パシフィック・リム (映画)

















































































パシフィック・リム

Pacific Rim

Pacific Rim panel at SDCC 2011 (5967396840).jpg

コミコン・インターナショナルでのスタッフ・キャスト(左からギレルモ・デル・トロ、イドリス・エルバ、チャーリー・ハナム、チャーリー・デイ、トラヴィス・ビーチャム)

監督
ギレルモ・デル・トロ
脚本
トラヴィス・ビーチャム
ギレルモ・デル・トロ
原案
トラヴィス・ビーチャム
製作
ジョン・ジャッシニ
メアリー・ペアレント
トーマス・タル
製作総指揮
カラム・グリーン
出演者
チャーリー・ハナム
菊地凛子
イドリス・エルバ
チャーリー・デイ
バーン・ゴーマン
クリフトン・コリンズ・Jr
ロバート・カジンスキー
マックス・マーティーニ
ロン・パールマン
芦田愛菜
音楽
ラミン・ジャヴァディ
撮影
ギレルモ・ナヴァロ
編集
ピーター・アムンドソン
製作会社
レジェンダリー・ピクチャーズ
配給
ワーナー・ブラザース
公開
オーストラリアの旗 2013年7月11日
ロシアの旗 2013年7月11日
アメリカ合衆国の旗 2013年7月12日
香港の旗 2013年7月18日
中華人民共和国の旗 2013年7月31日
日本の旗 2013年8月9日[1]
上映時間
132分[2]
製作国
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語
英語
日本語
製作費
$190,000,000[3]
興行収入
世界の旗 $411,002,906 [3]
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $101,802,906 [3]
日本の旗 15.5億円[4]
次作
パシフィック・リム: アップライジング
テンプレートを表示

パシフィック・リム』(Pacific Rim)は、ギレルモ・デル・トロ監督による2013年公開のSF怪獣映画である。




目次






  • 1 概要


  • 2 ストーリー


  • 3 登場人物


    • 3.1 主な登場人物


    • 3.2 環太平洋防衛軍(PPDC)


      • 3.2.1 イェーガーのパイロット




    • 3.3 その他の人物


    • 3.4 コミックス版:Tales From Year Zeroの登場人物


      • 3.4.1 イェーガーのパイロット






  • 4 イェーガー


    • 4.1 登場イェーガー


      • 4.1.1 主なイェーガー


      • 4.1.2 過去のイェーガー


      • 4.1.3 その他のイェーガー




    • 4.2 命の壁




  • 5 怪獣


    • 5.1 主な怪獣


    • 5.2 プリカーサー(先駆者)




  • 6 登場兵器


  • 7 製作


    • 7.1 企画


    • 7.2 撮影


    • 7.3 視覚効果


    • 7.4 音楽




  • 8 マーケティング


  • 9 公開


    • 9.1 4DX上映


    • 9.2 爆音上映会




  • 10 評価


    • 10.1 批評家の反応


    • 10.2 クリエイターの反応


    • 10.3 興行収入


    • 10.4 受賞




  • 11 Blu-ray /DVD


  • 12 テレビ放送


  • 13 続編


  • 14 アニメ


  • 15 パロディ


  • 16 脚注


    • 16.1 注釈


    • 16.2 出典




  • 17 外部リンク





概要


太平洋の海底から次々と現れる巨大怪獣に、兵士2人がペアとなって操縦する巨大ロボットで立ち向かう姿を描く。タイトルのパシフィック・リムとは環太平洋地域のことであり、これらの地域に該当する国の人々が協力して世界的脅威に立ち向かう。


英語の作品であるが、作中に登場する怪獣は日本語で「KAIJU(カイジュー)」と呼称される。ラストには「この映画をモンスターマスター、レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」と献辞が表示される。デル・トロは、「日本の怪獣モノの単なるパスティーシュやオマージュではなく、新しいことができると感じた」と語ったうえで[5]、「日本の漫画、ロボット、怪獣映画の伝統を尊重している」とも答えている[6]。また、今作は「巨大怪物への美しい詩である」と語っている[7]



ストーリー


2013年8月、太平洋グアム沖の深海に異世界と繋がる割れ目「ブリーチ」が生じ、そこから現れた怪獣「アックスヘッド」がサンフランシスコを襲撃。米国は陸海空軍の6日間に渡る総攻撃によってこれを駆逐することに成功するが、その後も別の怪獣が次々と出現し太平洋沿岸都市を襲うようになったため、沿岸諸国は「環太平洋防衛軍(PPDC)」を設立し、怪獣迎撃用の巨人兵器・イェーガーを建造し立ち向かった。イェーガーの活躍によって人類は一時的に優位に立ったが、怪獣の出現ペースは少しずつ早まっていき、再び人類は劣勢に追いやられていった。


2020年2月、米国アンカレッジを怪獣「ナイフヘッド」が襲撃。イェーガーのパイロットであるローリー・ベケットは、同じくパイロットの兄ヤンシー・ベケットとともにイェーガー「ジプシー・デンジャー」に乗ってこれを迎撃するが、戦闘で機体が大破しヤンシーは戦死する。ローリーは、兄の死によるショックと脳への負担に耐え、単独でイェーガーを操縦しナイフヘッドを撃破することに成功する。


2024年、怪獣襲来の急激な増加によってイェーガーの生産・供給が追いつかないことを問題視した世界各国の政府首脳陣は、イェーガー計画を中断することをPPDCの司令官スタッカー・ペントコストに告げる。それと同時に、世界各国の沿岸部に巨大防護壁を建造する「命の壁計画」によって、徹底した防御策に出ることを決定した。しかし、一時は効果を見せていた「壁」も徐々に効力を失っていき、人類は滅亡の危機に瀕していた。


そんな中、「ナイフヘッド」との戦闘以来パイロットを引退し「壁」の建造に携わっていたローリーの元にペントコストが現れ、パイロットとして「ブリーチ」を破壊する計画に参加するよう求める。ローリーはペントコストとともに香港のPPDCの基地(シャッタードーム)へ向かい、破棄されていたはずのかつての乗機「ジプシー・デンジャー」と、そして機体の修復やパイロットの選定を担当する研究者・森マコと出会う。マコは研究者でありながら戦闘能力も高く、イェーガーの搭乗者に選ばれてもおかしくない実力者であったが、過去のトラウマを知るペントコストから搭乗を止められていた。訓練を通してマコの高い実力を認めたローリーは、彼女とペアを組みたいとペントコストに進言。それを受け、実験的にローリーとマコをペアとして操縦テストが行われた。しかし、マコの不慣れもあって危うく事故を起こしかけてしまい、ペントコストはローリーのパートナーを別の人間にすることを決める。


2025年1月、初の2体同時出現にして過去最大級であるカテゴリー4の怪獣「オオタチ」と「レザーバック」が香港を襲撃する。ペントコストは、残存する4機のイェーガーのうち「チェルノ・アルファ」、「クリムゾン・タイフーン」、「ストライカー・エウレカ」の3機を出撃させるが、「チェルノ・アルファ」と「クリムゾン・タイフーン」が破壊され、「ストライカー・エウレカ」もレザーバックの電磁衝撃波により機能停止に陥った上、パイロットの1人であるハーク・ハンセンが腕を骨折する怪我を負ってしまう。待機を命じられていたローリーとマコはペントコストの反対を押し切り、回路がアナログ式のため電磁衝撃波の影響を受けない「ジプシー・デンジャー」で出撃。ペアを組んで以来初の実戦ながら、怪獣を2体とも撃破することに成功する。


しかし喜ぶ間もなく、「ブリーチ」付近に2体のカテゴリー4の怪獣「ライジュウ」と「スカナー」が出現。ペントコストは、戦闘可能な2体のイェーガーで「ブリーチ」の破壊作戦を実行することを決断し、負傷したハークの代わりに自らが「ストライカー・エウレカ」に乗り込み、ハークの息子チャック・ハンセンとのペアで出撃する。2機が海底の割れ目に到着すると、さらに巨大な初のカテゴリー5となる怪獣「スラターン」も出現。また、調査の結果、「ブリーチ」を通り抜ける事ができるのは怪獣のみで、機械や兵器などは不通であることが判明した。「ジプシー・デンジャー」は右腕と右脚を損壊したものの「ライジュウ」の撃破に成功。一方の「ストライカー・エウレカ」は「スラターン」の攻撃によって深刻なダメージを負ったため、「ジプシー・デンジャー」の道を切り開くべく「ブリーチ」の破壊用に搭載していた核爆弾を起動し、残る怪獣2体を巻き添えに自爆する。


「スラターン」は自爆攻撃にも耐え再び襲いかかるが、「ジプシー・デンジャー」はそれを倒し、その死骸を利用して「ブリーチ」へと入り込む。「ブリーチ」を破壊するための核爆弾は「ストライカー・エウレカ」が使ってしまっていたため、ローリーたちは「ジプシー・デンジャー」の動力源である原子炉を爆発させることにした。ローリーは酸欠状態のマコを先に脱出させ、遠隔操作による爆破の準備をして自身も脱出を試みた。しかし、機体の破損により手動で起爆しなければならなくなっており、手動で起爆スイッチを入れたローリーは、間一髪で脱出ポッドに乗り込み脱出。「ブリーチ」は計画通り破壊され、先に海上へと浮上していたマコやPPDCの総員が見守る中、ローリーも無事帰還する。



登場人物



主な登場人物



ローリー・ベケット

俳優:チャーリー・ハナム(幼少期:ポール・ワイアーズ)、日本語吹替:杉田智和(幼少期:優希)

本作の主人公で、イェーガー「ジプシー・デンジャー」のパイロット。米国アンカレッジ出身。学生時代の成績はスポーツも勉強も今ひとつだったが、喧嘩は負け知らずであった。兄のヤンシーとのコンビで高い戦闘能力を発揮しパイロットとして活躍していたが、怪獣「ナイフヘッド」との戦いでヤンシーを亡くし、以来心にトラウマを負っている。一時はパイロットを引退して各地の怪獣防護壁の建設作業員として働いていたが、アラスカにおいてかつての上司であったペントコストの要請を受け、再びパイロットとして復帰する。人一倍正義感が強い性格だが、彼を演じるチャーリー・ハナム曰く「人類愛に満ちている一方で人嫌い」であるという。復帰して初めて「ジプシー・デンジャー」に搭乗した時こそ、ドリフトの際に過去のトラウマを思い出してしまったことでマコの暴走を引き起こしてしまったが、その後の香港での実戦ではマコとの息の合った動きで二体の怪獣を撃破するなど、パイロットとしての実力は衰えていない。

マコの「イメージと違う」という発言に対して日本語で応答しているが、どれほど話せるかは不明。

森マコ

俳優:菊地凛子(幼少期:芦田愛菜)、日本語吹替:林原めぐみ(幼少期:本人)

本作のヒロイン。種子島出身の日本人で、イェーガーの研究者。幼い頃に怪獣「オニババ」が日本を襲撃した際に両親を亡くし、自らも殺されかけたところをペントコストが搭乗するイェーガー「コヨーテ・タンゴ」に助けられた。その後、ペントコストらに養女として迎え入れられたことから、生涯の恩人として彼に忠誠を誓っている。失敗を許せない完璧主義者であり、イェーガーの適性訓練において意図的に2ポイント先取を許すローリーに対して苦言を呈した。戦闘員としての身体能力も高く、両親の復讐を果たすためローリーのパートナーになることを志願するが、中々ペントコストの許可を得られなかった。ドリフトの初テストでは「オニババ」に襲われたときの記憶を深追いしてしまったことによりイェーガーを暴走させかけてしまうが、ローリーとの信頼関係を築いてからは一人前のパイロットへと成長していく。

原語版では数回日本語で会話するシーンがあり、微妙にたどたどしい日本語を話すが、これは「ペントコストの下で育った影響で日本人的な発音を忘れてしまったから」という設定による。

スタッカー・ペントコスト

俳優:イドリス・エルバ、日本語吹替:玄田哲章[注 1]

環太平洋防衛軍(PPDC)の司令官で、ローリーとマコの上司。イギリス人。かつてはイェーガー「コヨーテ・タンゴ」のパイロットであり、ローリーがナイフヘッドに勝利するまで、本来2人で操縦しなければならないイェーガーを1人で操縦して怪獣に勝利した唯一の人間だった。東京での戦いの際に多量の放射線を浴びてしまい、末期癌を患った。そのため、次にイェーガーに搭乗すれば確実に死ぬと忠告されている。普段は威厳ある振る舞いを見せ、時には冷徹な判断も辞さないが、内心は戦いで多くの命を犠牲にせざるを得ないことへの罪悪感に囚われている。最終作戦においては負傷したハークに代わり「ストライカー・エウレカ」に搭乗し、チャックと共に自らの命と引き換えに「ジプシー・デンジャー」の道を切り開いた。

本作の脚本・原案を担当したビーチャムは彼の人物像について、「スター・ウォーズのオビ=ワン・ケノービのようなかっこいい人物」と評している。「コヨーテ・タンゴ」が日本籍のイェーガーであったためか日本語が喋れるが、やはりどこか発音がたどたどしい。



環太平洋防衛軍(PPDC)



ニュートン・ガイズラー

俳優:チャーリー・デイ、日本語吹替:古谷徹

環太平洋防衛軍の科学士官として働くドイツ人の生物学者。愛称は「ニュート」。全身に怪獣をモチーフにしたタトゥーを入れるほどの怪獣オタク。同じ職場で働くハーマンとは考え方の差異から度々衝突している。怪獣の生態を探るため自ら怪獣の脳とドリフトを行ったことで怪獣に関する重大な事実を知るが、ドリフトによる記憶共有は双方向に行われるということを失念しており、他の怪獣にPPDC側の情報が露見した上、自身の存在を認識されて怪獣に命を狙われることになった。

監督のデル・トロは彼のプロフィールについて、「見かけは35歳、精神年齢は12歳」と設定している。

ハーマン・ゴットリーブ

俳優:バーン・ゴーマン、日本語吹替:三ツ矢雄二

環太平洋防衛軍の科学士官として働くドイツ人の数理学者。常に杖を持ち歩いており、かなりの潔癖症で気難しい性格。対照的な性格、考え方を持つニュートンとは互いに衝突し合っており、時にはニュートンの考えを全否定することもある。ニュートンと同じく怪獣の研究を行っており、怪獣の出現する間隔が徐々に短くなっていることを基に、やがて複数体が同時に出現すること、深海の裂け目が常時開いた状態になること、またそれにより裂け目の破壊が可能になることを指摘する。怪獣との戦いが激化する中、ニュートンと共に怪獣の脳とのドリフトを行い、これによってより正確で膨大な情報の入手に成功した。

テンドー・チョイ

俳優:クリフトン・コリンズ・Jr、日本語吹替:千葉繁

環太平洋防衛軍の指令センター「ロクセント」の管制官。蝶ネクタイが特徴。中国人とペルー人のハーフ。以前はサンフランシスコでフェリーの操舵手をしていた。仕事に誇りを持つ職人気質だが、パチューコ風ファッションを愛する洒落者でもある。



イェーガーのパイロット



ハーク・ハンセン

俳優:マックス・マーティーニ、日本語吹替:池田秀一

イェーガー「ストライカー・エウレカ」のパイロット。オーストラリア・シドニー出身。元オーストラリア空軍のパイロットであり、これまでに数々の歴戦を勝ち抜いてきたエリートでもある。かつて怪獣襲撃の際に幼かった息子を守るため、妻アンジェラを置き去りにしてしまったことから(彼女はその時に入院していたが、怪獣への核攻撃に巻き込まれ、命を落としている)、息子に対して負い目を感じている。上司であるペントコストとは無二の親友であり、終盤では決死の覚悟で出撃していく彼に代わって環太平洋防衛軍の指揮を託され、その任務が完遂された際には、親友と息子を失った哀しみを胸に秘めながらも、新たな司令官として終戦を宣言した。昔はスコットという弟がパートナーだったが、後述の彼の悪行によって決別した。ちなみに正式な名前は「ハーキュリーズ(ヘラクレス)」で、「ハーク」はその略称である。

チャック・ハンセン

俳優:ロバート・カジンスキー、日本語吹替:浪川大輔

イェーガー「ストライカー・エウレカ」の後期パイロットで、ハークの息子。血気盛んな若者で、マコ同様の完璧主義者。実の父親であるハークをライバル視している。ハークと共に多くの怪獣を倒してきた優秀な兵士であるが、怪獣をどれくらい討伐したかでしか相手を評価せず、イェーガー計画が中止されることについて「使えないパイロットがいるせい」とTVインタビューに答えている。殊に実力がないと見做したパイロット達には厳しい態度をとり、ローリーに対して、「自分の兄を死なせたくせに一人だけ生き延びた」として非難したり、初テストでジプシー・デンジャーを暴走させかけたマコを「素人」と罵倒する。この屈折した思考と性格は幼少時の環境が原因。しかし、怪獣に倒されそうになる「クリムゾン・タイフーン」を見殺しに出来ずに命令違反をしてまで助けに行こうとするなど、根は仲間想いで悪い人間ではない。また、生身の戦闘は不得意なのか、マコを罵倒した為にローリーと諍いになった際にはブランクがある筈の彼に半ば一方的にやられていた。ドリフトの影響で早い段階から父の本心や苦悩を知り、理解はしていたが色々な理由から受け止めきれずにいた模様。ペットとしてブルドッグの「マックス」を飼っている。

最期はマックスの世話を父に託し、ペントコストとペアを組んで出撃。「ジプシー・デンジャー」の道を切り開くため、核爆弾で怪獣2体を巻き添えに自爆した。

タン3兄弟(チャン・ウェイ・タン、ジン・ウェイ・タン、フー・ウェイ・タン)

俳優:チャールズ・ルー、ランス・ルー、マーク・ルー、日本語吹替:三宅貴大

イェーガー「クリムゾン・タイフーン」のパイロットである中国人3兄弟。過去に何度も怪獣を討伐したことから、地元ではヒーローとして扱われている。元ストリート・ファイターという経歴を持つカンフーの使い手で、武器や戦略に詳しく、イェーガー計画にも大いに貢献している。

香港沖合に出現した怪獣「オオタチ」と「レザーバック」を迎撃すべく出撃するが、オオタチの予想外の強さに苦戦した末、コックピットごと毟り取られる形で敗北する。生き残ったとする情報もあるが、ノベライズでは3人とも戦死とあり、また続編の「パシフィック・リム:アップライジング」中で、戦死したマコやカイダノフスキー達と並んで戦死者肖像の向かって右端に3人並んで掲げられているのが確認できる。

当初、中国人パイロットは4つ子の設定だったが、4つ子の俳優が見つからなかったため、代わりに3つ子の兄弟であるチャールズ・ルー、ランス・ルー、マーク・ルーの3人が起用された。

サーシャ・カイダノフスキー

俳優:ロバート・マイエ、日本語吹替:木村雅史

イェーガー「チェルノ・アルファ」のパイロット。ロシア人。ハークとチャック同様、長い実戦経歴を持つエリートパイロットの1人。妻のアレクシスほどではないが怒ると非常に怖い。最終作戦に使用する核爆弾を手配したのは彼ら夫妻であり、ペントコストは「あのロシア人は何でも手配できる」と評している。

香港沖合に出現した怪獣「オオタチ」と「レザーバック」を迎撃すべく出撃するが、オオタチ親獣に機体に強酸を吐きつけられた際にコックピットが浸水し、妻共々戦死する。

アレクシス・カイダノフスキー

俳優:ヘザー・ドークセン(英語版)、日本語吹替:愛河里花子

イェーガー「チェルノ・アルファ」のパイロット。サーシャの妻[注 2]。戦闘の指示は彼女が行う。怒るとかなり恐ろしい。

香港沖合に出現した怪獣「オオタチ」と「レザーバック」を迎撃すべく出撃するが、夫同様の経緯で戦死。

ヤンシー・ベケット

俳優:ディエゴ・クラテンホフ(幼少期:タイラー・スティーヴンソン)、日本語吹替:土田大(幼少期:吉田麻実)

ローリーの兄。かつてイェーガー「ジプシー・デンジャー」のパイロットとして活躍していたが、怪獣「ナイフヘッド」との戦いで戦死する。

コミックス版ではジャーナリストのナオミと親密な関係を持ち、訓練中のシミュレーションにその記憶がローリーにも共有されてしまったことが発端となって喧嘩になった。



その他の人物



ハンニバル・チャウ

俳優:ロン・パールマン、日本語吹替:ケンドーコバヤシ

香港を拠点に、怪獣の死骸を解体し臓器を万能薬として売りさばく闇商人のボス。本名は不明であり、現在の名は好きな歴史上の人物と贔屓にしている中華レストランの名前から取ったもの。幅広い人脈を持っており、幾つもの闇ルートに精通している。環太平洋防衛軍に対し、怪獣の死骸を独占する条件で資金援助をしている。かつて怪獣襲撃から逃げ込んだ公共退避壕が潰された時に左目を失明しており、普段はサングラスで隠している。貴金属と宝石をこよなく愛し、特に黄金で飾り立てた靴がお気に入り。豪勢な柄のバタフライナイフが得物。

中盤、瀕死のオオタチ幼獣に丸呑みされ退場したが、スタッフロールの途中で生還した姿が見られた。

ロン・パールマンはこのキャラクターを演じる際、デル・トロから海賊のイメージを与えられて人物像を作り上げたという。



コミックス版:Tales From Year Zeroの登場人物







ナオミ・ソコロフ

イェーガーのパパラッチ(通称「イェーガー・フライ」)の1人。ロシア人。持前の潜入技術を奮い、イェーガーに関することを深くまで潜り込んで調べる。ヤンシーと親密な関係を持つなどして、スタッカーのチームを崩壊させかねない所まで追い込みかけてしまったものの、最終的にテンドーの手助けがあって無事に足を洗った。

イェイェ・チョイ

テンドーの祖父。中国人。「アックスヘッド」がサンフランシスコに侵入した際に車で逃げようとし、何とか港まで辿り着くものの、戦闘機との戦闘の際に「アックスヘッド」が流した「カイジュウ・ブルー」が降りかかり、命を落とした。

ルーナ・ペントコスト

スタッカーの妹。イギリス人でイギリス空軍所属。第二次世界大戦時のアメリカ合衆国と英国の同盟関係を重要視しており、いつかその恩を返したいという思いからパイロットを志願した。兄の制止を押し切り、強い信念を持って親友のタムシンと共に戦闘機で「アックスヘッド」を倒そうとし、喉元にサイドワインダーを直撃させようと接近したところ、長大な爪に衝突し戦死した。モットーは「竜を屠る」。

タムシン・セビア

ペントコスト兄妹の友人。カナダ人でイギリス空軍所属。髪を赤く染めている。ルーナと共に「アックスヘッド」を倒そうとするもルーナの戦死の訃報を受け、怪獣に復讐を誓う。

環太平洋防衛軍発足後にレンジャーを志願し、スタッカーと共に「コヨーテ・タンゴ」のパイロットとなる。東京で「オニババ」との戦闘中に「ニューラル・ハンドシェイク」の影響で失神したものの、スタッカーの奮戦で勝利を収める。後に重度のガンを発症し、スタッカーにレンジャー業を引退するように強要されるが、彼と共に歩んでいくことを頑として譲らなかった。その後、病院に入院しガンの発作でこの世を去り、ハワイに埋葬された。

ジャスパー・ショーンフィールド

環太平洋防衛軍の科学士官でイェーガー生みの親とされるアメリカ人。

ケイトリン・ライトキャップ

ジャスパーの弟子でドリフトの開発者及びイェーガー開発の責任者の一人であるペンシルバニア州ピッツバーグ出身のアメリカ人女性。

2015年には「クリムゾン・タイフーン」のコクピットのデザインを担当した。

同年、アダムの代わりにプロトタイプのイェーガー「ブロウラー・ユーコン」のパイロットの1人となり、「カーロフ」の討伐に成功した。イェーガーに搭乗する前は真面目な性格だったが、パートナーであるセルジオと共にドリフトした結果、精神結合を経たことにより活発な性格に変化した。

アダム・ケーシー

プロトタイプのイェーガー「ブロウラー・ユーコン」のパイロットの1人。アメリカ人でアメリカ空軍所属。大尉の階級を所有している。

「ブロウラー・ユーコン」のテスト操作中、神経接合中のデータロードが肉体の許容負荷を超えたことにより身体が非常に強い拒絶反応を示し、その強烈な反動で強度の腰痛と背骨の痛みを同時に併発、さらに脳卒中も発症し、機体ごとバランスを乱して倒れ、60m以上の高さから機体ごと叩きつけられた衝撃によって亡くなった。

セルジオ・ドノフリオ

プロトタイプのイェーガー「ブロウラー・ユーコン」のパイロットの人。



イェーガーのパイロット







ゲイジ兄弟(ブルース・マッケンジー・ゲイジ、トレビン・ジュールズ・ゲイジ)

イェーガー「ロミオ・ブルー」のパイロットであるアメリカ人兄弟。第1世代から全盛期まで活動して幾度もの戦闘に参加し、イェーガーの広告塔としての活躍もあるが、2頭目の怪獣討伐を祝うパレードにも出席した余波で人気が高まり、セレブの花道を駆け抜けた。

「ナイフヘッド」が出現した時には最終防衛ラインを死守すべく捜索するも振り切られ、「ジプシー・デンジャー」が大破した後にシアトルでの怪獣襲来で戦死した。

ダック・ジェソップ

イェーガー「タシット・ローニン」のパイロット。国籍不明だが、オーストラリア人とベトナム人のハーフ。

カオリと共にリマの攻撃チームで活躍したが、3度の出撃を経験した後に夫婦共々戦死した。

カオリ・コヤマダ

イェーガー「タシット・ローニン」のパイロット。屋久島出身の日本人でダックの妻。低予算で作られる特撮映画のスーツアクターの父を持つ。

ダックと共にリマの攻撃チームで活躍したが、3度の出撃を経験した後に夫婦共々戦死した。

スコット・ハンセン

イェーガー「ストライカー・エウレカ」の前パイロットで、ハークの弟。兄と同じく優秀だが、他人から合併症とみなされても仕方ないほど混乱を巻き起こしたり相当の女たらしだったりと人間性に問題があり、自分の行動に責任を感じる姿なども見られない。

後に環太平洋防衛軍の情報機密を重大に侵害し、これをドリフト中にハークに見破られて上層部に報告された結果、悪行が上層部にも筒抜けになり、追放された。



イェーガー


怪獣を打倒するために人類が世界各国で開発、建造した全高約80mという人型ロボット。名前の由来はドイツ語で狩人を示す Jäger からきている。発明者であるジャスパー・ショーンフィールドは、シドニーに怪獣が襲来したニュースをテレビで視聴していた時に、傍らで自分の幼い息子が怪獣とロボットのフィギュアで遊んでいるのを見て、対怪獣用の革新的なカウンターとして「巨大ロボット兵器」の構想が閃いた。


操縦には戦闘機の操縦システムとして開発されていた神経とマシンを接続する「ドリフト」という方法を取り、パイロットスーツに組み込まれた伝達回路と内部に注入される特殊なジェルによってパイロットの動作をイェーガーに伝達させる。パイロットの動きをイェーガーはそのままトレースするため、パイロットの持つ格闘技術などがイェーガーの戦闘力を大きく左右する。開発当初はパイロット1名だけで操縦を行う構成だったが脳神経への負荷が大きすぎた為、パイロット2名がそれぞれ右脳と左脳と役割を分担する構成となった(1名だけでイェーガーを操縦し生還したのはローリーとペントコストのみ)。イェーガーの起動の際、パイロット2名の意識を同調させる「ブレイン・ハンドシェイク」という工程が必要であり、これによってパイロット2名はお互いの意識と記憶を共有する。この際、不慣れなパイロットは、相方または自身の過去の記憶を無意識のうちに追体験してしまう「ウサギ追い」というトラブルを引き起こしがちである。これによって動作不良や暴走を引き起こすことがあるため、パイロット同士はそれを互いにフォローしあうことが求められる。このことからパイロット候補となる2名は、戦闘技術はもちろんのことだが、互いの親密度が重要視される。パイロット2名が兄弟、親子、夫婦など親族であることが多いのはこれが理由である。


動力は原子力を応用した専用のエネルギーコアを使用する。初期のイェーガーはこのエネルギーコアの放射線対策が完璧とは言えず、長期の戦闘によって被曝し、ペントコストのように重病を患うパイロットも出ている。


動力は胸部、コクピットは頭部という基本構成だが、チェルノ・アルファのような例外も存在する。



登場イェーガー



主なイェーガー





















































機体名 世代 国籍 初出動 全高 重量 怪獣
討伐数
機体色
ジプシー・デンジャー
第3世代 アメリカ 2017年 79m 1,980t 5→8体
ストライカー・エウレカ
第5世代 オーストラリア 2019年 76m 1,850t 11→12体 白みがかった灰色
クリムゾン・タイフーン
第4世代 中国 2018年 76m 1,722t 7体
チェルノ・アルファ
第1世代 ロシア 2015年 85m 2,412t 6体 緑がかった灰色


ジプシー・デンジャー

パイロット:ローリー・ベケット、ヤンシー・ベケット(改修前)、森マコ(改修後)

アメリカで建造されたイェーガーで、物語登場時点でやや古参に入る機体。近距離格闘戦を主に設計されている。格闘戦で怪獣にダメージを与えたのち、左右腕部に内蔵されたプラズマ砲「プラズマキャスター」を至近距離で撃ちこんで倒すという戦法を取るほか、胸からは熱線「ポイント・ブランク・ブラスト」を発射できる。2020年に「ナイフヘッド」との戦いで大破したが機体は後に回収されており、5年後には香港で修復と改修が行われた。その際、新たな武装として肘部にパンチ力を増幅するためのロケット推進機「エルボー・ロケット(日本語吹き替え版ではロケットパンチに変更されている。ローリーの吹き替え音声担当である杉田智和によると、吹き替え現場では「ここはロケットパンチだろう!」と盛り上がったようである[8]。また中国での劇場公開時には天馬流星拳と翻訳されたが、後に製作会社からクレームが入っている[9]。)」と普段は蛇腹剣である「チェーンソード」が両腕に追加装備されている。旧式であるが故に動力は原子力であり、核リアクターを二つ持つ(第1世代を除く)唯一の機体。また放射線対策が施されている(日本語訳では回路がアナログ式)のため電磁波の影響を受けず、EMP能力を持つ敵に対する唯一の有効手段でもある。

ジプシー・デンジャーのデザインについてデル・トロは、「エンパイア・ステート・ビルディングとジョン・ウェインを組み合わせたイメージ」とインタビューで語っている。

ストライカー・エウレカ

パイロット:ハーク・ハンセン、スコット・ハンセン(前期)、チャック・ハンセン(後期)、スタッカー・ペントコスト(ハークと交代)

オーストラリアで建造されたイェーガー。登場するイェーガーの中では最新鋭かつ唯一の第5世代機であり、パワー、スピード、装甲共に最高クラスの性能を持ち、10体以上の怪獣を討伐している高い実力を誇る。そのため怪獣への反攻作戦では中核をなす存在であり重要視されている。背部には姿勢制御用のスタビライザーである「エンジェル・ウィング」を持つ。武装は両腕に収納されている二股の刃で怪獣の甲殻を焼き切る「スティング・ブレード」、拳に装備され、イオンにより怪獣を麻痺させる「メリケンサック」、胸部に内蔵された高い火力を持つ6連発ミサイルランチャー「エア・ミサイル」。最新型は原子炉を搭載していないため放射線対策が施されておらず(日本語訳では回路がデジタル式)、EMPに弱いのが最大の弱点。設定当初は「ジプシー・デンジャー」となる予定だった。

クリムゾン・タイフーン

パイロット:タン3兄弟(チャン、ジン、フー)

中国で建造されたイェーガー。劇中登場するイェーガーの中では「ストライカー・エウレカ」に次いで新しい新型機。3人乗りという珍しい操縦システムのイェーガーで、2名は他のイェーガーと同じパイロットであり、残り1名は哨戒を受け持つ。右腕部を二股に分離させることで腕が3つに増えるのも特徴。脚部にも膝の下にもう1つ逆関節がついている。機動性とジャンプ力に優れており、更に腰部が360°旋回できるためトリッキーな戦闘が可能である。武装は左腕に内蔵されたプラズマ砲と右の2本の腕にそれぞれ装着された回転ノコギリ。パイロットのタン兄弟が編み出した「雷雲旋風拳(サンダークラウド・フォーメーション)」を必殺技として持つ。頭部がモノアイになっており、これは映画『2001年宇宙の旅』に登場するコンピューター、HAL 9000がモデルになっている。機体色は他の登場イェーガーとは違い、赤と黒に金の縁取りなど中国をイメージした派手なカラーリングである。また、左の胸には『暴風赤紅』と書かれている。

チェルノ・アルファ

パイロット:サーシャ・カイダノフスキー、アレクシス・カイダノフスキー

ロシアで建造されたイェーガー。過去に多数製造されたイェーガーの初期型であり、登場するイェーガーの中では最古参にあたる。近接戦闘型で旧型ではあるがウラジオストクの拠点を6年に渡って防衛し続けた実力を持ち、重装甲とパワーで相手を叩きのめす。武装は腕部に装備された高圧電流発生装置で、腕部を伸縮させて電撃をのせたパンチを叩きこむ「テスラ・フィスト」。ゲーム版では電撃も使用している。他のイェーガーと違い動力源を背負った形をしており、コクピットは胸部にあるように見える。そのため頭部が非常に大型だと間違えられるのが特徴。他のイェーガーと違って脱出機構を備えていない。



過去のイェーガー


なお上記の4体以外にも以下の4体のイェーガーが過去に存在し、いずれも本作の冒頭シーンおよび回想シーンに登場する。





















































機体名 世代 国籍 初出動 全高 重量 怪獣
討伐数
機体色
コヨーテ・タンゴ
第1世代 日本 2015年 85m 2,312t 2体 灰色
ホライゾン・ブレイヴ
第1世代 中国 2015年 72.5m 7,890t 2体 黄色がかった灰色
タシット・ローニン
第1世代 ペルー(日本) 2015年 74m 7,450t 3体
ロミオ・ブルー
第1世代 アメリカ 2015年 78m 7,775t 2体


コヨーテ・タンゴ

パイロット:スタッカー・ペントコスト、タムシン・セビア

日本で建造されたイェーガー。過去に多数製造されたイェーガーの初期型の1体で、物語開始時には既に失われている機体である。過去にマコが家族を失った原因である東京の怪獣襲撃の際に出撃し、3時間に渡って戦闘を繰り広げ、討伐を成功させたという過去を持つ。中距離戦型で武装は背部に装備された2門のエネルギー砲である「モーター・キャノン」。エネルギーコアの放射線対策が完璧ではなく、パイロットが長時間戦闘を行うと重度の被曝をしてしまうという重大な欠陥が存在する。本作ではマコの回想シーンに登場する。

ホライゾン・ブレイヴ

パイロット:ロー・ヒン・シェン、ズイチイ・ポー

中国で建造されたイェーガー。「クリムゾン・タイフーン」同様、モノアイの頭部を有しており、冷凍系の武装が特徴。冷却砲で怪獣を凍結させて粉砕する「サブゼロサッカーパンチ」を必殺技として持つ。本作ではもう一機の同型が同時進行で建造されていた。第1世代のイェーガーにも関わらず、2019年のマニラでの戦いでは非常に強力なカテゴリー4相手に単機で立ち向かい、「ジプシー・デンジャー」と「ストライカー・エウレカ」らの到着まで持ちこたえた。

タシット・ローニン

パイロット:ダック・ジェソップ、カオリ・コヤマダ

ペルーで建造された日本のイェーガー。「コヨーテ・タンゴ」の先代機。装甲を軽量化して機動性を向上させるためか、他のイェーガーに比べると細い体型をしている。怪獣を翻弄し、至近距離から腕の剣である「ファングブレード」で致命傷を負わせる「コブラ・ストライク」を必殺技として持つ。ペルーのリマを警護していて、三度の出撃を経験した後に怪獣に破壊された。

ロミオ・ブルー

パイロット:ブルース・マッケンジー・ゲイジ、トレビン・ジュールズ・ゲイジ

アメリカで建造されたイェーガー。「ジプシー・デンジャー」の先代機。胸部に大きな突起があり、内部にはガトリング砲が装備されている。近接戦闘型で、怪獣の喉を狙う「タクティカル・ブレイク」を必殺技として持つ。2020年に、シアトルでの怪獣襲来で破壊された。設定当初は三脚だった。



その他のイェーガー






また本作に登場せず、コミックス版や小説で登場したり、名前のみのイェーガーも存在している。









































































































機体名 世代 国籍 初出動 機体色
ブロウラー・ユーコン
第1世代(プロトタイプ) アメリカ 2015年 灰色
タンゴ・タスマニア
第1世代 オーストラリア
ラッキー・セブン
第1~第2世代? 中国 2016年
ディアブロ・インターセプト
第2世代 チリ
ソーラー・プロシェット
第2世代 ペルー
ピューマ・リアル
第2世代 パナマ
エデン・アサシン
第2世代 ロシア
ショウリン・ローグ
第3世代 中国 2017年
マタドール・フューリー
第3世代 メキシコ
ヴァルカン・スペクター
第3世代 オーストラリア
クローム・ブルータス
第3世代 カナダ
ヒュドラ・コリンシアン
第4世代 アメリカ 2018年
マンモス・アポストル
第4世代 アメリカ
ノヴァ・ヒュペリオン
第4世代 韓国
エコー・セイバー
第4世代 日本


ブロウラー・ユーコン

パイロット:アダム・ケーシー(試運転時)、セルジオ・ドノフリオ、カートリン・ライトキャップ

コミックス版「Tales From Year Zero」に登場。アメリカで建造された世界最初のイェーガー。試作品なので人型にはあまり見えない特徴的な形をしている。各部ジェットを使用しての、多少の空中活動も可能。戦闘前のテスト操作で死傷者を出すが、その後の「カーロフ」の討伐では無事に作動した。

ラッキー・セブン

パイロット:ハーク・ハンセン(パートナーは不明)

小説版に登場。イェーガー第1世代の時期に、オーストラリア空軍を退役した当時のハーク・ハンセンとそのパートナーに与えられたイェーガー。2016年に香港のビクトリア湾で最初の戦闘を経験し、怪獣を倒すことに成功した。



命の壁


イェーガーが次々と撃破され始めたため、各国が対怪獣の新たな対抗手段として生み出した巨大な壁。海岸沿いを覆い尽くし、怪獣の侵攻を阻止することが目的である。イェーガーを次々と建造するよりもコストが比較的安く済むが、これもパワーアップしていく怪獣相手では有効な対策手段にはならなくなっている。


作業現場で作業員は命綱すら付けずに作業しており、死傷者が出てもすぐに代わりが用意される(特に、壁の最上段からの転落事故は頻繁に発生している)など、労働環境は良いとは言えない。完成の目処すら立っていないことから、完成予定日にも「永遠に無理!」と落書きされている。


作中でイェーガーを持ったままでも飛行できる怪獣が登場したため、それ以降は防衛の意味を失ってしまった。



怪獣






本作における怪獣は、太平洋グアム沖の深海にできた割れ目「ブリーチ」から現れる巨大生命体の総称であり、英語圏でも「KAIJU(カイジュー)」と呼称されている。2013年8月10日に初めて出現し、同日は後に「K-DAY(怪獣の日)」と呼ばれる事になった。形態は爬虫類や魚類、甲殻類などに似たものなど個体ごとに様々だが、複数個体の姿が似ている事もある。主に人口の密集している地域を狙って襲来する。


骨格がシリコンで構成された一種のケイ素生物であり、非常に頑丈な体とイェーガーに匹敵する強力なパワーを持ち、陸海共に活動できるほか、ある程度の知性を有しているとされる。中には体の各所に発光器官を持つ個体や、翼による飛行能力を持つ個体、酸や電磁パルスなどの特殊な攻撃手段を持つ個体も存在するが、火炎放射や光線などの非生物的な能力を持つ個体はいない。身体が巨大である為、脳は主脳の他に「第二の脳」と呼ばれる小さい脳が存在し、それぞれ役割を分散させている。また、全ての怪獣はテレパシーを用いて一つの集合的記憶を共有しており、一匹が得た情報は即座に全ての怪獣に伝達され共有される事になる為、一度受けた攻撃はすぐに対処されてしまう。


体液は青色である事から「カイジュウ・ブルー」と呼ばれ、強酸性かつ猛毒であり大気汚染や水質汚濁を引き起こす。主成分はアンモニア。怪獣自体を撃破しても飛散したカイジュウ・ブルーにより被害が拡大してしまう事もある。また、体にはダイオウグソクムシに似た寄生虫(人間が両手で抱えるほどの大きさである)が付着しているが、怪獣から離れるとすぐに死んでしまう為、普通は生きている姿を見る事は出来ない。


それぞれの攻撃力や血液の毒性の高さ、その体長などによって、「セリザワ・スケール」と呼ばれる1から5までのカテゴリーでクラス分けされている。チャウの話ではすぐに腐ってしまう脳みそ以外全てが売り物になり、糞もするとのことであるが(大量のリンを含んでいるらしく畑の肥料に使用できるらしい)、そもそも何を食しているのかも不明である。また、怪獣の死骸から得られたデータによって人類の医療や科学技術も進歩しており、イェーガーにもその一部の技術が用いられている。


低カテゴリーの個体であっても現有の兵器で殲滅するには核兵器が必要になるため、放射線やカイジュウ・ブルーによる周囲の汚染を防ぎ、かつ怪獣を撃破可能な兵器としてイェーガーが開発された。イェーガーが格闘戦を主体としているのは銃火器を使用してカイジュウ・ブルーの飛散を抑えるためであり、搭載火器にプラズマ砲が使用されているのも、プラズマで傷口を焼いてふさぐことによってカイジュウ・ブルーの流出を防ぐ事を目的としている。


怪獣の正体は異世界に存在している種族「プリカーサー」によって生み出された一種の侵略用生体兵器である。クローニングによって培養されているため、たとえ全く違う姿の個体であってもそのDNA構造は同一。同系列の姿を持つ個体がいるのもこのためである。ただその光景は培養というより、工場での製造・組み立て風景に近い。クローニングで増やされているが繁殖も可能であり、作中には妊娠している個体が登場しているが、雌雄があるのか雌雄同体なのかは不明である。



主な怪獣
























































































































怪獣名 カテゴリー 出現時期 体長 体重 毒性 攻撃目標
アックスヘッド
2013年 アメリカ、サンフランシスコ
カーロフ
2015年 カナダ、バンクーバー
レッコナー
2016年 中国、香港
オニババ
カテゴリー2 2016年 57m 2,040t 日本、東京
ヤマアラシ
カテゴリー3 2017年 2,500t アメリカ、カルフォルニア州ロングビーチ
ナイフヘッド
カテゴリー3 2020年 96m 2,700t アメリカ、アラスカ州アンカレッジ
ムタヴォア(ブレードヘッド)
カテゴリー4 2024年 オーストラリア、シドニー
レザーバック
カテゴリー4 2025年 81m 2,900t 中国、香港
オオタチ
カテゴリー4 2025年 63m 2,690t 極めて高い 中国、香港
スカナー
カテゴリー4 2025年 134m 3,230t PPDC最終作戦の妨害
ライジュウ
カテゴリー4 2025年 109m 3,475t PPDC最終作戦の妨害
スラターン
カテゴリー5 2025年 181m 6,750t 時空の裂け目の防衛


アックスヘッド

最初に現れた怪獣。「トレスパッサー(侵入者)」とも呼ばれる。名前の由来は頭部のとさかが斧のような形をしているため。本作の冒頭シーンでサンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジを破壊し、怪獣の存在を全世界に知らしめた。6日間で3つの都市を破壊し、最後には核兵器で仕留められた。死体のあった場所はオークランドで、その場所にイェーガーの廃棄処分場「オブリビオン・ベイ」が建てられた。ちなみに、頭蓋骨は記念施設に展示されている。

カーロフ

コミックス版「Tales From Year Zero」に登場。2015年にバンクーバーを襲った怪獣。「フランケンシュタインの怪物」のような顔が特徴。ブロウラー・ユーコンと戦い、敗れ去る。名前の由来はボリス・カーロフ。

レッコナー

2016年に香港を襲った怪獣。毒性が強かったため死骸は放置され、劇中の時代では既に白骨化している。死体のあった場所には貧民街が建てられており、頭骨は怪獣を崇める新興宗教の寺院となっている。

オニババ


カニのような姿をした、カテゴリー2の怪獣。巨大なハサミと4本の脚を持ち、基本的には攻撃よりも防御に回るタイプである。「コヨーテ・タンゴ」との3時間に渡る戦闘の末、敗れ去る。この個体が東京を襲撃した事件は俗に「オニババ事件」と呼ばれており、マコはその生存者の1人である。デザインのモチーフには、日本の神社や寺院の意匠が取り入れられている。名前は、監督が幼いころに観た新藤兼人監督の『鬼婆 (映画)』から取られた[10]。同作主役の老女(乙羽信子)は、背中にカニが描かれた衣服を着用している。

ヤマアラシ

2017年にロングビーチを襲った、カテゴリー3の怪獣。「ジプシー・デンジャー」ともう1体のイェーガーと戦闘し、敗れ去る。劇中ではニュートンの左腕にタトゥーとして登場している。

ナイフヘッド

名前の通り頭部全体がナイフのような形になっている、カテゴリー3の怪獣。「ロミオ・ブルー」の捜索を振り切り、「ジプシー・デンジャー」との戦いでローリーの兄ヤンシーを殺したが、後にローリーの決死の反撃によって敗れ去る。デザインのモチーフはミツクリザメでデザインは大悪獣ギロンの影響を受けている[11]

ムタヴォア(ブレードヘッド)

鎌のような形をした鶏冠と鋭く尖った顎を持つ怪獣。「ヴァルカン・スペクター」と「エコー・セイバー」を破壊し、シドニーに建設された防護壁を破壊して都市部に侵攻してきたものの、「ストライカー・エウレカ」に敗れ去る。

レザーバック


ゴリラのような巨体を持つ、カテゴリー4の怪獣。強力な腕を持ち、スピードとジャンプ力を活かした戦闘が得意。頭部を覆う鶏冠状のプレートの下に発光する肉茎を備えており、興奮時には頭部のプレートを開いて肉茎を震わせる。また、背中には強力な電磁衝撃波を放出する器官がある。名前は英語で「オサガメ」の意味と、ゴリラのリーダーを表す「シルバーバック」を意味している。

オオタチ

レザーバックと共に香港に現れた、カテゴリー4の怪獣。頭部に2つの角を持ち、尻尾の先には3つに分かれた鉤爪を備えている。登場する怪獣の中では唯一飛行能力を備えた個体であり、両腕に畳まれた翼で飛行する。パンフレットでは「陸海空を征した万能怪獣」と評された。喉元にある袋から酸を吐く他、尻尾の鉤爪を武器として使う。また、触手の付いた長い舌を使い、狭い所に隠れた人間を捕獲したり内部の様子を探ったりする。ちなみに、子供を身籠っていた。

デザインの一部にギャオスやバラゴンの影響を受けている[11]

オオタチ幼獣

オオタチの死骸から現れた怪獣の赤子。赤子とはいえ人類への敵意を剥き出しにし、親と同様にニュートンを追い回すも、臍の緒が首に絡まって窒息死する。





スカナー

牡牛のような巨大な角を持つ、カテゴリー4最大級の怪獣。劇中ではライジュウと協力して水中戦を繰り広げる。名前は英語で「強い嫌悪」を意味する。

ライジュウ


ワニのような姿をした、カテゴリー4の怪獣。「スカナー」と共に「ジプシー・デンジャー」と「ストライカー・エウレカ」を迎え撃った。頭部は花弁状に開く外骨格で覆われている。

デザインには『ウルトラマン』に登場する怪獣ガボラの影響を受けている[11]

スラターン


シュモクザメのような頭部を持った怪獣。史上初めて存在が確認されたカテゴリー5の怪獣でもあり、攻撃力、血液の毒性、知能共に最も高い。複数の長い尻尾を鞭のように扱い、水中では特に威力を発揮する。デル・トロはデザインについて「とにかく悪魔的な顔にしたかった」と語っている。名前は英語で「淫らでだらしない女」を意味している。



プリカーサー(先駆者)


異次元世界「アンティヴァース」に住む知的生命体で、作り出した怪獣を「ブリーチ」を通して様々な別次元世界に送り込んでいる。これまでにも数々の別次元世界の文明を滅ぼし、征服した世界の資源が枯渇するたびに同様の手段で別次元世界への侵略を繰り返していた。一度、先史時代の地球にも訪れて恐竜を作り出したが[注 3]、自分自身が当時の地球の環境に適応できず侵略を諦めていた。しかし「ブリーチ」を残しておくことで常に地球を観測しており、人類が引き起こした環境汚染による大気の変質を期に再度地球を襲撃した。


「異次元に潜み怪獣を送り込む侵略者」という設定は『ウルトラマンA』に登場する敵ヤプール人の影響を受けている[11]



登場兵器



  • F-22 ラプター

  • F/A-18 ホーネット

  • MH-53 ペイブロウ

  • CH-53 シースタリオン

  • CH-47 チヌーク


  • ニミッツ級航空母艦「ジョン・C・ステニス」

  • クローラー・トランスポーター



製作



企画


2010年5月28日、レジェンダリー・ピクチャーズがトラヴィス・ビーチャムによる『パシフィック・リム』の25ページの映画トリートメント(英語版)を購入したことが報じられた[12]。デル・トロがレジェンダリーと接近し、映画コラボレーションの企画を話し合った際、彼はビーチャムのトリートメントに興味を抱いた[13]




デル・トロがイメージソースとして挙げた伝フランシスコ・デ・ゴヤの『巨人(英語版)[13]


2011年6月にデル・トロはハワード・フィリップス・ラヴクラフトの『狂気の山脈にて』の映画の製作を開始する予定であった。トム・クルーズとジェームズ・キャメロンがそれぞれ出演とプロデュースを果たす契約を交わした[14]。しかしながらデル・トロは製作費1億5000万ドルとR指定では妥協できず、ユニバーサルは同プロジェクトを停止させた。彼は『パシフィック・リム』の企画に切り替え、同作を監督することに合意した。チャーリー・ハナムと菊地凛子が主演を務め、さらにトム・クルーズが重要な役割に検討されたが、結局、イドリス・エルバに代わった[15]。2011年11月17日、これまでデル・トロと何度も仕事をしたロン・パールマンがキャストに加わった[16]


本作は、押井守監督による『機動警察パトレイバー』に大きな影響を受けており、ロボットが製造される過程ではなく、戦っている最中から始まる描写や、実在しそうなメカデザインなどに反映されている[17]



撮影


主要撮影は2011年11月14日に始まった[18]。2012年4月にはトロントで行われた[19]。デル・トロは撮影終了の2週間後にアップデートを行った[20]


撮影にはレッド・エピック・カメラが使われた[21]



視覚効果


『パシフィック・リム』の視覚効果はインダストリアル・ライト&マジックに依頼された。デル・トロは『パイレーツ・オブ・カリビアン』で知られ、アカデミー賞の受賞経験もあるジョン・ノールとハル・T・ヒッケル(英語版)を雇った。他に、『アイアンマン』のアーマーを作り上げたシェイン・マハン、『リアル・スティール』のジョン・ローゼングラント(英語版)、『インデペンデンス・デイ』と『スター・トレック』のクレイ・ピニーらも参加した。またユービーアイソフトの一部門であるハイブライド・テクノロジーズ(英語版)も視覚効果に貢献している[22]



音楽


映画音楽はラミン・ジャヴァディが起用された。デル・トロは、ロシアン・ラップが使われる可能性があることを明かしている[23]。また、メインテーマのギターはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロによる演奏である。エンドロールに流れるラップソングには、ロン・パールマンの娘のブレイク・パールマンとRZAが参加した。



マーケティング


2012年11月28日、公式ウェブサイトで2本のヴァイラル・ビデオが公開された[24]


日本では通常のテレビCMに加え、日本語吹き替え版やその映像に往年の東宝特撮映画風の手書き字幕を重ねたテレビCMも公開された[25]



公開


『パシフィック・リム』は当初、2013年7月に劇場公開を予定されていたが、後にワーナー・ブラザースは2013年5月10日に前倒しした。しかし2012年3月、再度公開日の変更が発表され、2013年7月12日となった[26]



4DX上映


日本では映画「アイアンマン3」からスタートした4DX上映であるが、特にこの映画では「4DX設備による効果と映画の内容の相性がよい」「自分で巨大ロボットを操縦している感覚が味わえる」と大変な評判となり、ロードショー当時、日本で1館のみであった中川コロナシネマワールド(名古屋市)の4DXシアターには、東京や北海道、九州など全国から観客が訪れた。


ロードショー期間後にも、同館では2013年10月に20日間の4DXリバイバル上映を実施したほか、各映画館で4DXシアターがオープンした際には、開幕作品として上映されることがある。



  • 小倉・福山の各コロナシネマワールドに4DXシアターが導入された際に、開幕作品として上映。

  • 小田原コロナシネマワールドに4DXシアターが導入された際に、中川・小倉・福山・小田原の各コロナシネマワールド同日開催で「パシフィック・リム 4DX爆音上映会3」を実施(2014年8月2日)。

  • シネマサンシャイン平和島にて、4DXシアターが導入された際に抽選による4DX上映会を開催。

  • USシネマ木更津にて、4DXシアターの開幕記念作品のひとつとして吹替版を上映(2014年10月15日〜26日)。

  • ユナイテッド・シネマ入間、としまえん、新潟にて、4DXオープニング特別上映として字幕版を上映(2015年12月1日〜12日)[27]



爆音上映会


2013年9月29日、立川シネマシティにおいて、個人ファンによりシアター貸切形式で「パシフィック・リム爆音上映会 in 立川」(2D字幕版)が開催された。これは、本来なら上映中に不可である歓声・絶叫を全面的に可としたもので(コスプレ参加も可、通常より大音量での上映)、発売から数時間で座席が完売し、好評を博した。同年11月16日には、同じ主催者により同じ場所において第2弾「パシフィック・リム爆音上映会リターンズ 3D吹き替え版」が開催されたほか、各地の映画館も追随した。映画館側の主催により同様の上映会が以下のように次々と開催され、本作の日本公開における名物行事となった。その後、2016年10月にも立川シネマシティにて2D版【極上爆音】が再度上映された。



  • シネマサンシャイン池袋「『パシフィック・リム』絶叫ナイトin 池袋 音量もアゲ目で行っちゃいますSpecial!!」(2013年10月5日)

  • 塚口サンサン劇場「爆音激闘上映会」(2013年10月13日)

  • ユナイテッド・シネマ札幌(これは映画館側ではなく「ドリパス」主催)「【騒いでOK!】『パシフィック・リム』」絶叫IMAX3D字幕上映!!」(2013年11月16日)

  • シネマサンシャイン土浦「パシフィック・リム IMAXⓇ3D絶叫ナイト」(2013年11月16日)

  • 中川コロナシネマワールド「4DX爆音上映会 パシフィックリム・パーティー2014」(2014年1月11日〜1月13日)

  • 中川コロナシネマワールド及び小倉コロナシネマワールド「パシフィック・リム 4DX爆音上映会2」(2014年4月5日〜4月6日)

  • 中川コロナシネマワールド、小倉コロナシネマワールド、福山コロナシネマワールド及び小田原コロナシネマワールド「パシフィック・リム 4DX爆音上映会3」(2014年8月2日〜8月3日)

  • 中川コロナシネマワールド、小倉コロナシネマワールド、福山コロナシネマワールド及び小田原コロナシネマワールド「『パシフィック・リム』パーティー2015(仮)」(2015年1月10日〜1月12日)

  • 立川シネマシティ・シネマ・ツー/aスタジオ『パシフィック・リム』2D版【極上爆音】[字幕]2016年10月15日〜10月21日、10月15日はスタンディング、歓声、コスプレOKのライブスタイル上映

  • 立川シネマシティ・シネマ・ツー/aスタジオ『パシフィック・リム』2D版【極上爆音】[吹替]2016年10月22日〜10月28日、10月22日はスタンディング、歓声、コスプレOKのライブスタイル上映



評価



批評家の反応


2013年8月8日時点で、Rotten Tomatoesでは、235件のレビューで支持率71%、平均点6.7/10となっている[28]


『デイリー・テレグラフ』は5つ星評価で5つ星を与え「素晴らしくモダンなクリーチャーの創り出す幻想的なイメージは非常に魅力的であり、楽しめる」とした[29]。『ニューヨーク・ポスト』は4つ星評価で4つ星を与え「チャーリー・ハナムと菊地凛子の素晴らしいケミストリー」を賞賛した[30]。一方、『ガーディアン』は5つ星評価で3つ星を与え、「非常に薄っぺらい心理描写と人間性を欠くストーリーを作り出すための会話が混じったもの」と述べている[31]。日本の雑誌『映画秘宝』の2013年度ベスト投票では、第1位に選出された。



クリエイターの反応



日本国外

映画監督のライアン・ジョンソンは、本作を賞賛した[32]

日本国内

漫画家の永井豪は、「怪獣対巨大ロボットの激しいアクションに圧倒された」と評した[33]

ゲームデザイナーの小島秀夫は、「まさか、生きている間にこんな映画を、観賞できるとは思わなかった」「僕らが待ち望んだ究極のオタク映画」と述べた[33][34][35][36]

漫画家の貞本義行は、「まさに、日本の特撮&アニメの“全部乗せ盛”といえる出来に大満腹!」と述べた[33]

ゲームデザイナーの上田文人は、「子どもの頃に観て、脳裏に焼き付いて離れない日本の特撮映画たち。それから幾年月、記憶の中で過剰に熟成されたイメージすら上回る戦闘シーンがそこにありました」と述べた[37][33]

SF作家の山本弘は、「公開前から『エヴァンゲリオン』とか『ジャンボーグA』とか『マジンガーZ』とかいろいろ言われてたが(設定的にいちばん似てるのは『ゴーダンナー』だと思うんだけど)、実際に見てみると、『ガメラ 大怪獣空中決戦』への明らかなオマージュとか、探せばいろんなネタがちりばめられている。しかし、表面上のパロディじゃなく、それら日本作品の魂が作品の中にきっちり溶けこみ、オリジナル作品として昇華されている。」と述べた[38]。なお、『ゴーダンナー』(正式タイトル:『神魂合体ゴーダンナー!!』)との類似については、アニメライターの小黒祐一郎が編集長を務めるウェブマガジン『WEBアニメスタイル』にも指摘されている[39]ほか、後述の地上波初放送時には小説家の神野オキナ[40]、イラストレーターの高橋けんじ[41]、漫画家の山本夜羽音[42]などにもTwitterで続々と指摘されている。



興行収入


2013年8月11日時点で、アメリカ合衆国とカナダでは9677万9757ドル、その他の市場では2億4740万ドル、全世界で3億4417万9757ドルを売り上げている[3]


北米では木曜日の深夜上映で360万ドルを売り上げ、そのうち23%がIMAX上映であった。初日には1460万ドルを売り上げたが、同日公開の『アダルトボーイズ遊遊白書』(Grown Ups 2)に敗れて2位であった[43]。初週末3日間では3720万ドルを売り上げ、『怪盗グルーのミニオン危機一発』、『アダルトボーイズ遊遊白書』に次いで3位となった。デル・トロ監督作品としては『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』を抜いて史上最高の初動成績である。売れたチケットのうち50%が3Dであったが、これは2013年最高の3Dシェアである[44]


日本では8月9日に公開され、7月28日に開催されたジャパン・プレミアでは監督のギレルモ・デル・トロ、菊池凛子、芦田愛菜が出席した他、着ぐるみのゆるキャラ版ナイフヘッド「ないふへっど君」も登場した。興行収入ランキングでは初登場6位で、三週目で圏外と芳しくなかったが、熱狂的なファンを生み、公開中に「絶叫イベント」が開催、10月12日からは各所でリバイバル上映も行なわれるようになり、2015年現在も開催されている[27]


中国では初週末に4520万ドルを売り上げたが、これは同国公開のワーナー・ブラザース作品としては史上最高の初動成績であり、また同国歴代6位の初動成績である[45]



受賞



  • 2013年に開催されたハリウッド映画祭において、ジョン・ノールが視覚効果賞を受賞した。[46]

  • 第41回アニー賞アニメーション効果賞


  • ムービープラス・アワード2013 映画ファン大賞・ベストバトル賞第1位

  • ムービープラス・アワード2013 映画スペシャリスト大賞・ベストバトル賞第1位

  • ムービープラス・アワード2013 映画スペシャリスト大賞・作品賞洋画部門第3位

  • ムービープラス・アワード2013 映画スペシャリスト大賞・監督賞第2位(ギレルモ・デル・トロ)

  • ムービープラス・アワード2013 映画スペシャリスト大賞・ベスト吹き替え賞第2位

  • ムービープラス・アワード2013 映画ファン大賞・ベスト吹き替え賞第3位


  • 第7回インターネット映画批評家協会賞 最優秀アクション映画[47]

  • 第45回星雲賞メディア部門



Blu-ray /DVD


日本ではワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントより、Blu-ray / DVDが発売。


  • 【初回限定生産】パシフィック・リム ブルーレイ&DVDセット(3枚組、2013年12月11日発売)


  • 【初回数量限定生産】パシフィック・リム 3D&2D ブルーレイセット(3枚組、2013年12月11日発売)


  • 【Amazon.co.jp限定】パシフィック・リム ブルーレイ スチールブック仕様(3枚組、2013年12月11日発売、完全数量限定生産)


  • 【10,000BOX限定生産】パシフィック・リム イェーガー プレミアムBOX 3D付き(4枚組、2013年12月11日発売)当初5,000セット限定であったが、予約開始直後に完売した為、急遽5,000セットを増産することになった。


  • パシフィック・リム <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(2枚組、2016年10月5日発売)


 なお、Blu-rayとDVD発売後間もない2013年12月24日22時~25日に掛けて、ワーナーエンターテイメントジャパン主催で「【一人きりのクリスマス・イブ救済企画】祝!ブルーレイ&DVDリリース記念『パシフィック・リム』同時再生祭」が開催された。各自が購入・レンタルしたものを、同じ時間帯に一斉に各自再生して(実際に再生しなくても可)、ツイッターやFacebookで実況の書き込みをするもので、参加者から抽選でジプシー・デンジャーの7インチフィギュアがプレゼントされた。



テレビ放送


2016年3月5日に、フジテレビ系列の『土曜プレミアム』で地上波初放送[48][49](21:00 - 23:30。二ヶ国語放送 / 文字多重放送 / データ放送)。本編開始前のナレーションは三石琴乃が担当し、BGMには「交響曲第9番」が用いられた。本編には劇場公開時の日本語吹き替えがそのまま用いられたが、エンディングはカットされ、番組独自のエンドロールの背景にイェーガーの戦闘シーンが流された[要出典]


2018年4月20日に日本テレビ系列の『金曜ロードSHOW!』で放送予定だったが、同年4月5日にアニメ監督の高畑勲が死去したことに伴い、4月13日に彼の監督作品『火垂るの墓』が追悼放送され、同日に放送予定だった劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌』が4月20日に延期されたことから、本作の放送も5月11日に延期された。日本語吹き替えは劇場公開時と同じであるが、『土曜プレミアム』での放送時より短い21:00 - 22:54枠[50]に収めるために本編はさらにカットされており、エンディングもすべてカットされた。
































回数
テレビ局
番組名(放送枠名)
放送日
放送時間
放送分数
吹き替え版
視聴率
フジテレビ 土曜プレミアム
2016年3月5日
21:00 - 23:30 150分 劇場公開版 6.9%
日本テレビ 金曜ロードSHOW!
2018年5月11日
21:00 - 22:54 114分 6.6%

  • 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。


続編



公開前から続編の企画が始まっており[51]、2014年6月9日には『アベンジャーズ』の原案を手掛けたザック・ペンが、デル・トロと共同で脚本を執筆していることが報じられた[52]


2014年6月27日には、2017年4月7日に全米公開を予定していることが報じられた[53]。制作は引き続きレジェンダリー・ピクチャーズが行うが、同社は本作の配給を行ったワーナー・ブラザースとの契約を2013年で満了しているため、続編の配給はユニバーサル・ピクチャーズが担当する[53]。また、同年7月11日には本作と続編をつなぐアニメシリーズも制作されることが報じられ、日本のアニメーション会社と制作の交渉中である[54][55]


2015年11月にクランクインする予定になっていたが、同年9月には製作自体が無期延期になったと報じられた[56]。しかし、デル・トロには否定され、現在も製作中であるとコメントされている[57]



アニメ


2018年11月8日、大手配信サイトNetflixが本作のアニメを配信することを発表した[58][59]。また、続編となるパシフィック・リム: アップライジングもアニメ化される。



パロディ


2016年には、アニメーターのジェレミー・カーリオンが本作を1970年代の日本のロボットアニメ風に描いたショートムービー『Pacific Rim Title Sequence』がインターネット上で公開され、『マジンガーZ』や『超電磁マシーン ボルテスV』などを意識したという映像やBGMが話題となった[60]



脚注



注釈




  1. ^ 公開前の予告編では、大塚明夫が吹き替えを務めた。


  2. ^ この夫妻は出典により名前が交互するが、エンドロールでの記述を元にここでは記載した。劇中でも、食堂のシーンでアレクシスは夫を「サーシャ」と呼んでいる。


  3. ^ 恐竜がプリカーサーの創造物であることは小説版でのみ明示されており、劇中では触れられていない。



出典





  1. ^ “「パシフィック・リム」8月9日公開決定 怪獣・ロボット満載の日本限定版予告も発表”. アニメ!アニメ! (2013年4月30日). 2013年5月1日閲覧。


  2. ^ PACIFIC RIM (12A)”. British Board of Film Classification (2013年7月9日). 2013年7月12日閲覧。

  3. ^ abcd“Pacific Rim”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2014年2月28日閲覧。


  4. ^ 2013年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟


  5. ^ “Guillermo del Toro: ‘Pacific Rim’ Is NOT Japanese Monster Movie Homage; No 3D”. 2013年1月22日閲覧。


  6. ^ “『パシフィック・リム』ギレルモ・デル・トロ監督コメント付予告編”. 2013年4月30日閲覧。


  7. ^ “Del Toro's Pacific Rim a beautiful poem to giant monsters”. Flixist. 2011年12月19日閲覧。


  8. ^ “杉田智和@sugitaLOV” (2013年8月20日). 2013年12月11日閲覧。


  9. ^ “レコードチャイナ『“神字幕”の「パシフィック・リム」翻訳者=「ペガサス流星拳」は「監督が日本アニメファンだから」―中国』” (2013年8月21日). 2013年12月20日閲覧。


  10. ^ パシフィック・リム 本編映像&コメンタリー全解説羽生えるざ、カイジューベイビーズ, 2013

  11. ^ abcd「映画秘宝」誌の2013年9月号及び10月号より[要ページ番号]


  12. ^ Fleming, Mike (2010年5月28日). “Legendary Pictures Re-Teams With ‘Clash Of The Titans’ Scribe On ‘Pacific Rim’”. Deadline.com. 2012年7月12日閲覧。

  13. ^ abScheidt, Dave (2012年7月12日). “Exclusive Sneak Peak of the Costumes From Guillermo del Toro's Pacific Rim and Interview”. The Huffington Post. 2012年7月12日閲覧。


  14. ^ Lyttelton, Oliver (2010年12月3日). “Guillermo Del Toro Updates On 'At the Mountains of Madness,' Aiming For A June 2011 Start Date”. The Playlist. 2012年5月30日閲覧。


  15. ^ “Idris Elba to Star in Guillermo del Toro's 'Pacific Rim' | The Wrap Movies”. Thewrap.com (2011年6月22日). 2011年12月19日閲覧。


  16. ^ “Production Begins on ‘Pacific Rim’ As Ron Perlman Joins”. Thefilmstage.com (2011年11月17日). 2011年12月19日閲覧。


  17. ^ 『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』公開記念 ギレルモ・デル・トロ監督インタビュー


  18. ^ “Guillermo del Toro gives Update on PACIFIC RIM - Production has Begun”. geektyrant (2011年11月20日). 2012年2月20日閲覧。


  19. ^ “Productions currently filming in Toronto”. Toronto: Toronto Film and Television Office (2012年1月26日). 2012年2月19日閲覧。


  20. ^ Turek, Ryan (2011年11月29日). “Guillermo Del Toro Offers Pacific Rim Update”. Shock Till You Drop. 2011年12月19日閲覧。


  21. ^ “Guillermo del Toro Talks PACIFIC RIM, Why They Used the RED EPIC & Didn’t Do 3D; Reveals Blu-ray Will Have 30 Minutes of Deleted Scenes”. Collider. 2012年12月18日閲覧。


  22. ^ “Hybride Delivers VFX for Guillermo del Toro's Pacific Rim”. itbusinessnet.com (2013年8月1日). 2013年8月2日閲覧。


  23. ^ “Guillermo del Toro Talks PACIFIC RIM Soundtrack and Collectables”. Collider. 2012年12月18日閲覧。


  24. ^ Pan Pacific Defense Corps


  25. ^ http://www.youtube.com/watch?v=dzfU-oZmG94


  26. ^ “Release Schedule - NEW DATES & CHANGES”. Box Office Mojo. Amazon.com (2012年3月). 2012年3月23日閲覧。

  27. ^ ab“4DX_schedule_151118 - schedule.pdf”. ユナイテッド・シネマ. 2015年12月9日閲覧。


  28. ^ “Pacific Rim”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2013年7月10日閲覧。


  29. ^ Collin, Robbie (2013年7月8日). “Pacific Rim, review”. telegraph.com. 2013年7月8日閲覧。


  30. ^ Lumenick, Lou (2013年7月9日). “Pacific Rim baddies are big, but the heroes are better”. 2013年7月9日閲覧。


  31. ^ “Pacific Rim”. Guardian. 2013年7月10日閲覧。


  32. ^ Woerner, Meredith (2013年2月4日). “Pacific Rim gets a rave review from Rian Johnson, plus some stunning new images”. io9.com. 2013年6月30日閲覧。

  33. ^ abcd“「パシフィック・リム」 各界クリエイター絶賛 永井豪、小島秀夫、貞本義行、上田文人各氏から”. アニメ!アニメ! (2013年7月11日). 2013年8月8日閲覧。


  34. ^ “Hideo Kojima Reviews Pacific Rim In Eight Tweets” (2013年7月5日). 2013年7月8日閲覧。


  35. ^ “小島秀夫@Kojima_Hideo” (2013年7月5日). 2013年8月8日閲覧。


  36. ^ “小島秀夫@Kojima_Hideo” (2013年7月5日). 2013年8月8日閲覧。


  37. ^ “Metal Gear's Shinkawa Draws Pacific Rim Poster & Japan's Creators Laud Film”. animenewsnetwork.com (2013年7月10日). 2013年7月18日閲覧。


  38. ^ “『パシフィック・リム』と『RWBY』”. 山本弘のSF秘密基地BLOG (2013年9月5日). 2016年3月6日閲覧。


  39. ^ “サントラ千夜一夜 / 腹巻猫(劇伴倶楽部)第46回 それは伝説ではない 〜神魂合体ゴーダンナー!!〜”. WEBアニメスタイル (2014年10月28日). 2016年3月6日閲覧。


  40. ^ “神野オキナ@OKina001” (2016年3月5日). 2016年3月6日閲覧。


  41. ^ “高橋けんじ@Q47SM9” (2016年3月5日). 2016年3月6日閲覧。


  42. ^ “山本夜羽音@johanne_DOXA” (2016年3月5日). 2016年3月6日閲覧。


  43. ^ “Forecast: 'Pacific Rim' Goes to War With 'Grown Ups 2' This Weekend”. Box Office Mojo (2013年7月11日). 2013年7月21日閲覧。


  44. ^ “Weekend Box Office Results for May 24-26, 2013”. Box Office Mojo. IMDB. 2013年5月26日閲覧。


  45. ^ McClintock, Pamela (2013年8月4日). “Box Office Report: Pacific Rim Scores Massive $45.2 Million China Debut”. ハリウッド・リポーター. 2013年8月4日閲覧。


  46. ^ ““Monsters University” and “Pacific Rim” take Hollywood Film Awards Honors”. 2013年9月20日閲覧。


  47. ^ “2013 Internet Film Critic Society Winners”. 2014年2月26日閲覧。


  48. ^ 『TVステーション 関東版2016年5号』 ダイヤモンド社、58頁。


  49. ^ “土曜プレミアム・映画「パシフィック・リム」”. フジテレビ. 2016年3月6日閲覧。


  50. ^ “金曜ロードシネマクラブ「パシフィック・リム」”. 日本テレビ. 2018年5月11日閲覧。


  51. ^ “ギレルモ・デル・トロ監督の巨大ロボット映画、すでに続編が始動!”. シネマトゥデイ (2012年12月5日). 2014年6月27日閲覧。


  52. ^ “『パシフィック・リム』続編に『アベンジャーズ』原案者が参加!デル・トロと共同脚本へ”. シネマトゥデイ (2014年6月9日). 2014年6月27日閲覧。

  53. ^ ab“‘Pacific Rim 2′ Confirmed for April 7, 2017, Release”. Variety.com (2014年6月27日). 2014年6月27日閲覧。


  54. ^ “Guillermo del Toro Talks PACIFIC RIM Animated Series; Says It’s Envisioned as a Long Arc That Connects to PACIFIC RIM 2, Not Episodic”. Collider.com (2014年7月11日). 2014年7月11日閲覧。


  55. ^ “『パシフィック・リム』アニメ版は日本が作る?ギレルモ・デル・トロ監督が交渉中!”. シネマトゥデイ (2014年7月11日). 2014年7月11日閲覧。


  56. ^ “『パシフィック・リム2』製作が無期延期、『キング・コング』前日譚の影響か”. クランクイン! (2015年9月17日). 2015年9月17日閲覧。


  57. ^ 井本早紀 (2015年9月18日). “『パシフィック・リム』続編は製作中!無期限延期のうわさを監督が否定”. シネマトゥデイ. 2015年9月18日閲覧。


  58. ^ “『パシフィック・リム』Netflixでアニメ化!兄妹がイェーガーを操縦”. シネマトゥデイ. (2018年11月8日). https://www.cinematoday.jp/news/N0104779 2018年11月8日閲覧。 


  59. ^ “『パシフィック・リム』Netflixで初のアニメ化 実写映画2作をベースに制作”. 北海道新聞. (2018年11月8日). https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/246337?rct=on_entertainment 2018年11月8日閲覧。 


  60. ^ ケーフェイ・ライバック (2016年4月3日). “映画『パシフィック・リム』を懐かしの「日本のロボットアニメ風」にアレンジした動画がクオリティ高いと話題に”. AOLニュース. 2016年4月13日閲覧。




外部リンク




  • 公式ウェブサイト(日本語)


  • 公式ウェブサイト(英語)


  • パシフィック・リム - allcinema


  • パシフィック・リム - KINENOTE


  • Pacific Rim - AllMovie(英語)


  • Pacific Rim - インターネット・ムービー・データベース(英語)








Popular posts from this blog

浄心駅

カンタス航空