ティーターン
ギリシア神話 |
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主な原典 |
イーリアス - オデュッセイア 神統記 - ギリシア悲劇 ビブリオテーケー - 変身物語 |
主な内容 |
ティーターノマキアー ギガントマキアー アルゴナウタイ テーバイ圏 - トロイア圏 |
オリュンポス十二神 |
ゼウス - ヘーラー アテーナー - アポローン アプロディーテー - アレース アルテミス - デーメーテール ヘーパイストス - ヘルメース ポセイドーン - ヘスティアー (ディオニューソス) |
その他の神々 |
カオス - ガイア - エロース ウーラノス - ティーターン ヘカトンケイル - キュクロープス ギガンテス - タルタロス ハーデース - ペルセポネー ヘーラクレース - プロメーテウス ムーサ - アキレウス |
主な神殿・史跡 |
パルテノン神殿 ディオニューソス劇場 エピダウロス古代劇場 アポロ・エピクリオス神殿 |
ウィキプロジェクト |
ティーターン(古希: Τιτάν, Tītān)は、ギリシア神話・ローマ神話に登場する神々である。ウーラノス(天)の王権を簒奪したクロノスを始め、オリュンポスの神々に先行する古の神々である。巨大な体を持つとされる。
日本ではしばしばティタン、ティターン、あるいは英語による発音にもとづいてタイタンと表記される。
概説
狭義には、ウーラノスとガイアの間に生まれた12柱の神々の兄弟姉妹を指す(ティーターン十二神)。クロノスはその末弟。これにディオーネーやポルキュースを加える場合もある。
- オーケアノス
- コイオス
- クレイオス
- ヒュペリーオーン
- イーアペトス
- クロノス
- テイアー
- レアー
- テミス
- ムネーモシュネー
- ポイベー
- テーテュース
また、ヘーリオスやセレーネー、プロメーテウスなど、狭義のティーターンの子孫(特にゼウスに与しない神々)も、ティーターンと呼ばれる事がある。
ゼウスが父クロノスに戦いを挑んだ時、ティーターンたちの多くもクロノス側につき、10年に渡る大戦争となった。この戦争をティタノマキアという。
恐らくは、バルカン半島の地においてインド・ヨーロッパ語族共通の天空神由来のゼウス信仰が確立する以前の、古い時代の自然神と思われる。地底に封じ込められており、彼らが時々暴れると地震がおきると信じられていた。
ティーターンに由来する命名の例
「タイタニック」(titanic)という形容詞に「巨大な」という意味があり、豪華客船のタイタニック号(Titanic)、恐鳥類のタイタニス(Titanis)など様々な巨大なものの名に「タイタン」(Titan)が由来される。
元素のチタン(titanium)は非常に優れた強靭さと耐久性により名付けられた。土星の衛星の多くにティーターンに由来する名が付けられ、うち1つは単純に「タイタン」(Titan)と名付けられている。
多くのアマチュアまたはプロのスポーツ・チームのマスコットとしてタイタンが使用されている。主なものはNFLのテネシー・タイタンズ、ニューヨーク・ジェッツの旧名ニューヨーク・タイタンズであり、カリフォルニア州立大学フラトン校、オハイオ州立大学ニューワーク校のスポーツ・チームはタイタンズと名付けられている。またオーストラリアのプロラグビーリーグのチームはゴールド・コースト・タイタンズである。
1997年のディズニー映画『ヘラクレス』、および『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズの敵役はタイタンズである。
ビデオ・ゲームの『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズや、1981年の映画『タイタンの戦い』、2010年の映画『タイタンの戦い』、2012年の映画『タイタンの逆襲』でも主役または敵役でタイタンが登場する。
チタン(元素)
タイタン(土星の衛星)
タイタニック号(豪華客船)
ティターンズ(アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場する架空の軍閥)
ティタノサウルス(恐竜)
フクイティタン(恐竜)
ティタニス(恐鳥類)
メジロティターン(競走馬)
関連項目
- ウーラノス
- オリュンポス十二神
- ティタノマキア
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