彼らの間にある違いは、北方系ないし南方系と呼ばれるユト・アステカ語族なかでのより上位範疇での分類である。タキック語、ヌミック語、ホピ語、テュバテュラバル語を含めてグループとするのに賛同し、それを北方系ユト・アステカ語族とする言語学者がいる。南方系の語派については、ピーマ語、タラウマラ・カイタ語、コラ・ウィチョール語をまとめて、より大きな言語グループとしてソノラ語族とする。しかしこの分類は必ずしも広く受け入れられていない。


研究者の多くは、その代わりにピーマ語、タラウマラ・カイタ語、コラ・ウィチョール語、アステカ語に密接な関係があるとみなしている。そして、この4つの語群を南方系ユト・アステカ語族とする。この説にも批判がある。カウフマン(2001) [2]は、コラ・ウィチョール語とアステカ語とはつながりが深いという認識をもち、ナワ語とコラ・ウィチョール語は、密接に接触していた時代と拡散、伝播していった時期があってその結果として現状のようになっていると考えるのが最も妥当であると論じた。研究者の大部分は、原ユト・アステカ語族が解体していくにあたって、どのようにして徐々に方言として分解していくのか見ていく必要があると考えている[3]



Uto-Aztecan Family Tree.jpg



北方系ユト・アステカ語派


最近の多くの言語学者は、北方系と南方系のユト・アステカ語族が遺伝的なつながりで分岐したことについて妥当性を認めていない。また、ユト・アステカ語族が7つから9つに独立した語派に分かれるか、南方系ユト・アステカ語族の存在については認めているが、北方系ユト・アステカ語族については、4つの独立した語派に置き換えるべきだと考えている[4]


ホピ語 [5]


テュバテュラバル語 [6]


ヌミック語 [7]



  • 中ヌミック語群


    • コマンチェ語[8]


    • Timbisha (共通語地域とそれにつながる西部方言、中部方言[9]、東部方言 [10]がある。)


    • ショーショーニー語(英語版) (共通語地域とそれにつながる西部方言[11], Gosiute [12]、北部方言[13]、東部方言[14]がある。)



  • 南ヌミック語群


    • Kawaiisu [15]


    • ユト語 (共通語地域とそれにつながるChemehuevi語[16]、南部パイユート語[17]、ウテ語[18]がある。)



  • 西ヌミック語群


    • Mono (東部方言[19]と西部方言[20]がある。)


    • 北パイユート語 (共通語地域と南ネバダ方言[21]、北ネバダ方言[22]、オレゴン方言[23]、Bannock語[24]がある。)




タキック語[25]



Serrano-Gabrielino

Serran


Serrano [26]


Kitanemuk [27]




ガブリエリーノ語



Cupan

カウィーラ-クペーニョ語群


カウィラ語 [28]


クペーニョ語† [29]




ルイセーニョ語 [30]





南方系ユト・アステカ語派


ピーマ語群 (Tepiman)




パパゴ語 [31] (パパゴ-高地ピーマ)


ピーマ語 [32] (ピーマ-低地ピーマ)


Tepehuán languages (北部方言[33]と南部方言[34]がある。)


Tepecano [35]


タラウマラ・カイタ語群



タラウマラ


タラウマラ語 [36]


Guarijío [37] (Varihio)




Tubar [38]


カイタ語 [39] (ヤキ語[40]-Mayo語[41]-カイタ語)

Opatan


Ópata [42]

Eudeve [43]? (Heve, Dohema)




コラチョール・アステカ語群



コラ-ウィチョール


コラ語 [44]


ウィチョール語 [45]




原ナワ語 [46] (アステカ、ナワ、ナワトル)


Pochutec [47]

核ナワ語群


ピピル語 (ナワット語) [48]


ナワトル語 [49] (アステカ )






上記に掲げた言語学的に存在が確認されたもののほかに、多くのユト・アステカ語族に属すると思われる数十語に及ぶ死語が、ほとんどないし全く記録されずに存在していた[50]


= 死語



脚注





  1. ^ Campbell 1997:136


  2. ^ Kaufman, Terrence, (2001) "Nawa linguistic prehistory", Mesoamerican Language Documentation Project


  3. ^ Mithun 1999


  4. ^ Goddard 1996:7; Miller 1983:118; Mithun 1999:539-540.


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  6. ^ C.F. Voegelin. 1935. Tübatulabal Grammar. University of California Publications in American Archaeology and Ethnology 34/2. Berkeley: University of California Press.
    C.F. Voegelin. 1958. "Working Dictionary of Tubatulabal," International Journal of American Linguistics 24:221-228.



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    D. B. Shimkin. 1949. "Shoshone II: Morpheme List," International Journal of American Linguistics 15.203-212.
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    Edward Sapir. 1931. Southern Paiute Dictionary. Reprinted in 1992 in: The Collected Works of Edward Sapir, X, Southern Paiute and Ute Linguistics and Ethnography. Ed. William Bright. Berlin: Mouton deGruyter.
    Pamela A. Bunte. 1979. "Problems in Southern Paiute Syntax and Semantics," Indiana University Ph.D. dissertation.



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  19. ^ Sidney M. Lamb. 1957. "Mono Grammar," University of California, Berkeley Ph.D. dissertation.
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  20. ^ Evan J. Norris. 1986. "A Grammar Sketch and Comparative Study of Eastern Mono," University of California, San Diego Ph.D. dissertation.


  21. ^ Anonymous. 1987. Yerington Paiute Grammar. Anchorage, Alaska: Bilingual Education Services.
    Arie Poldevaart. 1987. Paiute-English English-Paiute Dictionary. Yerington, Nevada: Yerington Paiute Tribe.



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  23. ^ Timothy John Thornes. 2003. "A Northern Paiute Grammar with Texts," University of Oregon Ph.D. dissertation.


  24. ^ Sven Liljeblad. 1966-1967. "Northern Paiute Lessons," manuscript.
    Sven Liljeblad. 1950. "Bannack I: Phonemes," International Journal of American Linguistics 16:126-131



  25. ^ In addition to the Takic languages considered by Campbell, Tataviam has been recognized as a separate Takic language (Goddard 1996:7; Mithun 1999:539). Tataviam has sometimes been called by a Chumash name, Alliklik, although other scholars have reserved that name for a Chumash dialect or language (cf. Campbell 1997:135; Mithun 1999:544)


  26. ^ Kenneth C. Hill. 1967. A Grammar of the Serrano Language, University of California, Los Angeles, PhD dissertation.


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  28. ^ Hansjakob Seiler. 1977. Cahuilla Grammar. Banning, California: Malki Museum Press.
    Hansjakob Seiler and Kojiro Hioki. 1979. Cahuilla Dictionary. Banning, California: Malki Museum Press.



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    Jane H. Hill. 2005. A Grammar of Cupeño. University of California Publications in Linguistics. Berkeley: University of California Press.



  30. ^ Most authorities have agreed with Campbell in considering Juaneño (now extinct) a dialect of Luiseño, but Mithun (1999:539) classified it as a separate language.
    Alfred L. Kroeber & George William Grace. 1960. The Sparkman Grammar of Luiseño. University of California Publications in Linguistics 16. Berkeley: The University of California Press.
    William Bright. 1968. A Luiseno Dictionary. University of California Publications in Linguistics 51. Berkeley: University of California Press.
    Villiana Hyde. 1971. An Introduction to the Luiseño Language. Banning, California: Malki Museum Press.
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  50. ^ Campbell 1997




参考文献



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  • 石川栄吉,梅棹忠夫,大林太良,蒲生正男,佐々木高明,祖父江孝男(編)


『文化人類学事典』弘文堂,1987年


リンク



  • Uto-Aztecan.org, a website devoted to the comparative study of the Uto-Aztecan language family


  • Swadesh vocabulary lists for Uto-Aztecan languages (from Wiktionary's Swadesh list appendix)

  • Ethnologue: Uto-Aztecan

  • LINGUIST List MultiTree Project: Uto-Aztecan







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