週刊少年マガジン
週刊少年マガジン | |
---|---|
WEEKLY SHONEN MAGAZINE | |
『週刊少年マガジン』創刊号 (表紙の写真は朝汐太郎) | |
愛称・略称 | マガジン・週マガ |
ジャンル | 少年向けコミック誌 |
読者対象 | 男性 |
刊行頻度 | 週刊(水曜日発売 ただし、水曜日が祝日の際は火曜日発売) |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 | 講談社 |
編集部名 | 少年マガジン編集部 |
編集長 | 栗田宏俊 |
雑誌名コード | 065 |
刊行期間 | 1959年3月17日(1959年3月26日号) - |
発行部数 | 81万部(2018年1月 - 3月日本雑誌協会調べ) |
レーベル | 講談社コミックス(KCマガジン) |
ウェブサイト | http://www.shonenmagazine.com/ |
『週刊少年マガジン』(しゅうかんしょうねんマガジン)は、講談社が発行する日本の週刊少年漫画雑誌。1959年3月17日創刊。毎週水曜日発売。略称は 「マガジン」「週マガ」。
目次
1 特徴
1.1 劇画路線からの脱却
1.2 グラビア企画
1.3 アンケートの扱い
1.4 作品の転出および転入
1.5 連載漫画家の特徴
1.6 作品のメディアミックス
1.6.1 アニメ
1.6.1.1 現在放送中の作品
1.6.1.2 過去にアニメ化された作品
1.6.2 ドラマ
1.7 コラボレーション・メディアミックスなど
1.8 約物の使用
2 歴史
3 連載作品
4 表紙について
5 読者コーナー
6 歴代編集長
7 発行部数
8 価格の変遷
9 講談社コミックスマガジン
10 増刊号
11 派生誌およびウェブコミック誌
11.1 本誌と同一の編集部
11.2 本誌と別の編集部
11.3 マンガ雑誌アプリ
12 マガジンポケット
12.1 マガジンポケットの連載作品一覧
12.1.1 月曜日
12.1.2 火曜日
12.1.3 水曜日
12.1.4 木曜日
12.1.5 金曜日
12.1.6 土曜日
12.1.7 日曜日
12.2 マガジンポケットの連載終了作品
13 脚注
14 関連項目
15 外部リンク
特徴
劇画路線からの脱却
W3事件の際、手塚治虫が『週刊少年マガジン』から原稿を引き上げたため、対立軸を明確にすべく1970年代に劇画路線をとったことで知られる。以降読者の高年齢化が進み、1980年代から1990年代中頃まではヤンキー漫画や格闘漫画が主流を占めたため「不良の読む雑誌」とされたこともあったが、いわゆる第2次黄金期(1997年 - 2002年)以降はそのイメージは過去のものとなりつつある[要出典]。
近年の少年誌では珍しい、ノンフィクションのドキュメンタリー漫画が掲載される他、一時期は芸能人による連載企画も行われていた。
グラビア企画
多数の女性芸能人を輩出しているオーディション企画ミスマガジンを始め、グラビアアイドルや人気女優などのカラーグラビアも積極的に行なっている。また、「マガジン一押し!若手アイドル○連発」などと銘打ってまだ知名度の低いグラビアアイドルをまとめて掲載する企画が不定期で行なわれており、中には乙葉や小倉優子など、その後知名度が高くなった女性タレントも出演していた。しかし、2000年代後半以後はすでにテレビで活躍している女性タレント(スザンヌ、南明奈など)が出演することが多い。稀に男性芸能人が出演することもあり、2000年8号では男性バンドのL'Arc〜en〜Cielが、2015年42号では男女4人組バンドのSEKAI NO OWARIが出演した。ちなみに本誌の表紙を飾った最初の女性芸能人は1970年43号の藤圭子[1]、表紙を飾った最初の水着アイドルは1972年33号の山口いづみ[1]である。
アンケートの扱い
読者アンケートは、編集方針の参考という扱いである。『週刊少年ジャンプ』とは異なり、アンケート至上主義ではないが、アンケートで人気が芳しくなかった作品は打ち切りとなることが多い。
掲載順は「アンケート上位順」ではなく、様々な要因によって決定される。例えば、「単行本の売り上げや作品同士の相性を考慮する、特に読者にアピールしたい作品を上位にする」「巻末にギャグ漫画[2]を配置する」などである[3]。そのため、常時下位掲載でも打ち切られないケース[4]も見られる(いわゆるしんがり漫画)。
作品の転出および転入
人気が低迷したり作者・編集部側の事情などにより本誌で打ち切りになったとしても完全に打ち切るのではなく、兄弟誌である『マガジンSPECIAL』や『月刊アフタヌーン』へ舞台を移して連載をするケースがある。例として「Dreams」や「ガチャガチャ」などが前者へ、「ヴィンランド・サガ」が後者へ移籍している。逆に『マガジンSPECIAL』や『別冊少年マガジン』から本誌へ舞台を移すケースがあり、「将太の寿司」や「生徒会役員共」などが前者から、「神さまの言うとおり」や「リアルアカウント」などが後者から移籍している。移籍しても同一タイトルとして話数を継続させるケースもあれば、移籍を機に改題して(「神さまの言うとおり」→「神さまの言うとおり弐」など)別シリーズとして始めるケースもある。また、「彼女とキスする50の方法」のように本誌で短期連載を行なったのち『マガジンSPECIAL』で本連載を開始するケースや、「Dr.デュオ」のように『マガジンSPECIAL』でサイドストーリーを行ってから本誌で本連載を開始するケースがある。
特異な例として、料理冒険漫画である「中華一番!」は本誌から『マガジンSPECIAL』に移籍したのち、『真・中華一番!』と改題して本誌に復帰。逆に「スミレ17歳!!」は『マガジンSPECIAL』で連載が始まり、「スミレ16歳!!」と改題して本誌に移籍したのち、再び『マガジンSPECIAL』へ戻っている。また「KAGETORA」のように『マガジンSPECIAL』での本連載を一度休み、本誌で同名別ストーリーの短期集中連載を行なうこともある。その他、『マガジンSPECIAL』や『別冊少年マガジン』の連載作品がPRも兼ねて本誌で読みきりを掲載することもある。
連載漫画家の特徴
古くは手塚治虫や赤塚不二夫、つのだじろうといった通称『トキワ荘』組や小林よしのりなどといった複数の漫画誌を渡り歩いている漫画家を多く起用していた。1990年頃になるとその傾向は一旦低下するが、1999年頃から再び同社他誌の主力漫画家や他社デビューの漫画家を積極的に起用するようになっている。前者についてはCLAMP(『なかよし』)や福本伸行(『週刊ヤングマガジン』)が該当し、後者については大暮維人(『ウルトラジャンプ』)や木多康昭(『週刊少年ジャンプ』)、久米田康治(『週刊少年サンデー』)、ヒロユキ[5](『月刊少年ガンガン』)、鈴木央(『週刊少年ジャンプ』、『週刊少年サンデー』、『週刊少年チャンピオン』)、大久保篤(『月刊少年ガンガン』)、雷句誠(『週刊少年サンデー』)、大高忍(『ヤングガンガン』、『週刊少年サンデー』)などがいる。その他能條純一や板垣恵介など他社の主力漫画家が一時的に『週刊少年マガジン』で連載を行なうことがある。
女性漫画家の起用は早い時期から多く行なっているが、ペンネームが男性風になることが多い。例として塀内真人(現・塀内夏子)、島崎譲、大島司、さとうふみや、恵広史、山本航暉などがおり、他誌では女性風だったペンネームをわざわざ男性風にした久保ミツロウのケースもある。最近では咲香里や吉河美希、西山優里子など男性風に変えない女性漫画家もいる。ちなみに初の連載女性漫画家は高橋美由紀である。
ショートギャグにも比重を置いていることから専門の漫画家も多く起用しており、過去には斉藤富士夫や三ツ森あきら、現在は西本英雄や氏家ト全がそれに該当する。また島田英次郎のように普段は他誌で連載をしているが、本誌の連載漫画が休載したときの穴埋めとしてショートギャグ漫画の読み切りを描くことがある。
作品のメディアミックス
アニメ
テレビアニメについては1960年代から1970年代前半にかけては『あしたのジョー』や『巨人の星』などの有名作品を出していたが、1970年代後半から1980年代にかけてはアニメ化される作品が少なかった。これは上記に記述されているとおり「泥臭さ・社会性」の誌風のため時代背景にあった作品を出すことができなかったためである。
1990年代以降はラブコメや萌え路線など誌風の多様化によりアニメ化される作品が多くなったが、2000年代になると少子化の影響により全日枠での放映が縮小され、深夜枠での放映が多くなっている。
2000年代後期からは他社に先駆け、単行本の限定版にOVAを同梱する販売形態も行っている。
2010年代後期になると、アニメ化される作品数が著しく減少し始め、深夜・全日帯問わず1クールにつき1本放送されるかどうかもわからない現象が生じている。そのため、時期によっては全く放送されないこともある。
現在放送中の作品
※2019年1月現在のもの。
FAIRY TAIL(第3期)- 五等分の花嫁
- ドメスティックな彼女
過去にアニメ化された作品
50音順、他誌に連載された作品も含む(ただし連載の途中で他誌に移籍したもの、もしくは逆に移籍してきたものに関しては、アニメ化された時点で本誌に掲載されていたものに限定する)。
あ行
か行
さ行
| た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
|
ドラマ
一方、テレビドラマ・実写映画では1960年代に『無用ノ介』、70年代に『愛と誠』、『野球狂の詩』、『翔んだカップル』を、80年代には『胸キュン刑事』(テレビドラマのみ)、90年代には『シュート!』(映画のみ)、『金田一少年の事件簿』、『GTO』などが放映された。特に『金田一』と『GTO』は視聴率も良好であったためのちに映画化、更にはアニメ化もされている。
作品名 | キー局 | 放送時期 | 備考 |
---|---|---|---|
金田一少年の事件簿 (ドラマ版) | 日本テレビ系列 | 1995年7月15日 - 9月16日 1996年7月13日 - 9月14日 2001年7月14日 - 9月15日 2014年7月19日 - 9月20日 | 連続ドラマの他、過去6回単発でスペシャル版を放送。 2014年版のタイトルは「金田一少年の事件簿N(neo)」。 1997年に映画化(ドラマ版項目を参照)。 1997年、2014年にアニメ化(アニメ版)[6]。 |
MMR マガジンミステリー調査班 (ドラマ版) | フジテレビ系列 | 1996年4月18日 - 9月12日 | タイトルは「MMR未確認飛行物体」。 木曜の怪談内にてオムニバス形式で放送。 |
将太の寿司 | 1996年4月19日 - 9月20日 | 1999年10月にテレビ東京で単発アニメ化。 | |
サイコメトラーEIJI | 日本テレビ系列 | 1997年1月11日 - 3月15日 1999年10月16日 - 12月18日 | 2000年にスペシャル版を放送。 |
GTO (反町版…1998年) (AKIRA版…2012年、2014年) | 関西テレビ・フジテレビ系列 | 1998年7月7日 - 9月22日 2012年7月3日 - 9月11日 2014年7月8日 - 9月16日 | 反町版で1回、AKIRA版で3回スペシャル版を放送。 1999年に映画化(反町版の記事を参照)。 1999年にアニメ化(原作記事を参照)[7]。 |
BOYS BE… | 日本テレビ系列 | 1998年10月4日 - 12月27日 | タイトルは「BOYS BE…Jr.」。 ジャニーズJr.によるオムニバス形式で放送。 2000年にWOWOWでアニメ化。 |
MAYA 真夜中の少女 | BS日テレ | 2003年3月8日 | 日テレジェニック2002卒業制作ドラマとして放送。 連載終了後のドラマ化。 |
クニミツの政 | 関西テレビ・フジテレビ系列 | 2003年7月1日 - 9月9日 | |
探偵学園Q | 日本テレビ系列 | 2007年7月3日 - 9月11日 | 2003年にTBSでアニメ化。 |
魔法先生ネギま! (ドラマ版) | テレビ東京系列 | 2007年10月3日 - 2008年3月26日 | タイトルは「MAGISTER NEGI MAGI 魔法先生ネギま!」。 2005年にアニメ化(アニメ版)。 その他OVA化などされている。 |
スミレ16歳!! | BSフジ | 2008年4月13日 - 6月29日 | 『マガジンSPECIAL』へ移籍後のドラマ化。 |
シバトラ | フジテレビ系列 | 2008年7月8日 - 9月16日 | 2009年、2010年にスペシャル版を放送。 |
BLOODY MONDAY | TBS系列 | 2008年10月11日 - 12月20日 2010年1月23日 - 3月20日 | |
ゴッドハンド輝 | 2009年4月11日 - 5月16日 | ||
ヤンキー君とメガネちゃん | 2010年4月23日 - 6月25日 | ||
ハンマーセッション! | 2010年7月10日 - 9月18日 | ||
山田くんと7人の魔女 | フジテレビ系列 | 2013年8月10日 - 9月28日 | 2015年にTOKYO MXでアニメ化。 |
アゲイン!! | MBS・TBS系列 | 2014年7月21日 - 9月22日 | |
賭博覇王伝零 (ドラマ版) | 日本テレビ系列 | 2018年7月15日 - 9月16日 | タイトルは「ゼロ 一攫千金ゲーム」。 |
コラボレーション・メディアミックスなど
当誌におけるメディアミックスの代表作として『魔法先生ネギま!』が挙げられ、アニメ・ドラマ化以外にもTVゲームやカードなど幅広いジャンルで活動している。また、また、かつてはエイベックスとのメディアミックスで『アソボット戦記五九』が連載されていた。また、創刊50周年記念として『週刊少年サンデー』との数々のコラボレーション企画が行われたほか、最近ではテレビ朝日のドキュメント番組『GET SPORTS』とのタイアップによる短編作品や女性アイドルグループ『AKB48』公認漫画作品『AKB49〜恋愛禁止条例〜』の連載が行われている。
約物の使用
作中の台詞表現において、句読点を原則として用いず、沈黙を表すリーダーも三点リーダー(…)ではなく二点リーダー(‥又は・・)を用いるという特色がある。この特徴は、マガジンSPECIALや月刊少年マガジン、週刊ヤングマガジン等の系列・派生誌でも見られる(一方、同じ講談社発行のモーニングとその系列誌では、一貫して三点リーダーが用いられている)。
また、『スクールランブル』と『新約「巨人の星」花形』の三点リーダーや『さよなら絶望先生』の木津千里の台詞にある句読点など、例外も存在する。
歴史
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2009年3月) |
- 1959年 - 1968年
- 1959年に創刊。当初は木曜日発売で定価は40円だったが、同年5号で30円に値下げ。キャッチコピーは同年14号から翌1960年26号まで「ゆめと希望の少年マガジン」だった。当初の主力作品は連続小説が大半を占めていたが、当時はまだヒット作には恵まれず、ライバルである『週刊少年サンデー』に水を空けられている状況が続いた。しかし1965年の「ハリスの旋風」を皮切りにマガジンの快進撃が始まり、「巨人の星」「あしたのジョー」の2大スポ根マンガで一気に少年雑誌としての地位を不動のものとした。その他にも「ゲゲゲの鬼太郎」「天才バカボン」なども連載を始め、1967年1月にはついに100万部を突破した。また大伴昌司の構成によるグラビア記事も人気に大きく貢献した。円谷プロの怪獣物テレビ番組「ウルトラQ」の怪獣を表紙に採用し、メディア・ミックスの先駆ともなった。
- 1969年 - 1977年
- 「キッカイくん」の連載を機にエログロナンセンスが用いられるようになり、それにともない読者の対象年齢も上昇。さらに1970年には「アシュラ」「ワル」「メッタメタガキ道講座」など多くの問題作が登場。さらに横尾忠則を表紙のデザイナーに迎えるなど、マガジンは『ガロ』に近い青年向けの雑誌となり、現在までに至るマガジンのイメージがほぼ確立されはじめる。大学生の間で「右手に(朝日)ジャーナル左手にマガジン」と言われたこともあった[1][2]。この影響は大きく、神奈川県児童福祉審議会が1970年32号を有害図書に指定。その後は1971年に「巨人の星」、1973年に「あしたのジョー」が終了したことなどからマガジンの勢いは徐々に下降。「あしたのジョー」などに変わる新たな主力作品としては「空手バカ一代」「愛と誠」「おれは鉄兵」「釣りキチ三平」などがスタートし、新たに篠山紀信によるアイドルのグラビア記事を導入するも、部数は伸び悩み、1973年に『週刊少年ジャンプ』に発行部数首位の座を奪われた。このため1975年1号より創刊以来親しまれた誌名ロゴを初めて大幅に変更するなどのリニューアルを行い巻き返しを図ったが、低迷からは思うように抜け出せなかった。
- 因みに1971 - 1973年には1971年に休刊した兄弟誌の『週刊ぼくらマガジン』を受け継ぐ形で「仮面ライダー」などの特撮・アニメヒーロー作品がいくつか掲載されているものの、ウルトラマンなどの空想特撮シリーズの頃のように表紙を飾ることはなく、またそれらのジャンルは当時創刊されていた『テレビマガジン』や学年誌の対象分野となりつつあったことから、以後その手の作品の掲載は控えられた。ただし、それらの中には「タイガーマスク」「デビルマン」といった後世に語り継がれる作品も存在している。
- 1978年 - 1988年
- 2度目の誌名ロゴ変更を行った1978年2号で創刊1000号到達。だがこの頃の『マガジン』は『ジャンプ』だけでなく、『サンデー』や『チャンピオン』の後塵をも拝する状態となっていたが、「翔んだカップル」のヒットによってラブコメ漫画が定着。「あした天気になあれ」「1・2の三四郎」「コータローまかりとおる!」などの新たな主力作品の登場と新体制により勢いを徐々に取り戻し、部数を回復させた。1982年には初の雑誌系オーディション企画「ミスマガジン」が開始され、同年26号からはイメージキャラクターのモグラ「ピモピモ」が登場する[1]。1983年には定期増刊『マガジンSPECIAL』の創刊とバイク漫画としては『マガジン』始まって以来の大ヒットとなる「バリバリ伝説」の連載開始。さらに創刊25周年の年である1984年に誌名ロゴを現在のバージョンに変更。1980年代後半には少年誌の部数で『サンデー』を再び抜き、2位となったが、首位の『ジャンプ』の背中はまだ遠く、差は開く一方だった。
- 1989年 - 1994年
- 平成時代の幕開けとなった1990年代前半は大ヒット作となる「金田一少年の事件簿」の連載が開始され、『マガジン』史上最も連載期間の長い[8]「はじめの一歩」、「シュート!」「オフサイド」「風のシルフィード」などのスポーツ漫画や、「湘南純愛組!」「カメレオン」「疾風伝説 特攻の拓」などのヤンキー漫画の分野でヒット作が続出。1990年代の第2次黄金期の基礎を築いた。しかし1990年代初頭に『ジャンプ』が発行部数600万部を突破したことなどもあってか、この頃のマガジンの健闘ぶりは当時は過小評価されがちで、スポーツものや不良ものに比重を重く置いたこの頃の誌面の内容には、「絞れば汗が出る」と揶揄する声も一部にはあった。同時期に開始した「BOYS BE…」や「将太の寿司」などインドア系の作品も長期連載作となった。1994年には草創期から長年に渡って『マガジン』で連載を続けていたちばてつやが、「少年よラケットを抱け」の連載終了をもって『マガジン』から離れている。
- 1995年 - 1999年
- 「金田一少年の事件簿」「はじめの一歩」「シュート!」などの看板漫画を擁する『マガジン』は、看板漫画を失った『ジャンプ』との差を徐々に縮め、1997年にはついに『ジャンプ』を抜き久々に発行部数首位の座を取り返す。この期間には「金田一少年の事件簿」「GTO」「サイコメトラーEIJI」などの看板・主力作品がドラマ化され、どれも高視聴率を記録し、そこから多くの読者を呼びこんだ。また、1998年から始まった「ラブひな」がヒットし、関連グッズも飛ぶように売れ、そのことが後の『マガジン』の路線に多大な影響を与えることとなる。さらに、それまでの『マガジン』としては珍しかった「RAVE」「SAMURAI DEEPER KYO」「GetBackers-奪還屋-」などのファンタジー漫画・アクション漫画が立て続けにヒット。まさしく第2次黄金期と言えるほどの、誌面の充実振りを見せた。
作品名 | 作者 | 原作者 | 備考 |
---|---|---|---|
はじめの一歩 | 森川ジョージ | TVアニメ化 | |
カメレオン | 加瀬あつし | OVAアニメ化 | |
シュート! | 大島司 | 実写映画、TVアニメ化 | |
BOYS BE… | 玉越博幸 | イタバシマサヒロ | TVドラマ化 |
金田一少年の事件簿 | さとうふみや | 天樹征丸 | TVドラマ、実写映画、TVアニメ化 |
将太の寿司 | 寺沢大介 | 実写ドラマ、TVアニメ化 | |
Harlem Beat | 西山優里子 | ||
新・コータローまかりとおる! 柔道編 | 蛭田達也 | 「コータローまかりとおる!」 時代に実写映画化 | |
へなちょこ大作戦Z | 西本英雄 | ||
脳みそプルン! | 川口憲吾 | ||
サイコメトラーEIJI | 朝基まさし | 安童夕馬 | TVドラマ化 |
Dreams | 川三番地 | 七三太朗 | |
GTO | 藤沢とおる | TVドラマ、実写映画、TVアニメ化 | |
哲也-雀聖と呼ばれた男 | 星野泰視 | さいふうめい | TVアニメ化 |
ラブひな | 赤松健 | TVアニメ化 | |
GetBackers-奪還屋- | 綾峰欄人 | 青樹佑夜 | TVアニメ化 |
SAMURAI DEEPER KYO | 上条明峰 | TVアニメ化 | |
RAVE | 真島ヒロ | TVアニメ化 | |
泣くようぐいす | 木多康昭 | ||
釣りに行こうぜ!! | 森一生 | ||
テルミ×テルミ×テルミ | 岡田鯛 | 佐木飛朗斗 | |
スノードルフィン | 大石知哉 | 有森丈時 |
- 2000年 - 2005年
- 2000年代に入ると、1990年代中 - 後期の第2次黄金期を支えた主力作品の休載・終了が目立つようになり、部数は徐々に下降していった。そして2002年5月20日、副編集長が大麻所持で逮捕されるという衝撃的な事件がおきる。弱り目に祟り目となった『マガジン』はこの1年で部数が急落し、8月には再び『ジャンプ』に首位の座を奪われてしまう。ちなみに捕まった元副編集長は、その後逮捕事件について自伝を出版している。2003年にはCLAMPを少年誌の『マガジン』本誌に引き抜き、「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」を連載するというサプライズを見せる。またこの年に「魔法先生ネギま!」の連載が開始され、同作のメディアミックスが盛んに行われた。2004年40号から作者目次コメントが開始される[1]。「ラブひな」ヒットの影響からか、「スクールランブル」を始めとした萌え系や恋愛漫画などが多く誌面に見られるようになった。これらと従来の連載陣に加えて、『サンデー』から移籍した久米田康治が「さよなら絶望先生」の連載を開始したり、巻末漫画として「もう、しませんから。」が定着するなど、ギャグ漫画の分野でも個性的なヒット作が登場した。
- 2006年 - 2014年
スポーツ漫画の新連載が大量に始まる。「巨人の星」のリメイク漫画、「新約「巨人の星」花形」の新連載が決定されたときは、テレビや新聞などの各種マスコミにも取り上げられた。ここ数年勢いがあった萌え系・ファンタジー系は最近はやや落ち着いてきている。その反面、「FAIRY TAIL」や「ダイヤのA」等のヒットこそあったものの部数の減少に歯止めはかからず、2007年には発行部数が200万部を下回る。2008年には50周年記念として様々な企画を行い、ライバル誌の『サンデー』と協力して異例のコラボレーションを見せた。- 2009年3月17日「少年サンデー・少年マガジン創刊50周年大同窓会」が東京で開催された。一方テレビドラマ化の乱発やGTOの続編にあたる「GTO SHONAN 14 DAYS」を連載する。2001年に連載が終了し、以降短期集中連載を行なっていた「金田一少年の事件簿」の定期連載を2012年に再開し、その続編となる「金田一少年の事件簿R」として通常連載する。また、これまで『ジャンプ』『サンデー』『チャンピオン』で連載を行っていた鈴木央が「七つの大罪」の連載を開始し、現在出版されている週刊少年漫画四誌すべてで連載を開始することになった[9]。この頃からスポーツ漫画の新連載が落ち着き、ジャンルが多種多彩になる。
- 2013年1号に「はじめの一歩」が週刊少年マガジン初となる連載1000回を達成し、同年には「魔法先生ネギま!」の続編にあたる「UQ HOLDER!」の連載を開始、2014年には「涼風」の続編にあたる「風夏」の連載を開始するが、出版不況や「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」「魔法先生ネギま!」「エアギア」「さよなら絶望先生」「エデンの檻」「君のいる町」などの人気作品の連載終了及び打ち切り、さらに新連載の短期打ち切りなどが影響し発行部数は下がり続け、2014年には120万部を下回った。2002年から『マガジン』で連載を続けていた山田恵庸が、「CHARON」の打ち切りをもって『マガジン』から離れる。
- 2015年 -
- 2015年1月7日、電子版の配信が開始されるが[10]、森川ジョージの作品や一部のグラビアは非掲載のため、紙版とは表紙や内容が異なる[11]。同年8月3日にはウェブコミックサイト『マガジンポケット』(以下:マガポケ)を開設。2016年は「聲の形」が映画化されたが、発行部数は引き続き下がり100万部を下回った。2017年には「エリアの騎士」「FAIRY TAIL」「金田一少年の事件簿」「ベイビーステップ」などの人気作品の連載が終了され、発行部数は引き続き下がり90万部を下回った。2018年には瀬尾公治の作品「風夏」が連載終了となるが、同作者による「ヒットマン」、大暮維人による「化物語」のコミカライズ版、Twitterで大反響を起こした「男子高校生を養いたいお姉さんの話」、真島ヒロによる新作「EDENS ZERO」が連載される他、パズル&ドラゴンズとのコラボイベントが行われている。
- 2019年にマガジンが創刊60周年を迎え、同年4・5合併号の紙版に「はじめの一歩」が連載30周年を迎えた。
- 他誌で連載を持っていた漫画家による連載もますます盛んに行われ、2015年には『週刊ヤングマガジン』で連載を行っていた和久井健が初の少年誌漫画となる「デザートイーグル」、『月刊少年ガンガン』で連載を行っていた大久保篤が「炎炎ノ消防隊」、『ジャンプ』で連載していた甲斐谷忍が22年ぶりの週刊少年誌漫画「無敵の人」、2016年には『サンデー』や『別冊少年マガジン』で連載していた雷句誠が「VECTOR BALL」、2018年には『ヤングガンガン』や『サンデー』で連載していた大高忍が「オリエント」の連載を開始している。
この節の加筆が望まれています。 |
連載作品
以下、2018年11月7日(2018年49号)現在連載中の作品。休載中の不定期連載作品も含む。
作品名 | 作者(作画) | 原作など | 開始号 | 備考 |
---|---|---|---|---|
はしめのいつほはじめの一歩 | もりかわ しよおし森川ジョージ | - | 1989年43号 | 電子版には未掲載 |
あひるのそらあひるの空 | ひなた たけし日向武史 | - | 2004年2・3合併号 | |
せいとかいやくいんとも生徒会役員共 | うしいえ とせん氏家ト全 | - | 2008年34号 | 『マガジンSPECIAL』より移籍 |
ななつのたいさい七つの大罪 | すすき なかは鈴木央 | - | 2012年45号 | |
ていすDAYS | やすた つよし安田剛士 | - | 2013年21・22合併号 | |
とめすていつくなかのしょドメスティックな彼女 | さすか けい流石景 | - | 2014年21・22合併号 | |
たいやのええすあくとつうダイヤのA act2 | てらしま ゆうし寺嶋裕二 | - | 2015年38号 | 「ダイヤのA」シリーズの続編 |
えんえんのしようほうたい炎炎ノ消防隊 | おおくほ あつし大久保篤 | - | 2015年43号 | |
せんりゆうしようしよ川柳少女 | いからし まさかす五十嵐正邦 | - | 2016年47号 | |
ふめつのあなたへ不滅のあなたへ | おおいま よしとき大今良時 | - | 2016年50号 | |
とうきようまんしりへんしやあす東京卍リベンジャーズ | わくい けん和久井健 | - | 2017年13号 | |
らんうえいてわらつてランウェイで笑って | いのや ことは猪ノ谷言葉 | - | 2017年26号 | |
かのしよおかりします彼女、お借りします | みやしま れいし宮島礼吏 | - | 2017年32号 | |
ことうふんのはなよめ五等分の花嫁 | はるは ねき春場ねぎ | - | 2017年36・37合併号 | |
まこさんはしんてもしりつしないマコさんは死んでも自立しない | ちた たいすけ千田大輔 | - | 2017年41号 | |
きしゆくかくこうのしゆりえつと寄宿学校のジュリエット | かねた ようすけ金田陽介 | - | 2017年43号 | 『別冊少年マガジン』より移籍 |
はけものかたり化物語 | おおくれ いと大暮維人(漫画) | にしお いしん西尾維新(原作) | 2018年15号 | 同作品のコミカライズ |
たんしこうこうせいをやしないたいおねえさんのはなし男子高校生を養いたいお姉さんの話 | ひてき英貴 | - | 2018年19号 | |
おりえんとオリエント | おおたか しのふ大高忍 | - | 2018年26号 | |
ひつとまんヒットマン | せお こうし瀬尾公治 | - | 2018年29号 | |
えてんすせろEDENS ZERO | ましま ひろ真島ヒロ | - | 2018年30号 | |
よるになるとほくは夜になると僕は | にのまえ かける一×(漫画) | ますこ ゆう益子悠(原作) | 2018年31号 | |
ふるうろつくBLUE LOCK | のむら ゆうすけノ村優介(漫画) | かねしろ むねゆき金城宗幸(原作) | 2018年35号 | |
きやんふらあすはれえとギャンブラーズパレード | なかやま あつし中山敦支(漫画) | こたか かすたか小高和剛(原作) | 2018年45号 | |
しちはこしゆうろくシチハゴジュウロク | ささこ みとも笹古みとも(漫画) | くとう てつたか工藤哲孝(原作) | 2018年48号 |
表紙について
- 創刊号の表紙を飾ったのは朝汐太郎。
- 初めて表紙を飾った連載漫画は『ちかいの魔球』(1961年39号)。
- 初めて単体で表紙を飾った(人間以外の)動物はイルカ(1961年47号)[1]。
- 1970年23号の表紙(『巨人の星』がメイン)は、マガジン史上唯一の白黒の表紙だった[1](2015年現在)。
- 1970年には、横尾忠則が表紙構成(デザイナー)を務めた号が存在する(前述の1970年23号の表紙デザイナーも横尾)[12][13]。横尾の起用を提案したのは大伴昌司であった[12]。
- 『ターミネーター2』や『ジュラシック・パーク』など、実写映画が表紙を飾ったことがある[14]。2002年11号の表紙(真島ヒロ画による『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』のイラスト)は、創刊以来初となる実写映画と人気漫画家のコラボレーション表紙となった[14]。
読者コーナー
1960年代後半にはダジャレやナンセンスギャグをメインとした「パンパカ学園」が人気だったが、1970年代に入ると「へんな学校」や「星一徹のモーレツ人生相談」があった。その後、「マイマガジン」や「マイマガ7」へと変遷し、少年誌の読者コーナーでは最もレベルの高い投稿センスを誇っていたが(編集長まで三段腹などが毎週ネタにされていた)、次第に「ジャンプ放送局」にその座を抜かれ、さらに2000年代には「サンデー青春学園」の影響もあり、「ピモピモ広場」を最後に現在は廃止されている。
なお、ピモピモ広場でマスコットキャラクターとして活躍していた、鉄腕アトムみたいな髪型に眼鏡をかけたキャラクターには「こく坊」という名がちゃんと存在し、「マイマガ7」から出演し続けていた(ただし、イラストレーターは交代している)知られざる長寿キャラクターであった。流れとしては、ハル坊だけが編集長などと競演→こく坊が途中参戦し、ハル坊とこく坊のコンビで活躍→ハル坊がフェードアウトしてこく坊のみ、となる。
2008年に連載していたルポ漫画『発掘!マガジン野郎!!』にて、2人とも実在人物であることが判明しており、こく坊のモデルは小久保さんであった。ただし、ハル坊と実在のモデルは似ても似つかない。
歴代編集長
牧野武朗(1959年 - 1964年)
井岡秀次(1964年 - 1965年)
内田勝(1965年 - 1971年)
宮原照夫(1971年 - 1980年)
三樹創作(1980年 - 1986年)
五十嵐隆夫(1986年 - 1997年)
野内雅宏(1997年 - 2004年)
工富保(2004年 - 2005年)
森田浩章(2005年 - 2013年)
菅原喜一郎(2013年 - 2017年)
栗田宏俊(2017年 - 在職中)
発行部数
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2009年3月) |
- 1959年 20万5000部(創刊号)[1]
- 1968年新年増大号 120万部[15]
- 1970年3号 150万部[16]
- 1995年 436万部(本誌の最高記録)
- 1998年 425万部
- 2000年 405万部
- 2001年 380万部
- 2002年 364万部
- 2003年 319万部
- 2004年 272万部
- 2005年 236万部
- 2006年 215万部
- 2007年 187万部
- 2008年 178万部
2008年16号時点での本誌累計発行部数は約45億5000万部である[1]。
1〜3月 | 4〜6月 | 7〜9月 | 10〜12月 | |
---|---|---|---|---|
2008年 | 1,755,000 部 | 1,720,000 部 | 1,691,667 部 | |
2009年 | 1,664,167 部 | 1,633,334 部 | 1,614,616 部 | 1,593,637 部 |
2010年 | 1,571,231 部 | 1,565,000 部 | 1,556,250 部 | 1,551,819 部 |
2011年 | 1,529,693 部 | 1,491,500 部 | 1,489,584 部 | 1,472,084 部 |
2012年 | 1,447,500 部 | 1,436,017 部 | 1,412,584 部 | 1,404,834 部 |
2013年 | 1,376,792 部 | 1,357,000 部 | 1,324,209 部 | 1,308,117 部 |
2014年 | 1,277,500 部 | 1,245,417 部 | 1,211,750 部 | 1,192,267 部 |
2015年 | 1,156,059 部 | 1,127,042 部 | 1,107,840 部 | 1,085,110 部 |
2016年 | 1,038,450 部 | 1,015,659 部 | 995,017 部 | 986,017 部 |
2017年 | 964,158 部 | 932,713 部 | 883,804 部 | 840,667 部 |
2018年 | 815,458 部 | 791,833 部 | 760,917 部 |
価格の変遷
創刊号以外は20号時点の値段。消費税導入以降は税込み価格。
- 創刊号 40円
- 1960年 30円
- 1961年 - 1963年 40円
- 1964年 - 1966年 50円
- 1967年 - 1969年 60円
- 1970年 70円
- 1971年 80円
- 1972年 90円
- 1973年 100円
- 1974年 - 1975年 130円
- 1976年 150円
- 1977年 - 1980年 170円
- 1981年 - 1988年 180円
- 1989年 - 1990年 190円
- 1991年 - 1994年 200円
- 1995年 - 1997年 210円
- 1998年 220円
- 1999年 - 2004年 230円
- 2005年 - 2006年 240円
- 2007年 - 2008年 250円
- 2009年 - 2015年 260円
- 2016年 - 270円
講談社コミックスマガジン
単行本は講談社コミックスレーベルで発行される。通称少年マガジンコミックス。コード番号はKCM406から振られているが、これは1~405までの番号はKCMの前身であるKCが使用しているからである。
- デザインの特徴は、初代では表紙の上部に「Kodansya Comics マガジン」の表記が使用され、背表紙にはKとCの間にマガジンと黒文字と黄色のバックが使用された。
- 1984年の2代目では、現在(2011年)にも雑誌のロゴマークとして使われているピモピモを使用し、「SHONEN MAGAZINE COMICS」と表記され、斜め向きの旗風のデザインを1995年頃まで使用した。現在連載中の作品では「はじめの一歩」のみ使用し続けている。
- 1996年頃から、デザインを一新し、KCロゴとマガジンの旗印の「MAGAZINE」を組み合わせたデザインを採用。KC部分の色が作家によって自由に指定ができるようになっている。現在も使用されている。
- 2008年時点で、累計約10億部が発行されている[1]。
- 2008年時点で最大の発行部数の巻は、『金田一少年の事件簿』第1巻の約275万部[1]。
- 節目の通番は以下のとおり。
通番 | 作品 | 巻 |
---|---|---|
1番(KC1) | ハリスの旋風 | 1巻 |
406番(KCM406) | 別冊天才バカボン | 2巻 |
500番(KCM500) | 多羅尾伴内 七つの顔をもつ男 | 1巻 |
1000番(KCM1000) | あした天気になあれ | 19巻 |
1500番(KCM1500) | あした天気になあれ | 47巻 |
2000番(KCM2000) | 欠番[1] | |
2500番(KCM2500) | 欠番[1] | |
3000番(KCM3000) | 欠番[1] | |
3500番(KCM3500) | 欠番[1] |
増刊号
- 週刊少年マガジン増刊号
派生誌およびウェブコミック誌
本誌と同一の編集部
マガジンSPECIAL(2017年に休刊)- 別冊少年マガジン
マガジンドラゴン(本誌増刊)
マガジンワンダー(本誌増刊)
本誌と別の編集部
- 月刊少年マガジン
- 週刊ヤングマガジン
- 月刊ヤングマガジン
週刊ぼくらマガジン(1971年に廃刊)
ヒーローマガジン(1990年に休刊)
マンガ雑誌アプリ
マンガボックス(本誌と同じ講談社コミックスレーベル。編集長は元本誌編集者の樹林伸。)- マガジンポケット(詳細は下記を参照。)
マガジンポケット
2015年8月3日より講談社が配信するウェブコミック配信サイトおよび同名の漫画アプリ。略称は『マガポケ』
マガポケオリジナル作品の連載はもちろん、マガジンや別マガなど講談社各誌の連載中作品の並行連載、過去の人気作品の再掲などをしている。大半の再掲作品はマガジンの作品だが、一部青年誌からの再掲も含まれている。
閲覧は無料であり、大半の作品が毎週更新だが、一部月1更新・隔週更新の作品も存在する。
ただし、閲覧期間が過ぎたエピソードは読むことが出来ない。
単行本のレーベルはマガポケオリジナル作品はマガジンポケットKCで発行されており、移籍作品は移籍元と同様のレーベルで継続されている。
『マガジン』紙版2018年32号が平成30年7月豪雨による影響で一部地域にて未発送となっていることから無料での公開が同年7月20日から31日まで実施された[17]。
マガジンポケットの連載作品一覧
オリジナル作品、再掲作品含む、曜日別五十音順
月曜日
異常者の愛(千田大輔)
EDENS ZERO(真島ヒロ)
MFゴースト(しげの秀一)
おくることば(町田とし子)※隔週連載
怪物王女ナイトメア(光永康則)※怪物王女の続編、隔週連載
君が僕らを悪魔と呼んだ頃(さの隆)
五等分の花嫁(春場ねぎ)
THE KING OF FIGHTERS〜A NEW BEGINNING〜(原作:SNK、漫画:あずま京太郎)※KOF XIVのコミカライズ、月刊少年シリウスとの並行連載、隔週連載
しずまれ! ヴィンセント(かいれめく)※隔週連載
将棋の渡辺くん(伊奈めぐみ)※月1連載
少年睡魔と今日も夜ふかし(城戸みつる)
将来的に死んでくれ(長門知大)※月1連載
進撃の巨人(諫山創)※月1連載
ダイヤのA actII(寺嶋裕二)
ひかり!出発進行(水井麻紀子)
不滅のあなたへ(大今良時)
僕の彼女は最高です!(原作:伊織、漫画:髙田タカミ)※月1連載
マコさんは死んでも自立しない(千田大輔)
YJKの異常な愛情(高橋コウ)※隔週連載
陽子さん、すがりよる。(スズモトコウ)
火曜日
あなたソレでいいんですか(前田悠)※隔週連載
イジらないで、長瀞さん(ナナシ)※隔週連載
怪物王女(光永康則)※隔週連載
寄宿学校のジュリエット(金田陽介)
櫛山石尾の凶器録(下田将也)
クロハと虹介(原作:成田良悟、漫画:白梅ナズナ)※隔週連載
決闘裁判(宮下裕樹、企画協力:後藤一信)
JJM 女子柔道部物語(脚色・構成・作画:小林まこと、原作:恵本裕子)
シバトラ(原作:安童夕馬、漫画:朝基まさし)
ストーカー行為がバレて人生終了男(原作:門馬司、漫画:芥瀬良せら)
創世のタイガ(森恒二)
トモダチゲーム(原作:山口ミコト、漫画:佐藤友生)※月1連載
ひゃくえむ(魚豊)
Fate/Grand Order -turas realta-(原作:TYPE-MOON、漫画:カワグチタケシ)- Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 亜種特異点III 屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負(原作:TYPE-MOON、漫画:渡れい)
BLUE LOCK(原作:金城宗幸、漫画:ノ村優介)
暴虐のコケッコー(須崎洋輔)※隔週連載
ポンコツンデレな幼馴染(海月れおな)
魔女狩りの現代教典(刀坂アキラ)※隔週連載
見上げると君は(小堀真)※隔週連載
UQ HOLDER!(赤松健)※月1連載
ランウェイで笑って(猪ノ谷言葉)
水曜日
あかまつ(作井ルビ)※月1連載
アゲイン!!(久保ミツロウ)
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(原作:むらさきゆきや、漫画:福田直叶、キャラクター原案:鶴崎貴大)※隔週連載
エア・ギア(大暮維人)
お嬢様の僕(田口ホシノ)※隔週連載
我間乱(中丸洋介)
ギャンブラーズパレード(原作:小高和剛、作画:中山敦支)
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(原作:天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや 漫画:船津紳平)※金田一少年の事件簿のスピンオフ作品
小林少年と不逞の怪人(原作:江戸川乱歩、漫画:上条明峰)
シチハゴジュウロク(原作:工藤哲孝、漫画:笹古みとも)
世界か彼女か選べない(内山敦司)※月1連載
絶望の楽園(原作:tos、漫画:オギノユーヘイ)
男子高校生を養いたいお姉さんの話(英貴)
とんずらごはん(義元ゆういち)
29歳独身中堅冒険者の日常(奈良一平)※月1連載
はじめしゃちょーのユーチューバーな日常(漫画:桂シリマル、協力:はじめしゃちょー)
バトル・アリーナ(企画・原案:栗原純也、漫画:皆本形介)
ヒットマン(瀬尾公治)
FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST(ネーム原作:真島ヒロ、作画:上田敦夫)※FAIRY TAILの続編
プラスカノジョ+α(原作:プラカノプロジェクト、漫画:須賀達郎)
BLOODY MONDAY(原作:龍門諒、漫画:恵広史)
万楽えねのV-tuberイってみようヤってみよう!(万楽えね)※隔週連載
りぶねす(堂本裕貴)
木曜日
あひるの空(日向武史)
荒ぶる季節の乙女どもよ。(原作:岡田麿里、漫画:絵本奈央)※月1連載
ガタガールsp. 阿比留中生物部活動レポート(小原ヨシツグ)※隔週連載
かつて神だった獣たちへ(めいびい)※月1連載
我間乱 -修羅-(中丸洋介)
コンビニお嬢さま(松本明澄)
生徒会役員共(氏家ト全)
DAYS(安田剛士)
たのしいたのししま(大沖)※月1連載
ナヴァグラハ(原作:小野大輔・近藤孝行、脚本:小林裕和、作画:塩沢天人志)
化物語(原作:西尾維新、漫画:大暮維人)
100万の命の上に俺は立っている(原作:山川直輝、漫画:奈央晃徳)※月1連載
FAIRY TAIL ハッピーの大冒険(原作:真島ヒロ、漫画:坂本憲司郎)※FAIRY TAILのスピンオフ作品
放課後の拷問少女(BOKU)
ボンボンTVのユーチューバーな日常(漫画:桂シリマル、協力:ボンボンTV)
ヤンキー君とメガネちゃん(吉河美希)
金曜日
A-BOUT!(市川マサ)
いじめるヤバイ奴(中村なん)
異世界支配のスキルテイカー ゼロから始める奴隷ハーレム(原作:柑橘ゆすら、漫画:笠原巴、キャラクター原案:蔓木鋼音)※隔週連載
インフェクション(及川徹)※週刊少年マガジンより移籍
怪病医ラムネ(阿呆トロ)
我楽多郷の借金ガール(三枝えま)※隔週連載
君が死ぬ夏に(大柴健)※月1連載
GE〜グッドエンディング〜(流石景)
純とかおる(二駅ずい)※月1連載
川柳少女(五十嵐正邦)
育てち魔おう!(飯島浩介)
丹沢すだちが此処にイル!(額縁あいこ)※月1連載
中華一番!極(小川悦司)※中華一番!の続編、隔週連載
This Man〜その顔を見た者には死を〜(原作:花林ソラ、漫画:恵広史)
ハチ子とご主人様(水井麻紀子)
ハピネス(押見修造)※月1連載
微妙に優しいいじめっ子(もすこ)
FAIRY TAIL CITY HERO(原作:真島ヒロ、漫画:安東汐)
よすがシナリオパレェド(原作:三田誠、漫画:川﨑宙)
夜になると僕は(原作:益子悠、漫画:一×)
リアルアカウント(原作:オクショウ、漫画:渡辺静)※月1連載
土曜日
ありがタイツ!(ぐらんで)
アリシアさんのダイエットクエスト(藤原あおい)※月1連載
アルスラーン戦記(原作:田中芳樹、漫画:荒川弘)
EAT-MAN COMPLETE EDITION(吉富昭仁)
炎炎ノ消防隊(大久保篤)
クロマティ高校 職員室(ネーム原作:野中英次、作画:井野壱番)※隔週連載
白聖女と黒牧師(和武はざの)
じぇいけぇゆ(中川沙樹)
超能力少女も手に負えない!(中村力斗)※月1連載
デスラバ(原作:カズタカ、漫画:智弘カイ
東京卍リベンジャーズ(和久井健)
トッキュー!!(原作:小森陽一、漫画:久保ミツロウ)
非常勤勇者 裸の中年リーマン、異世界を救う(チャン)
フェチップル〜僕らの純粋な恋〜(るり原ズラチー)
変身したらヤリ放題! -マニアック・ウルフ-(中西やすひろ)
水は海に向かって流れる(田島列島)※月1連載
日曜日
赤ずきんの狼弟子(茂木清香)※月1連載
赫のグリモア(A-10)※月1連載
エデンの檻(山田恵庸)
オリエント(大高忍)
隠れオタクの恋愛戦略(大場玲耶)※隔週連載
彼女、お借りします(宮島礼吏)
恋ニ非ズ(佐藤友生)
殺人猟団 ‐マッドメン‐(長田龍伯)
絶対秘密の機械少女(稲葉誠)
ゾッとしない遠子内さん(船野真帆)
テンジュの国(泉一聞)※月1連載
ドメスティックな彼女(流石景)
ナリカワリ(原作:長田トヒキ、漫画:オオイシヒロト)
ふらいんぐうぃっち(石塚千尋)※月1連載
マグナムリリィ(阿部伶)※作者体調不良のため、無期限休載
マガジンポケットの連載終了作品
雨下雫は汗がすき(山口アキ)
オークが犯してくれない!(川中康嗣)
落ちてるふたり(西原梨花)※隔週連載
お姉さんは無精者(多治見尚哉)※隔週連載
改造公務員リーパーズ(原作:田中鹿輔、漫画:井上菜摘)
キスアンドクライ(日笠希望)
ギャル☆クリ!(ラムネ村シュワ太)
金田一少年の事件簿R(原作:天樹征丸、漫画:さとうふみや)
クラスに彼女が2人いる。(永野マチ)
殺人予告はあの頃(伊藤イット)
進撃!巨人高校 〜青春!となりのマーレ学園〜(原作:諫山創 漫画:中川沙樹)※進撃の巨人のスピンオフ作品、月1連載
青春奇人伝! 240学園(原案:西尾維新、漫画:柴もち)※月1連載
先生、好きです。(三浦糀)※週刊少年マガジンより移籍
徒然チルドレン(若林稔弥)
広瀬くんの真ん中で(福原たかや)
星野、目をつぶって。(永椎晃平)
僕たちは元気です(摺澤翔)
僕は殺人犯、生きる価値証明します(すぎやま俊人)※月1連載
無敵の人(甲斐谷忍)※週刊少年マガジンより移籍
ランカーズ・ハイ(中島諒)※週刊少年マガジンより移籍
脚注
- ^ abcdefghijklmno「MAGAVIA 50 週刊少年マガジンのトリビア50選」『週刊少年マガジン』2008年16号。
^ 2004年からは『もう、しませんから。』→『ちょっと盛りました。』がそれにあたる。
^ 『別マガ』班長は今日も困っている。 掲載順はいかにして決まるか(H本)
^ 『神to戦国生徒会』などが挙げられる。
^ なお、ヒロユキの実姉は恵広史であり、現在二人揃って別の作品で連載を行なっている。
^ アニメ版の制作局は讀賣テレビ放送
^ アニメ版の制作局はフジテレビ
^ (続編が連載途中でマガジンSPECIALに移動した『コータローまかりとおる!』は除く)
^ 生存している漫画家で「四大週刊少年漫画誌」だけに限ればつのだじろうと小林よしのり、永井豪が該当する。三人は現在休刊となっている『週刊少年キング』でも連載を行っているが、つのだじろうは『ジャンプ』、小林は『サンデー』での定期連載を行っていない。永井のみ当時の5つの週刊連載誌全てに同時連載した記録を持つ。なお、『キング』を含めた「五大週刊少年漫画誌」すべてで連載を行った漫画家として手塚治虫や赤塚不二夫がいる。
^ “講談社、全漫画雑誌を紙と同時に電子化へ 「ヤングマガジン」など3誌からスタート”. ITmedia NEWS (2015年1月5日). 2017年3月9日閲覧。
^ 『月刊少年マガジン』では川原正敏も同様の方針を取っている。
- ^ ab『怪獣博士!大伴昌司「大図解」画報』河出書房新社、2012年、109-111頁。ISBN 978-4-309-72796-7。
^ 70年代の週刊少年マガジン、横尾忠則そして大伴昌司、まんだらけ 札幌店 ヴィンテージ 毎日入荷情報、2012年10月30日 21:00:00。
- ^ ab週刊少年マガジンの表紙に特別イラスト、スポニチアネックス、2003年2月11日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
^ 『週刊少年マガジン』1968年14号。(週刊少年マガジン(編集)『少年マガジンの黄金時代 特集・記事と大伴昌司の世界』講談社、2008年、59頁。ISBN 978-4-06-364731-0。)
^ 『週刊少年マガジン』1970年2号、3号。(『少年マガジンの黄金時代 特集・記事と大伴昌司の世界』62-64頁)
^ “週刊少年マガジン32号を特別無料公開へ、豪雨の影響で届けられずにいる地域のため”. コミックナタリー (2018年7月19日). 2018年7月23日閲覧。
関連項目
- 週刊少年マガジン連載作品の一覧
- 週刊少年マガジン新人漫画賞
講談社スーパーキャラクターフェスティバル(Kフェス) - 講談社主催のイベント
新少年快報 台湾で発売されている週刊少年漫画雑誌。少年マガジン連載作品を多く連載している。
外部リンク
- 週刊少年マガジン公式サイト
週刊少年マガジン公式 (@shonenmagazine1) - Twitter
- マガジンポケット公式サイト
講談社 マガジンポケット(マガポケ)公式@7月9日オリジナル単行本発売! (@magapoke) - Twitter
ニコニコの少年マガジン - ニコニコ静画
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