広島国際アニメーションフェスティバル
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広島国際アニメーションフェスティバル | |
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受賞対象 | 短編アニメーション |
開催日 | 隔年8月 |
国 | 日本 |
授与者 | 国際アニメーション映画協会 |
初回 | 1985年度 |
最新回 | 2016年度 |
公式サイト | http://hiroanim.org |
広島国際アニメーションフェスティバル(ひろしまこくさいアニメーションフェスティバル)は広島県広島市で2年に一度、8月に開催される短編アニメーションを専門に扱う国際映画祭である。
国際アニメーション映画協会、映画芸術科学アカデミー公認。
目次
1 概要
2 プログラム
3 21世紀の開催
4 グランプリ
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
概要
主催は広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会、広島市、広島市文化財団である。共催として国際アニメーションフィルム協会日本支部(ASIFA-Japan)も係わっている。アヌシー、オタワ、ザグレブと並ぶ世界4大アニメーションフェスティバルの一つで[1]、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA、en:International Animated Film Association)公認フェスティバルである。
第1回は1985年開催。初年度は被爆40周年を記念して開催された。第2回が1987年、第3回が1990年と開催間隔が一定しなかったが、第4回以降は2年ごとの開催が定着している。
コンペティション、上映会、ワークショップ、エデュケーショナルフィルムマーケットなどが開かれる総合的な映画祭である。主要な賞はグランプリとヒロシマ賞。受賞作品に『おんぼろフィルム』(第一回グランプリ:手塚治虫)、『木を植えた男』(第二回グランプリ:フレデリック・バック)、『頭山』(第十回グランプリ:山村浩二)、『カフカ 田舎医者』(第十二回グランプリ:山村浩二)など。原爆投下都市広島で開かれることからアニメーションを通じての国際的相互理解と世界の恒久平和を訴えている。日本で世界の優れたアニメーションが見られる貴重な機会である。
会場は第1回は広島市公会堂、2,3回は広島厚生年金会館が使用された後、第4回以降はアステールプラザで開催されている 。
プログラム
- コンペティション部門 (Competition)
- 応募された作品を対象に、国際審査委員・国際選考委員が審査。各賞を授与する。
2016年度の応募作品数は、世界78ヵ国と地域より計2248作品[1]。
- グランプリ
- ヒロシマ賞
- デビュー賞
- 木下蓮三賞
- 観客賞
- 国際審査委員特別賞
- 優秀賞
- ベスト・オブ・ザ・ワールド (Best of the World)
- 近年公開の上映作の中で優れた作品を上映。
- 学生優秀作品特集 (Stars of Students)
- 学生が制作した作品を対象に特集。
- 平和のためのアニメーション (Animation for Peac)
- 平和をテーマとする優れた作品を上映。
- アニメーション・フロム・ザ・ワールド (Animation from the World)
- 世界のインスピレーション溢れる短編作品を紹介。
- 子どものためのアニメーション (Animation for Children)
- 児童向けに制作されたアニメーションを上映。
- 世界の子供たちが作るアニメーション (Animation made by Children of the World)
- 世界中の子どもたちが制作した作品を上映。
21世紀の開催
- 第 9回:2002年 8月22日 - 26日
- 第10回:2004年 8月19日 - 23日
- 第11回:2006年 8月24日 - 28日
- 第12回:2008年 8月7日 - 11日
- 第13回:2010年 8月7日 - 11日
- 第14回:2012年 8月23日 - 27日
- 第15回:2014年 8月21日 - 25日
- 第16回:2016年 8月18日 - 22日
グランプリ
開催年 | 題名 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
1985年 | おんぼろフィルム | 手塚治虫 | 日本 |
1987年 | 木を植えた男 L'homme qui plantait des arbres |
フレデリック・バック | カナダ |
1990年 | 雌牛 Korova |
アレクサンドル・ペトロフ | ソビエト連邦 |
1992年 | サンドマン The Sandman |
ポール・ベリー | イギリス |
1994年 | 大いなる河の流れ Le fleuve aux grandes eaux |
フレデリック・バック | カナダ |
1996年 | 反復 Repete |
ミハエラ・パヴラートヴァー | チェコ |
1998年 | 老婦人とハト La vieille dame et les pigeons |
シルヴァン・ショメ | フランス |
2000年 | ある一日のはじまり When the Day Breaks |
ウェンディー・ティルビー アマンダ・フォービス |
カナダ |
2002年 | 岸辺のふたり Father and Daughter |
マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット | オランダ |
2004年 | 頭山 | 山村浩二 | 日本 |
2006年 | ミルク Milch |
イーゴリ・コヴァリョフ | アメリカ合衆国 |
2008年 | カフカ 田舎医者 | 山村浩二 | 日本 |
2010年 | アングリーマン Sinna Mann |
アニータ・キリ | ノルウェー |
2012年 | ネコを埋葬するネズミを見た I Saw Mice Burying a Cat |
ドミトリー・ゲラー | ロシア |
2014年 | ザ・ビガー・ピクチャー The Bigger Picture |
デイジー・ジェイコブス | イギリス |
2016年 | 空き部屋 The Empty |
ダヒ・チョン | 韓国 |
2018年 | ザ ブリスフル アクシデンタル デス The Blissful Accidental Death |
セルジウ・ネグリチ | ルーマニア |
脚注
- ^ ab“第16回広島国際アニメーションフェスティバルに過去最高の応募 コンペインは60作品”. アニメ!アニメ!. (2016年6月3日). https://animeanime.jp/article/2016/06/03/28826.html 2017年6月13日閲覧。
関連項目
- アヌシー国際アニメーション映画祭
- オタワ国際アニメーション映画祭
- ザグレブ国際アニメーション映画祭
外部リンク
- 広島国際アニメーションフェスティバル
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