アカデミー長編アニメ映画賞























アカデミー賞長編アニメ賞
Academy Award for Best Animated Feature

アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
授与者
映画芸術科学アカデミー
最新受賞者
『スパイダーマン: スパイダーバース』(2018年)
公式サイト
http://www.oscars.org

アカデミー長編アニメ賞(アカデミーちょうへんアニメしょう、Academy Award for Best Animated Feature)は、アカデミー賞の部門の一つで、その年アメリカで上映されたもっとも優れた長編アニメーション映画に与えられる。2001年から始まった。




目次






  • 1 ノミネート条件


  • 2 ノミネート作品の選出


  • 3 受賞とノミネート一覧


    • 3.1 2000年代


    • 3.2 2010年代




  • 4 日本からの出品とその結果


    • 4.1 2000年代


    • 4.2 2010年代




  • 5 脚注


    • 5.1 注釈


    • 5.2 参考文献




  • 6 外部リンク





ノミネート条件


長編アニメ賞については、通常のアカデミー賞のノミネート条件に加え、



  • 上映時間が最低70分間以上であること(第83回より40分以上[1]

  • 主要キャラクターがアニメーションで描かれていること

  • 上映時間の75%以上をアニメーションが占めること


の3条件を満たすことが要件とされている[2]



ノミネート作品の選出


2017年4月に発表されたルール改正で長編アニメも作品賞と同様、ノミネート作品を決める段階から全てのアカデミー会員が投票で選べるようになった。


それまでノミネート作品は、短編映画&長編アニメ部門に属するアカデミー会員が中心になって選び、全てのアカデミー会員が投票に参加するのは受賞作のみだった。[3][注 1]



受賞とノミネート一覧



2000年代
















































作品

2001年
(第74回)

シュレック

ジミー・ニュートロン 僕は天才発明家!

モンスターズ・インク

2002年
(第75回)

千と千尋の神隠し[注 2]

アイス・エイジ

リロ・アンド・スティッチ

スピリット

トレジャー・プラネット

2003年
(第76回)

ファインディング・ニモ

ブラザー・ベア

ベルヴィル・ランデブー

2004年
(第77回)

Mr.インクレディブル

シャーク・テイル

シュレック2

2005年
(第78回)

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

ティム・バートンのコープスブライド

ハウルの動く城

2006年
(第79回)

ハッピー フィート

カーズ

モンスター・ハウス

2007年
(第80回)

レミーのおいしいレストラン

ペルセポリス

サーフズ・アップ

2008年
(第81回)

ウォーリー

ボルト

カンフー・パンダ

2009年
(第82回)

カールじいさんの空飛ぶ家

コララインとボタンの魔女 3D

ファンタスティック Mr.FOX

プリンセスと魔法のキス

ブレンダンとケルズの秘密


2010年代




























































作品

2010年
(第83回)

トイ・ストーリー3

ヒックとドラゴン

イリュージョニスト

2011年
(第84回)

ランゴ

パリ猫ディノの夜

チコとリタ

カンフー・パンダ2

長ぐつをはいたネコ

2012年
(第85回)

メリダとおそろしの森

フランケンウィニー

パラノーマン ブライス・ホローの謎

ザ・パイレーツ! バンド・オブ・ミスフィッツ

シュガー・ラッシュ

2013年
(第86回)[5]

アナと雪の女王

クルードさんちのはじめての冒険

怪盗グルーのミニオン危機一発

くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(英語版)

風立ちぬ

2014年
(第87回)[6]

ベイマックス

ボックストロール

ヒックとドラゴン2

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた

かぐや姫の物語

2015年
(第88回)[7]

インサイド・ヘッド

アノマリサ(英語版)

父を探して(英語版)

映画 ひつじのショーン〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜

思い出のマーニー

2016年
(第89回)[8]

ズートピア

KUBO/クボ 二本の弦の秘密

モアナと伝説の海

ぼくの名前はズッキーニ

レッドタートル ある島の物語

2017年
(第90回)[9]

リメンバー・ミー

ボス・ベイビー

生きのびるために

Ferdinand

ゴッホ 最期の手紙

2018年
(第91回)

スパイダーマン: スパイダーバース

インクレディブル・ファミリー

犬ヶ島

未来のミライ

シュガー・ラッシュ:オンライン


日本からの出品とその結果


2018年に『未来のミライ』がノミネートされるまでは、本選まで進んだ日本作品はいずれもスタジオジブリの作品のみであった。作品がノミネートするためには米国での劇場公開が前提とされるが、ノミネートを急ぐあまり米国内で十分な興行を得ることのないまま出品されるケースも多く(2006年『パプリカ』、2008年『スカイ・クロラ』など)、その手法は一部で疑問視されている[10]


以下に日本からの出品作品(共同制作、合作含む)を記す。特記がない場合は最終選考エントリー作品(ノミネート落ち)。



2000年代






































































作品
監督

2001年
(第74回)

ファイナルファンタジー

坂口博信

2002年
(第75回)

千と千尋の神隠し 受賞[注 2]

宮崎駿

2003年
(第76回)

東京ゴッドファーザーズ

今敏

劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス

湯山邦彦

千年女優
今敏

2004年
(第77回)

イノセンス

押井守

2005年
(第78回)

スチームボーイ

大友克洋

ハウルの動く城 本選ノミネート
宮崎駿

2006年
(第79回)

パプリカ
今敏

2007年
(第80回)

鉄コン筋クリート

マイケル・アリアス

2008年
(第81回)

ストレンヂア_無皇刃譚

安藤真裕

スカイ・クロラ
押井守

2009年
(第82回)

崖の上のポニョ
宮崎駿


2010年代





































































































































作品
監督

2010年
(第83回)

サマーウォーズ

細田守

2011年
(第84回)
(日本作品なし)

2012年
(第85回)

コクリコ坂から

宮崎吾朗

神秘の法

今掛勇

2013年
(第86回)

ももへの手紙

沖浦啓之

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語

新房昭之
宮本幸裕

風立ちぬ 本選ノミネート
宮崎駿

2014年
(第87回)

かぐや姫の物語 本選ノミネート

高畑勲

ジョバンニの島

西久保瑞穂

2015年
(第88回)

思い出のマーニー 本選ノミネート

米林宏昌

バケモノの子
細田守

UFO学園の秘密
今掛勇

2016年
(第89回)

KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV

野末武志

百日紅 〜Miss HOKUSAI〜

原恵一

レッドタートル ある島の物語 本選ノミネート

マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット

君の名は。

新海誠

2017年
(第90回)

この世界の片隅に

片渕須直

メアリと魔女の花
米林宏昌

ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜

神山健治

映画 聲の形

山田尚子

劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール

伊藤智彦

2018年
(第91回)

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?

武内宣之

宇宙の法 黎明編
今掛勇

リズと青い鳥
山田尚子

夜明け告げるルーのうた

湯浅政明

ムタフカズ -MUTAFUKAZ-

ギョーム・“RUN”・ルナール
西見祥示郎

さよならの朝に約束の花をかざろう

岡田麿里

未来のミライ 本選ノミネート
細田守

夜は短し歩けよ乙女
湯浅政明

なお、本賞設立以前にアカデミー外国語映画賞に日本のアニメーション作品が出品されたことがあるが、いずれもノミネートには至らなかった。第67回に出品された『平成狸合戦ぽんぽこ』(高畑勲)と、第70回に出品された『もののけ姫』(宮崎駿)である。詳細はアカデミー外国語映画賞日本代表作品の一覧を参照。



脚注


[ヘルプ]


注釈





  1. ^ 新ルールにより大規模公開の大手スタジオ作品に票が集まる一方で、(日本など海外勢作品も扱う)小規模・独立系の配給作品には不利になったという見方もされている[4]

  2. ^ ab外部リンクに映像




参考文献





  1. ^ “来年のアカデミー賞、時代の波に乗って特撮を5部門に増設!劇場用アニメも間口が広がる”. シネマトゥデイ (2010年7月15日). 2010年8月8日閲覧。


  2. ^ 80th annual Academy Awards of merit・RULE SEVEN 'SPECIAL RULES FOR THE BEST ANIMATED FEATURE FILM AWARD'


  3. ^ “アカデミー賞アニメ部門のルール変更!日本アニメは不利に?”. シネマトゥデイ. (2017年4月10日). https://www.cinematoday.jp/news/N0090884 2018年1月27日閲覧。 


  4. ^ “「アカデミー賞長編アニメ、5年ぶり日本勢ノミネートなし…ルール変更の逆風直撃か」”. シネマトゥデイ. (2018年1月23日). https://www.cinematoday.jp/news/N0097796 2018年2月13日閲覧。 


  5. ^ “Nominees for the 86th Academy Awards”. 映画芸術科学アカデミー. 2014年1月17日閲覧。


  6. ^ “Nominees for the 87th Academy Awards”. 映画芸術科学アカデミー. 2015年2月23日閲覧。


  7. ^ “88th Academy Awards Nominees”. Academy of Motion Picture Arts and Sciences. 2016年1月14日閲覧。


  8. ^ “Animated Feature Film - Oscar Nominees 2017”. Academy of Motion Picture Arts and Sciences. 2017年1月25日閲覧。


  9. ^ “Animated Feature Film - Oscar Nominees 2018”. 90th Academy Awards. Academy of Motion Picture Arts and Sciences. 2018年2月25日閲覧。


  10. ^ 「スカイ・クロラ」「ストレンヂア」米アカデミー賞ノミネート候補に(2008年11月11日)、アニメ!アニメ!。




外部リンク




  • Academy of Motion Picture Arts and Sciences - 映画芸術科学アカデミー公式サイト(英語)


  • The Oscars - アカデミー賞授賞式公式サイト(英語)


  • Oscar Legacy - アカデミー賞各年の概要(公式サイト)(英語) 2013年2月5日閲覧


  • The Official Academy Awards Database - アカデミー賞公式データベース(英語)


  • Academy Awards - インターネット・ムービー・データベース (英語)


  • アカデミー賞 - allcinema (日本語)


  • Spirited Away Wins Animated Feature: 2003 Oscars - YouTube 「千と千尋の神隠し」長編アニメ映画賞(受賞映像)






Popular posts from this blog

Арзамасский приборостроительный завод

Zurdera

Крыжановский, Сергей Ефимович