宮内庁式部職





式部職(しきぶしょく)は、宮内庁の内部部局のひとつである。




目次






  • 1 事務


  • 2 職員


    • 2.1 式部官長


    • 2.2 式部副長


    • 2.3 式部官




  • 3 楽部


  • 4 御料鵜飼


  • 5 歴代式部官長


  • 6 出典


  • 7 関連項目


  • 8 外部リンク





事務


式部職の事務については宮内庁法第7条 が根拠。



  • 儀式に関すること

  • 交際に関すること


  • 雅楽に関すること



職員



式部官長


式部職の責任者。



式部副長


皇室の儀式担当と国際親善担当の計2名が置かれる。特に後者は外務省出身者が起用される。



式部官


式部官のうち、宮内庁長官の定める3名は、それぞれ命を受けて、儀式、交際及び雅楽に関する事務を分掌する。



楽部
















宮内庁楽部


庁舎内の舞台

宮内庁楽部



庁舎内の舞台




雅楽の演奏・演舞を担当しているが、宮中晩餐会などで演奏される洋楽も担当している。


雅楽は重要無形文化財であり、楽部の首席楽長、楽長、楽長補、楽師は、重要無形文化財雅楽の技能保持者(総合認定)である。


かつては、楽家の東儀氏、上氏、薗氏等の世襲職であった。



御料鵜飼


鵜飼いは日本の伝統的漁法であるが、一部宮内庁の保護で行われているものが存在し、鵜匠には宮内庁式部職鵜匠として国家公務員の身分が認められている。詳細は長良川鵜飼、小瀬鵜飼を参照。



歴代式部官長


宮内府が短い年間設置された当時、1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)頃は、「式部寮」であり責任者は「式部頭(しきぶのかみ)」であった[1]















































































































氏名 在任期間 備考
式部頭
-
松平康昌[1]

1947年(昭和22年)03月27日 - 1947年(昭和22年)05月02日

親任官待遇
1947年(昭和22年)05月03日 - 1949年(昭和24年)05月31日

式部官長
1 松平康昌 1949年(昭和24年)06月01日 - 1957年(昭和32年)01月04日(亡)
2 原田健(英語版)
1957年(昭和32年)02月01日 - 1968年(昭和43年)09月10日(願)

3 島重信 1968年(昭和43年)09月10日 - 1973年(昭和48年)01月16日(願) 姓は島
4 湯川盛夫 1973年(昭和48年)01月16日 - 1979年(昭和54年)08月14日(願)
5 安倍勲 1979年(昭和54年)08月14日 - 1989年(平成元年)06月20日(願)
6 角谷清 1989年(平成元年)06月20日 - 1995年(平成07年)09月08日(願)
7 渡邉允 1995年(平成07年)09月08日 - 1996年(平成08年)12月12日

8 苅田吉夫 1996年(平成08年)12月12日 - 2003年(平成15年)07月08日(願)
9 川島裕 2003年(平成15年)07月08日 - 2007年(平成19年)06月15日

10 原口幸市 2007年(平成19年)06月15日 - 2009年(平成21年)10月04日(亡)
- (肥塚隆) 2009年(平成21年)10月08日 - 2009年(平成21年)10月20日 式部官長事務代理(式部副長)
11 河村武和 2009年(平成21年)10月20日 - 2012年(平成24年)09月01日(願)
12 小田野展丈 2012年(平成24年)09月01日 - 2014年(平成26年)09月01日(願)
13 河相周夫 2014年(平成26年)09月01日 - 2015年(平成27年)05月01日

14 秋元義孝 2015年(平成27年)05月01日 -


出典




  1. ^ ab印刷局, ed (1947) (preview). 各庁職員抄録. 印刷局. pp. 12-13. NDLJP:1078939. http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1078939/8. 




関連項目




  • 東儀秀樹 - デビュー前は楽部に在籍していた。


  • 歌会始 - 式部職が担当する行事。



外部リンク


  • 宮内庁ホームページ








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