ニュージーランドダービー
ニュージーランドダービー(New Zealand Derby)は、ニュージーランドのダービーに相当する競走。オークランドのエラズリー競馬場で行なわれる。3歳馬のための芝2400メートル戦で、2013年現在の格付けはG1。
ニュージーランドダービー (New Zealand Derby) | |
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主催者 | オークランド競馬会(ARC) |
競馬場 | NZ/オークランド,エラズリー競馬場 |
距離 | 芝2400メートル |
格付け | G1 |
賞金 | 賞金総額75万NZドル |
出走条件 | 3歳 |
目次
1 概要
2 歴史
3 歴代優勝馬
4 出典・注釈
5 関連リンク
概要
1973年に、北島のグレートノーザンダービー(1875年創設)と南島の旧ニュージーランドダービー(1860年創設)を統合して創設された。
創設当初はニュージーランドの競馬シーズンの終盤である5月(秋)に行なわれ、国内3歳戦の総決算の意味合いが濃かった。2004年にサマーカーニバル(年末年始)のボクシング・デー(ニュージーランドの祝日で12月26日)に行なわれるようになり、さらに2006年からは3月のオークランドカップウィークの初日、3月最初の土曜日に施行されるようになった。この結果、ニュージーランドダービーをステップに、数週間後に行なわれるオーストラリアンダービー(旧名AJCダービー)に出走できるようになった。2013年現在、両競走を勝った馬は出ていない。
歴史
ニュージーランドの競馬の歴史は1841年に始まる。1840年に締結されたワイタンギ条約によってニュージーランド全土がイギリス領となり、その1周年にあたる1841年に海岸で競馬を行ったのがニュージーランドの競馬の発祥である[1][2]。
1860年に南島のクライストチャーチで旧ニュージーランドダービーが創設され、1875年には北島のオークランドでもグレートノーザンダービーが創設された。このほか国内各地の競馬会がそれぞれダービーを行っていたものの、旧ニュージーランドダービー(CJCダービー、カンタベリーダービー)とグレートノーザンダービー(ARCダービー、ARCグレートノーザンダービー)が、ニュージーランドの二大ダービーとして約100年間行なわれてきた[3][2][1]。
1973年に国内のクラシック体系の再編成があり、旧ニュージーランドダービーとグレートノーザンダービーを統合し、北島のオークランド(エラズリー競馬場)で「ニュージーランドダービー」として開催することになった。一方、ダービーがなくなる南島には、新たにニュージーランド2000ギニーが創設された[1]。
歴代優勝馬
施行年 | 優勝馬 | 優勝馬の父 | 備考 |
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1973 | Furys Order | Indian Order | |
1974 | Mansingh | Wilkes | |
1975 | Balmerino | Trictrac | |
1976 | Silver Lad | Silver Dream | |
1977 | Uncle Remus | Bandmaster | |
1978 | Kaiser | Ruling | |
1979 | Ruling Lad | Ruling | |
1980 | Ring The Bell | Rangong | |
1981 | Isle Of Man | Habitation | |
1982 | Our Flight | Imperial Guard | |
1983 | I'm Henry | Entrepreneur | |
1984 | Jolly Jake | Three Legs | |
1985 | ボーンクラッシャー | Pag Asa | |
1986 | Tidal Light | Diagramatic | |
1987 | Satisfy | Top Quality | |
1988 | The Gentry | Mr. Mcginty | |
1989 | Castletown | One Pound Sterling | |
1990 | Surfers Paradise | Crested Wave | |
1991 | Cavallieri | Gaius | |
1992 | The Phantom Chance | Noble Bijou | |
1993 | Popsy | Sir Tristram | |
1994 | Look Who's Talking | Grosvenor | |
1995 | Roysyn | Bakharoff | |
1996 | Great Command | Marscay | |
1997 | Zonda | Zabeel | |
1998 | So Casual | Casual Lies | |
1999 | Hades | Zabeel | |
2000 | Hail | South Stark | |
2001 | Leica Guv | Deputy Governor | |
2002 | St Reims | Zabeel | |
2003 | Cut The Cake | ヤマニンバイタル | |
2004 | Xcellent | Pentire | |
2005 | ※開催時期移動 | ||
2006 | Wahid | Nordenfeldt | |
2007 | Redoute's Dancer | Almutawakel | |
2008 | C'est La Guerre | Redoute's Choice | |
2009 | Coniston Bluebird | シンコウキング | |
2010 | Military Move | Scenic | |
2011 | Jimmy Choux | Volksraad | |
2012 | Silent Achiever | Thorn Park | |
2013 | Habibi | O'Reilly | |
2014 | Puccini | Encosta De Lago | |
2015[4] | Mongolian Khan | ||
2016 | Rangipo[5] | ||
2017[6] | Gingernuts | ||
2018[7] | Vin De Dance | ロックドゥカンブ | |
2019[8] | Crown Prosecutor | Medaglia D'Oro |
※2005年は、2004/05シーズンの開催が2004年12月、2005/06シーズンの開催が2006年1月に行われたので、2005年に属する開催は存在しない。
出典・注釈
サラブレッドヘリテイジ ニュージーランドダービー2013年11月5日閲覧。
- ^ abc『競馬百科』日本中央競馬会・編、みんと・刊、1976、p420-421「ニュージーランド」
- ^ ab『競馬の世界史』ロジャー・ロングリグ・著、原田俊治・訳、日本中央競馬会弘済会・刊、1976、p254-262「オーストラリアとニュージーランド」
^ 『海外競馬完全読本』海外競馬編集部・編、東邦出版・刊、2006、p134-135
^ 2015年レース結果 - レーシングポスト 2015年2月28日閲覧
^ 2016年結果breednet.com 2016年3月7日閲覧
^ 2017年結果breednet.com 2017年3月4日閲覧
^ 2018年結果breednet.com 2018年3月4日閲覧
^ “2019年ニュージーランドダービー”. breednet.com (2019年3月2日). 2019年3月2日閲覧。
関連リンク
エラズリー競馬場公式HP2012/13シーズンのダービーデーの公式サイト。