芝 (東京都港区)
芝(しば)は、東京都港区の町名。または旧東京市芝区の範囲を指す地域名である。
目次
1 芝(地域)
1.1 歴史
1.2 地域
2 芝(総合支所)
2.1 地域
3 芝(町名)
3.1 地理
3.1.1 河川・架橋
3.2 歴史
3.2.1 沿革
3.2.2 旧町名
3.3 世帯数と人口
3.4 小・中学校の学区
3.5 施設
3.5.1 行政
3.5.2 教育(公立)
3.5.3 教育(私立)
3.5.4 企業
3.5.5 宿泊
3.5.6 住居
3.5.7 大使館・領事館
3.6 交通
3.6.1 鉄道
3.6.2 道路
3.6.3 高速道路
4 画像
5 関連項目
6 脚注
7 外部リンク
芝(地域)
東京都港区のおよそ東半分を範囲とし、江戸・東京の山手を構成している地域のひとつである。芝は麻布・赤坂・四谷・牛込・小石川・本郷と並ぶ、東京山手の外郭をなすエリアである。概ね東京旧市内で低地に比べ高台を多く占める旧区分を山手としている。そのため旧芝区に属する芝地域は山手にあたる。
麻布区及び赤坂区との合併後も住居表示導入以前は「芝○○町」と旧芝区内大半の町が芝を冠称していた。現在は町会、警察署や消防署、税務署等の管轄などで当時の区境や町境を継承している。
単純に述べると現在の港区の範囲のうち赤坂・青山・麻布・六本木を除くすべての町々が芝地域を指す。
歴史
現在の港区芝の地域は、江戸時代の初めまでは豊島郡柴村・荏原郡金杉村・荏原郡上高輪村であった。戦国時代までに、武蔵国荏原郡柴村が成立する。柴村は後に豊島郡の所属となる。江戸時代、東海道の整備によって柴村は急速に発展し、柴町・芝町とも呼ばれるようになる。またこの頃から、柴村の周辺地域も「芝」と呼ばれるようになる。
地域
愛宕1丁目・2丁目
海岸1丁目 - 3丁目
港南1丁目 - 5丁目
芝1丁目 - 5丁目
芝公園1丁目 - 4丁目
芝浦1丁目 - 4丁目
芝大門1丁目・2丁目
白金1丁目 - 6丁目
白金台1丁目 - 5丁目
新橋1丁目 - 6丁目
台場1丁目・2丁目
高輪1丁目 - 4丁目
虎ノ門1丁目 - 5丁目
西新橋1丁目 - 3丁目
浜松町1丁目・2丁目
東新橋1丁目・2丁目
三田1丁目 - 5丁目
芝(総合支所)
総合支所の管轄は麻布地域及び赤坂地域が旧区に準じた範囲で総合支所を設けたのに対し、旧芝区は東京旧市内15区内で最も細長い土地であったため総合支所の管轄は南北と埋立地の合計3か所に分割された。総合支所管轄の芝は旧芝区北部を指す。旧芝区南部は高輪総合支所管轄、旧芝区埋立部は芝浦港南総合支所管轄である。
地域
愛宕1丁目・2丁目
芝1丁目 - 5丁目
芝公園1丁目 - 4丁目
芝大門1丁目・2丁目
新橋1丁目 - 6丁目
虎ノ門1丁目 - 5丁目
西新橋1丁目 - 3丁目
浜松町1丁目・2丁目
東新橋1丁目・2丁目
海岸1丁目
三田1丁目 - 3丁目
芝(町名)
芝 | |
---|---|
— 町丁 — | |
田町駅三田口付近 | |
芝 芝の位置 | |
座標: 北緯35度38分52.92秒 東経139度44分44.27秒 / 北緯35.6480333度 東経139.7456306度 / 35.6480333; 139.7456306 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京都 |
特別区 | 港区 |
地区 | 芝地区 |
面積[1] | |
- 計 | 0.71km2 (0.3mi2) |
人口 (2017年(平成29年)12月1日現在)[2] | |
- 計 | 13,961人 |
等時帯 | 日本標準時 (UTC+9) |
郵便番号 | 105-0014(一〜三丁目)[3] 108-0014(四〜五丁目)[4] |
市外局番 | 03[5] |
ナンバープレート | 品川 |
複数の大通りが交わり公共交通も複数路線があり港区内屈指の交通の要衝である。田町駅三田口と三田駅周辺に広がるビジネス街として栄えており、大通りの裏には古くからの住宅街も混在している。また港区内の他の地域同様に大使館や教育施設、寺院も多く近年は高層マンションも増えている。郵便番号は一〜三丁目が105-0014[3]、四〜五丁目が108-0014[4]。
地理
港区及び芝地域の東部に位置する。
河川・架橋
古川
- 赤羽橋 - 国道1号(桜田通り)
- 芝園橋 - 東京都道409号日比谷芝浦線(日比谷通り)
- 将監橋 - 特別区道
- 金杉橋 - 国道15号(第一京浜)
歴史
1662年(寛文2年)には豊島郡柴村が町奉行支配となり本芝7か町が成立する(本芝一-四丁目・本芝入横町・本芝下タ町・本芝材木町)。また同時に隣接する荏原郡金杉村・荏原郡上高輪村も町奉行支配となり金杉11か町(芝金杉通一-四丁目など)及び芝田町などが成立する。
沿革
1868年(明治元年) - 東京府成立に伴い、当地域は東京府の所属となる。
1869年(明治2年) - 芝金杉地区に町域統廃合が行われ、芝金杉一-四丁目・芝金杉川口町などが成立する。
1878年(明治11年) - 芝区の成立に伴い、当地域は東京府芝区の所属となる。
1889年(明治22年) - 東京市成立に伴い、当地域は東京市芝区の所属となる。
1911年(明治44年)5月1日 - 町名より「芝」の冠称が省かれる。
1947年(昭和22年) - 芝区が麻布区・赤坂区と合併し、新たに港区が成立する。それに伴い、町名に再び「芝」の冠称がつく。
1964年(昭和39年)1月1日 - 住居表示の実施に伴い、本芝地区・芝金杉地区・芝三田四国町などをあわせて現在の芝一-五丁目が成立する。
旧町名
実施後 | 実施年月日 | 実施前(各町名の全域および一部) |
---|---|---|
芝一丁目 | 1964年1月1日 | 芝金杉一-四丁目、芝金杉浜町、芝金杉川口町 |
芝二丁目 | 芝金杉一-四丁目、芝金杉河岸、芝新堀町、芝新堀河岸、芝西応寺町、芝三田四国町 | |
芝三丁目 | 芝新堀町、芝新堀河岸、芝松本町、芝三田四国町 | |
芝四丁目 | 本芝一-四丁目、本芝入横町、本芝下町、本芝材木町、芝三田四国町 | |
芝五丁目 | 本芝四丁目、本芝入横町、芝田町一-三丁目、芝三田四国町、芝三田同朋町、芝通新町、芝横新町 |
世帯数と人口
2017年(平成29年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
芝一丁目 | 1,203世帯 | 1,858人 |
芝二丁目 | 2,130世帯 | 3,376人 |
芝三丁目 | 2,191世帯 | 3,547人 |
芝四丁目 | 1,401世帯 | 2,294人 |
芝五丁目 | 1,982世帯 | 2,886人 |
計 | 8,907世帯 | 13,961人 |
小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
芝一丁目 | 全域 | 港区立芝小学校 | 港区立三田中学校 |
芝二丁目 | 全域 | ||
芝三丁目 | 4〜6番 | ||
その他 | 港区立赤羽小学校 | ||
芝四丁目 | 全域 | 港区立芝小学校 | |
芝五丁目 | 全域 | 港区立御田小学校 |
施設
行政
- 港区立三田図書館
- 港区立障害保健福祉センター
教育(公立)
- 港区立芝小学校
教育(私立)
- 戸板女子短期大学
- 東京女子学園中学校・高等学校
企業
- 三井住友トラスト・アセットマネジメント
三井住友信託銀行芝営業部(旧中央三井信託銀行本店)
SBJ銀行本店・東京本店営業部- オリックス自動車
- オリックス不動産
長谷工コーポレーション本社- 丸紅リアルエステートマネジメント
日本電気本社 - 日本電気本社ビル
NECライティング本社
三菱アルミニウム本社
三菱自動車工業本社
FCAジャパン本社
森永製菓本社 - 森永プラザビル
森永乳業本社
バンダイナムコホールディングス本社
バンダイナムコエンターテインメント本社
新陽社本社
ハンファジャパン本社
美和ロック本社
コーンズ本社
インボイス本社
廣済堂本社
機関紙連合通信社本社
IVSテレビ制作東京本社
宿泊
セレスティンホテル - セレスティン芝三井ビルディング- 東京グランドホテル
- 三田会館
アパホテル三田駅前
住居
- カテリーナ三田
- 芝パークタワー
- パークハウス芝タワー
大使館・領事館
チリ大使館
- チリ総領事館
- ボツワナ大使館
交通
鉄道
東日本旅客鉄道田町駅(■京浜東北線 ■山手線)
都営地下鉄三田駅( 浅草線 三田線)
道路
国道1号(桜田通り)- 国道15号(第一京浜)
東京都道301号白山祝田田町線(桜田通り)- 東京都道319号環状三号線
東京都道409号日比谷芝浦線(日比谷通り)
高速道路
- 首都高速都心環状線
- 芝公園出入口
画像
芝五丁目交差点
田町駅
三田駅A9出入口
芝大神宮
森永プラザビル
日本電気本社
バンダイナムコホールディングス本社
大韓航空日本支社とコーンズ本社
カテリーナ三田
関連項目
- 芝浜
脚注
^ “平成22年国勢調査による各総合支所管内別の町丁目別面積・昼夜人口等”. 港区 (2015年2月19日). 2018年1月7日閲覧。
- ^ ab“各月1日現在の各総合支所管内別の町丁目別人口・世帯数(平成14年~平成29年)”. 港区 (2017年12月6日). 2018年1月7日閲覧。
- ^ ab“郵便番号”. 日本郵便. 2018年1月7日閲覧。
- ^ ab“郵便番号”. 日本郵便. 2018年1月7日閲覧。
^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月7日閲覧。
^ “港区立小・中学校通学区域一覧表”. 港区 (2015年4月1日). 2018年1月7日閲覧。
外部リンク
- 芝(しば)
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