暗殺







リンカーン大統領の暗殺を描いた絵画(米国)




ガンディー・暗殺されたインドの政治家




金玉均・暗殺された李氏朝鮮の政治家




ジョン・レノン・イングランド出身の音楽家、銃弾を受け死去




坂本龍馬・幕末の英雄、盟友の中岡と共に死去


暗殺(あんさつ)とは、主に政治的、宗教的または実利的な理由により、要人殺害を密かに計画・立案し、不意打ちを狙って実行する殺人行為(謀殺)のこと[1]




目次






  • 1 概説


  • 2 暗殺事件の一覧


  • 3 暗殺未遂事件の一覧


  • 4 国家による暗殺


  • 5 有名な暗殺疑惑


  • 6 脚注


  • 7 関連項目





概説


通常は、一般市民がこれを行なえば「違法な行為である」とされているが、国家自体が軍隊や警察の特殊部隊、または諜報機関の工作員などに殺害を命じ、実行する例も多い。独裁体制国[2]、またアメリカ合衆国、ロシア連邦、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国は、常にその噂が絶えない国家である。さらに、イスラエルは暗殺の手段を選ばない上に合法化まで打ち出している。


強権政治を行う国家が行なう暗殺は、権力者側によりそう視点では、反対派・反体制派に対する弾圧・粛清的な面が強いという。


歴史的に見ると、横暴・強権的な権力者、国家元首、皇帝などに対して暗殺が計画されてきた事例は枚挙にいとまがない。
古代ローマのカエサル暗殺[3]、ナポレオン暗殺未遂事件、第二次世界大戦中のヒトラー暗殺計画などのように、独裁者・暴君・犯罪者を、政治的・宗教的あるいは人々の幸福、という理由から殺すことの可否は、暴君放伐論(モナルコマキ)としてヨーロッパ政治思想のひとつとして論争が続けられてきた。


権力者に対する暗殺というのは、(ヒトラー暗殺計画、ナポレオン暗殺計画、カエサル暗殺計画のように、純粋に)特定人物をこの世に存在しなくさせること、何らかの具体的な行動を完全に阻止すること、その人物の影響力を完全に排除したりすることが基本である。暗殺が漠然と関係者に恐怖を与えることを目的とするならば、いわゆるテロと重なり合うこともある。ただし、無差別テロは特定要人の殺害ではなく社会全体を恐怖させるのが目的であるため、その結果要人が巻き込まれて死亡したとしても暗殺には含めない。


なお、暗殺時には、暗殺を行なったという証拠を残さないようにし、「ひき逃げ」などの「事故」や「自殺」に偽装することで警察などの捜査機関を欺いたり、または「薬殺」で「病死」を偽装することもあるとされており、このような偽装は工作員が基礎訓練期間中に読むマニュアル等にもごく普通に書かれている基本的な方法論だという。


そのため、権力を争っている要人などの事故死や自殺があると、(犯人や黒幕とされている人物を除き)「あれは偽装された暗殺ではないか?」との疑念がつきまとうことになり、あまりに疑わしいと、陰謀の可能性を疑う説を声高に唱える人も出てくる。何かしら証拠が出てくれば暗殺だったと決着もつくが、そのような説が流布したわりに具体的な証拠が出てこないと、「陰謀だとするのは陰謀論だろう」とする説も出てくることがある。またケネディ大統領暗殺事件の様に、暗殺の事実や犯人が公になっている事件についても、実は他に真犯人や黒幕が存在するのではないかとの疑惑が持たれるケースもある。


工作機関の工作員などの場合は、そもそも証拠を残さないようにすることを職務としてそのための訓練を受けており、それを完璧に行なうことで収入を得ているのであり、実行時に何かしらミスでもしないかぎり、一般人からすれば、ただの事故死と偽装された暗殺を区別する証拠は存在しない(陰謀と陰謀論を区別するための決定的な証拠は、原則的には残っていない)ということになり、結局、一般人からすれば(犯人とされている人物以外にとっては)どれだけ議論しても、本当に暗殺(陰謀)なのか、暗殺ではなく単なる濡れ衣(陰謀論)なのかは、基本的に結論がでない、決定できない、いわゆる「宙ぶらりん」の状態に置かれる構造になっている。あるいは暗殺が行なわれたことは確かだと判明した場合でも、その犯人や黒幕は一体誰なのかということがいつまでも判明しない、ということもしばしば起きる(失踪し遺体が見つからない場合は容疑者さえ分からない)。



暗殺事件の一覧




暗殺未遂事件の一覧




  • 紀元前685年 - 管仲が桓公暗殺未遂。


  • 紀元前450年頃 - 豫譲による二度の趙無恤(趙襄子)暗殺未遂。


  • 紀元前227年 - 荊軻による始皇帝暗殺未遂。


  • 紀元前218年 - 張良が博浪沙で始皇帝暗殺未遂。


  • 622年 - ムハンマド暗殺未遂事件。


  • 1185年(文治元年10月) - 土佐坊昌俊が源頼朝の命により、その弟・源義経を襲撃。


  • 1290年4月19日(正応3年3月) - 浅原事件。浅原為頼父子3人が、伏見天皇暗殺のため夜に御所を襲撃したが、女孺の機転で天皇は逃亡。浅原父子はその場で自害した。


  • 1400年 - イングランド王ヘンリー4世暗殺未遂事件。1月の公現祭で実行するはずだったが計画が露見、元エクセター公ジョン・ホランドと元サリー公トマス・ホランド、ソールズベリー伯ジョン・モンタキュート、元グロスター伯トマス・ル・ディスペンサーら4人が処刑された。


  • 1415年 - サウサンプトンの陰謀事件(英語版)。イングランド王ヘンリー5世を暗殺してマーチ伯エドマンド・モーティマーを即位させる陰謀だったが、マーチ伯がヘンリー5世へ通報したため失敗、ケンブリッジ伯リチャード・オブ・コニスバラらが処刑された。


  • 1478年4月26日 - パッツィ家の陰謀。メディチ家の転覆を狙い、フィレンツェ貴族パッツィ家が起した事件。大聖堂でミサの最中に襲われロレンツォ・デ・メディチは傷を負いながらも難を逃れたが、弟のジュリアーノは凶刃に倒れた。この事件の影には、ローマ教皇シクストゥス4世との関係悪化があり、その後の教皇国・ナポリ王国との戦争に発展した。


  • 1570年6月22日(元亀元年5月19日) - 織田信長が甲津畑で狙撃される。犯人は六角義賢の配下杉谷善住坊(3年後に鋸挽きの刑に処せられる)。


  • 1590年(天正18年) - 義姫(保春院)による実子・伊達政宗毒殺未遂事件。但し当時代の根本史料による裏付けはなく、代わりに事件があったとされる時期の直後も良好な母子仲をうかがわせる史料があることから事件の存在自体を疑問視する説もある。


  • 1605年11月15日 - イングランド王ジェームズ1世爆殺未遂(火薬陰謀事件)。犯人はロバート・ケイツビー、ガイ・フォークスらカトリック過激派。


  • 1622年(元和8年) - 宇都宮城釣天井事件。下野国宇都宮藩主で江戸幕府老中本多正純が、宇都宮城に釣天井を仕掛けて第2代将軍徳川秀忠の暗殺を図ったなどの嫌疑を掛けられ失脚した。


  • 1696年 - ウィリアム3世暗殺未遂事件。ジャコバイトがイングランド王ウィリアム3世暗殺を図ったが、露見して失敗。


  • 1800年12月24日(19時15分) - ナポレオン爆破暗殺未遂。爆弾テロにより8人即死、負傷28人、家屋46戸損壊。通称「地獄の仕掛け事件」(サン・ニケーズ街テロ事件)。ジャコバン派が疑われたが、王党派が黒幕。


  • 1821年5月24日(文政4年4月23日) - 盛岡藩士下斗米秀之進(変名:相馬大作)による弘前藩主津軽寧親暗殺未遂事件(相馬大作事件)


  • 1862年2月13日(文久2年1月15日) - 老中安藤信正暗殺未遂事件(坂下門外の変)。犯人は尊攘派水戸浪士。


  • 1868年1月1日(慶応3年12月7日) - 紀州藩士三浦休太郎が海援隊士らに襲われる(天満屋事件)。新選組が護衛についており、襲撃側1名斬死、新選組2名死亡するも、三浦は無事。

  • 1868年1月12日(慶応3年12月18日) - 二条城から帰還途上の新選組局長・近藤勇が銃撃を受ける。犯人は高台寺党残党の篠原泰之進・阿部十郎ら。護衛の隊士2名が斬死。これに先立ち、阿部・佐原太郎・内海次郎の3名が近藤妾宅に沖田総司を襲うも、不在。

  • 1868年3月23日(慶応4年2月30日) - イギリス公使ハリー・パークス暗殺未遂事件。犯人は攘夷思想を持つ朝廷御親兵・三枝蓊及び朱雀操。騎兵9名重軽傷。後藤象二郎により朱雀は斬死、三枝は捕縛。


  • 1870年1月21日(明治2年12月20日) - 中弁江藤新平暗殺未遂事件。犯人は佐賀藩下卒6名。


  • 1874年1月14日 - 右大臣岩倉具視暗殺未遂事件(喰違の変)。犯人は征韓派高知県士族。


  • 1882年4月6日 - 板垣退助暗殺未遂事件(岐阜事件)。犯人は相原尚褧(あいはらなおぶみ)。


  • 1889年10月18日 - 外務大臣大隈重信暗殺未遂事件。犯人は玄洋社社員、来島恒喜。


  • 1891年5月11日 - ロシア皇太子ニコライ暗殺未遂事件(大津事件)。犯人は滋賀県警巡査津田三蔵。


  • 1918年8月30日 - ロシア共産党指導者ウラジーミル・レーニン暗殺未遂事件。


  • 1923年12月27日 - 摂政宮裕仁親王(昭和天皇)暗殺未遂事件(虎ノ門事件)。犯人は共産主義者、難波大助。


  • 1930年11月14日 - 濱口雄幸暗殺未遂事件。犯人は佐郷屋留雄。東京駅にて。


  • 1931年10月 - 秘密結社「桜会」によるクーデター未遂事件(十月事件)。首相若槻禮次郎、外相幣原喜重郎らの斬殺を図る。


  • 1932年1月8日 - 昭和天皇暗殺未遂事件(桜田門事件)。犯人は朝鮮人、李奉昌。


  • 1935年11月1日 - 国民党政府行政院長汪兆銘暗殺未遂事件。抗日テロリストにより銃弾三発を受け重傷。一命をとりとめたものの、44年この時の傷が元で死亡した。


  • 1943年3月13日 - アドルフ・ヒトラー暗殺未遂事件。ドイツ軍参謀本部ヘニング・フォン・トレスコウ少将の伝令将校ファビアン・フォン・シュラーブレンドルフによる爆破暗殺未遂。この頃からヒトラー暗殺計画は進行する。


  • 1944年7月20日 - ヒトラー暗殺未遂事件。首謀者はドイツ陸軍のクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐。エルヴィン・ロンメル元帥も関わったとされ、自殺を強要されている。直後にヒトラーの追及が始り、多くの将官・将校が処刑された。


  • 1950年11月1日 - アメリカ合衆国のトルーマン大統領暗殺未遂事件。シークレットサービスによって阻まれた。


  • 1959年12月~70年 - キューバ フィデル・カストロ革命評議会議長暗殺未遂事件(フィデル・カストロ暗殺未遂事件、ブルータス作戦・パティー作戦・リボリオ作戦・AM-LASH作戦)。CIAが政権転覆を狙う。


  • 1968年1月21日 - 朴正煕韓国大統領暗殺未遂(青瓦台襲撃未遂事件)。北朝鮮の特殊部隊31名が朴大統領暗殺を企てソウル市内に侵入、銃撃戦により阻止される。


  • 1974年8月15日 - 朴正煕韓国大統領暗殺未遂、夫人死亡(文世光事件)。犯人は在日韓国人・文世光。


  • 1975年7月17日 - 皇太子夫妻暗殺未遂事件。沖縄・ひめゆりの塔参拝中の明仁親王と美智子妃の夫妻に対し、沖縄解放同盟と共産主義者同盟(戦旗派)〔西田派〕の活動家が火炎瓶を投擲(ひめゆりの塔事件)。


  • 1981年3月30日 - アメリカ合衆国 ロナルド・レーガン大統領暗殺未遂事件。

  • 1981年5月13日 - サン・ピエトロ広場でローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が銃撃され、重傷を負ったが奇跡的に回復した。犯人はトルコ人のメフメト・アリ・アジャ。


  • 1983年10月9日 - ビルマ(現・ミャンマー)ラングーンでの全斗煥韓国大統領一行の暗殺未遂事件(ラングーン事件)。閣僚を含め、計25名死亡。北朝鮮工作員の犯行。


  • 1984年5月30日 - ニカラグアのラ・ペンカで元コントラ活動家のエデン・パストラが爆弾テロにより負傷、ジャーナリストら4人が巻き添えで死亡(ラ・ペンカ爆破事件)。1990年のコスタリカ当局の発表では、犯人はCIAの工作員であるフェリペ・ヴィダルとジョン・ハル。1993年の『マイアミ・ヘラルド』紙の反論では、犯人はサンディニスタ政権に雇われたアルゼンチン人のヴィダル・ロベルト・ガギネ。


  • 1988年6月18日 - トルコのトゥルグト・オザル首相暗殺未遂。犯人は右翼団員のカルタル・デミラー。


  • 1990年1月18日 - 本島等・長崎市長暗殺未遂事件(長崎市長銃撃事件)。犯人は地元の右翼団体「正氣塾」幹部、田尻和美。昭和天皇の戦争責任発言をめぐっての犯行。


  • 1991年 - 伊丹十三暗殺未遂事件。ミンボーの女の公開に抗議しての犯行とみられる。


  • 1993年 - 池田大作サリン襲撃未遂事件。創価学会を敵視したオウム真理教の犯行。


  • 1994年5月9日 - 弁護士・滝本太郎暗殺未遂事件(滝本太郎弁護士サリン襲撃事件)。オウム真理教の犯行。


  • 1994年9月20日 -江川紹子ホスゲン襲撃事件。オウム真理教の犯行。


  • 1994年12月20日 -駐車場経営者VX襲撃事件。オウム真理教の犯行。


  • 1995年1月4日 -オウム真理教被害者の会会長VX襲撃事件。オウム真理教の犯行。


  • 1995年 - 漫画家、小林よしのり暗殺未遂事件。オウム真理教の犯行。

  • 1995年3月30日 - 警察庁長官・國松孝次暗殺未遂(國松長官狙撃事件)。未解決。

  • 1995年6月 - エジプト・ホスニー・ムバーラク大統領暗殺未遂。


  • 1998年9月25日 - カンボジアのフン・セン首相暗殺未遂。


  • 2002年9月6日 - アフガニスタン・ハーミド・カルザイ大統領暗殺未遂。


  • 2003年5月30日 - ミャンマー・アウンサンスーチー暗殺未遂。

  • 2003年6月10日 - ハマース報道官アブドゥルアズィーズ・アッ=ランティースィー、イスラエル軍ヘリの空爆を受けるが軽症で助かる。しかし、翌2004年4月17日に同様の攻撃を受け、殺害。

  • 2003年12月17日 - パキスタン・パルヴェーズ・ムシャラフ大統領暗殺未遂。

  • 2003年12月6日 - イラク・連合国暫定当局(CPA)のポール・ブレマー米文民行政官暗殺未遂。


  • 2004年3月19日 - 中華民国(台湾)の陳水扁総統が銃撃される。2005年に狙撃者が自殺を遂げた。総統選直前から陳が劣勢にあったための自作自演という説が出回っていたが(選挙結果は陳の勝利)、真偽は未だ不明。選挙賭博を行っていた黒金(台湾の政治やくざ)との関係を指摘する声もある。

  • 2004年9月5日 - ウクライナの大統領候補、ヴィクトル・ユシチェンコ毒殺未遂事件。単にひどい蕁麻疹が出ただけとも言われていて、本当に毒を盛られたかも不明。


  • 2005年5月10日 - アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領暗殺未遂。グルジア訪問中手投げ弾を投擲されるが不発で未遂に終わる。犯人はグルジア人ウラジーミル・アリュトゥーノフ容疑者。7月20日にグルジア特殊部隊により銃撃戦の末拘束される。


  • 2007年6月21日 - ボリス・ベレゾフスキーの殺害計画で、ロシア人男性が逮捕される。プーチン政権によるものと疑われているが、詳細不明。


  • 2008年8月27日 - バラク・オバマ暗殺計画が発覚。白人至上主義者がアルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局に逮捕される。

  • 2008年11月18日 - 元厚生事務次官宅連続襲撃事件


  • 2012年8月15日 - 大津市教育長・沢村憲次暗殺未遂。さいたま市の大学生が逮捕される[4]


  • 2013年1月19日 - ブルガリアの首都ソフィアで権利と自由運動の党党首アフメド・ドアンが壇上で演説中に男に拳銃を突きつけられるが不発で未遂に終わる。犯人であるトルコ系ブルガリア人のオクタイ・エニメーメドフはその場で取り押さえられ逮捕された。



国家による暗殺


現代において、国家・組織による暗殺を公に宣言している国・組織と元首。




  • イラン - ルーホッラー・ホメイニー (小説「悪魔の詩」の著者サルマン・ラシュディとその訳者に対して。その宣言はファトワーと言い、宣言者にしか撤回できない。ホメイニーの死去によってその宣言は永久に解かれる事は無くなった。)


  • アメリカ合衆国 - ブッシュ大統領 (イラク戦争に際し、フセイン大統領とその政権幹部に対して)


  • イスラエル - シャロン首相、アビ・デヒテル(Avi Dichter)警察相 (パレスチナの過激派組織の幹部に対して。デヒテルは選挙で選ばれたハニーヤ首相も対象に挙げている)



有名な暗殺疑惑




  • 976年11月14日(開宝9年10月20日) - 宋皇帝趙匡胤(太祖)。
    • 当時太祖は病床に伏せっていたが、弟である晋王・趙匡義が見舞いに駆けつけるなり太祖の死が公表された。太祖の遺言で晋王は跡を継いで皇帝となったが、太祖には実子がいたために、その遺言や死の経緯に疑義が持たれた。この疑惑は宋朝一代の後も長く囁かれ、千載不決の議と呼ばれる。



  • 1718年11月30日 - スウェーデン王カール12世。

    • ノルウェーの要塞で狙撃されたものの、ノルウェー側の関知しない銃撃であった為。味方からによる狙撃の説もある。また1994年以降、暗殺説が浮上している。しかしながら黒幕が不特定な為、暗殺説否定も根強い。



  • 1946年6月9日 - タイ国王ラーマ8世。
    • 宮殿で銃の暴発により死亡とされているが、状況に不明な点が多く、当時の警察が検死結果から他殺説を示唆するなど、暗殺説がある。一説には旧日本軍参謀辻政信が関与していたともいわれるが、当時辻は中国にいたとされ、真相は謎のままである。なお、現在でもタイ国内でこの事件について触れるのはタブー(不敬罪にあたる可能性があるとして)となっている。



  • 1991年7月11日 - 筑波大学助教授五十嵐一(悪魔の詩訳者殺人事件)
    • 筑波大学内で刺殺された。犯人は捕まらなかったが『悪魔の詩』翻訳者であることからムスリムによる暗殺という見方が強く、あるイスラム教国からの留学生が容疑者としてたびたびメディアに取り上げられた。



  • 1996年4月14日 - 相撲界の八百長を告発した高鐵山孝之進と橋本成一郎が同じ病院で同日に全く同じ病気で死亡したため、日本相撲協会の利権関係者による暗殺説が囁かれた。


  • 2001年6月1日 - ネパール国王ビレンドラら王族の銃殺事件(ネパール王族殺害事件)。
    • 宮廷晩餐会の席上、皇太子ディペンドラにより銃撃され死亡したとされた。だが、実際は王位を継承した王弟ギャネンドラによるクーデターとの見方がある。




脚注


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  1. ^ 暗殺とはコトバンク


  2. ^ 例えばかつてのルーマニアなど


  3. ^ 暗殺とはコトバンク


  4. ^ 【中2自殺】無言でハンマー振り下ろす、強い殺意か 大津市教育長襲撃の男子学生 - MSN産経ニュース、2012年8月15日[リンク切れ]



関連項目







  • 暗殺事件の一覧

  • 陰謀

  • 革命

  • テロリズム

  • 粛清

  • クーデター

  • 暗殺された人物の一覧


  • 殺し屋(暗殺者)

    • 狙撃手

    • 刺客




  • 秘密警察/情報機関

  • ニザール派

  • 暗殺教団

  • アサシン

  • マーダー・インク

  • 『史記』刺客列伝


  • 暗器/仕込み刀









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