ノーベル化学賞
ノーベル化学賞 | |
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受賞対象 | 化学 |
会場 | ストックホルム |
国 | スウェーデン |
授与者 | スウェーデン王立科学アカデミー |
初回 | 1901年 |
最新回 | 2018年 |
最新受賞者 | フランシス・アーノルド ジョージ・P・スミス グレゴリー・ウィンター |
公式サイト | http://www.nobelprize.org/ |
ノーベル化学賞(ノーベルかがくしょう、スウェーデン語: Nobelpriset i kemi)はノーベル賞の一部門。アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設された6部門のうちの一つ。化学の分野において重要な発見あるいは改良を成し遂げた人物に授与される。
ノーベル化学賞のメダルは、表面にはアルフレッド・ノーベルの横顔(各賞共通)、裏面には宝箱を持ち雲の中から現れた自然の女神のベールを科学の神が持ち上げて素顔を眺めている姿(物理学賞と共通)がデザインされている[1]。
目次
1 歴代受賞者
1.1 1900年代
1.2 1910年代
1.3 1920年代
1.4 1930年代
1.5 1940年代
1.6 1950年代
1.7 1960年代
1.8 1970年代
1.9 1980年代
1.10 1990年代
1.11 2000年代
1.12 2010年代
2 脚注
3 関連項目
4 外部リンク
歴代受賞者
1900年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1901年 | ヤコブス・ヘンリクス・ファント・ホッフ Jacobus Henricus van 't Hoff | オランダ | 化学熱力学の法則、溶液の浸透圧の発見 | |
1902年 | エミール・フィッシャー Hermann Emil Fischer | ドイツ帝国 | 糖類およびプリン誘導体の合成 | |
1903年 | スヴァンテ・アレニウス Svante August Arrhenius | スウェーデン | 電解質溶液理論の研究 | |
1904年 | ウィリアム・ラムゼー Sir William Ramsay | イギリス | 空気中の希ガス元素の発見と周期律におけるその位置の決定 | |
1905年 | アドルフ・フォン・バイヤー Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer | ドイツ帝国 | 有機染料およびヒドロ芳香族化合物の研究 | |
1906年 | アンリ・モアッサン Henri Moissan | フランス共和国 | フッ素の研究と分離、およびモアッサン電気炉の製作 | |
1907年 | エドゥアルト・ブフナー Eduard Buchner | ドイツ帝国 | 化学・生物学的諸研究および無細胞的発酵の発見 | |
1908年 | アーネスト・ラザフォード Ernest Rutherford | イギリス ( ニュージーランド) | 元素の崩壊、放射性物質の化学に関する研究 | |
1909年 | ヴィルヘルム・オストヴァルト Friedrich Wilhelm Ostwald | ドイツ帝国 | 触媒作用、化学平衡および反応速度に関する研究 |
1910年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1910年 | オットー・ヴァラッハ Otto Wallach | ドイツ帝国 | 脂環式化合物の先駆的研究 | |
1911年 | マリ・キュリー Marie Skłodowska-Curie | フランス共和国 | ラジウムおよびポロニウムの発見とラジウムの性質およびその化合物の研究 | |
1912年 | ヴィクトル・グリニャール François Auguste Victor Grignard | フランス共和国 | グリニャール試薬の発見 | |
ポール・サバティエ Paul Sabatier | フランス共和国 | 微細な金属粒子を用いる有機化合物の水素化法の開発 | ||
1913年 | アルフレート・ヴェルナー Alfred Werner | スイス | 分子内原子の結合研究 | |
1914年 | セオドア・リチャーズ Theodore William Richards | アメリカ合衆国 | 原子量の精密測定に関する研究 | |
1915年 | リヒャルト・ヴィルシュテッター Richard Martin Willstätter | ドイツ帝国 | 植物色素物質(クロロフィル)に関する研究 | |
1916年 | 該当者なし | |||
1917年 | 該当者なし | |||
1918年 | フリッツ・ハーバー Fritz Haber | ドイツ帝国 | アンモニア合成法(ハーバー・ボッシュ法)の開発 | |
1919年 | 該当者なし |
1920年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1920年 | ヴァルター・ネルンスト Walther Hermann Nernst | ドイツ国 | 熱化学の研究 | |
1921年 | フレデリック・ソディ Frederick Soddy | イギリス | 放射性物質の化学に関する研究 | |
1922年 | フランシス・アストン Francis William Aston | イギリス | 非放射性元素における同位体の発見と質量分析器の開発 | |
1923年 | フリッツ・プレーグル Fritz Pregl | オーストリア | 有機化合物の微量分析法の開発 | |
1924年 | 該当者なし | |||
1925年 | リヒャルト・ジグモンディ Richard Adolf Zsigmondy | ドイツ国 | コロイド溶液の研究およびコロイド化学の確立 | |
1926年 | テオドール・スヴェドベリ Theodor Svedberg | スウェーデン | 分散系に関する研究 | |
1927年 | ハインリッヒ・ヴィーラント Heinrich Otto Wieland | ドイツ国 | 胆汁酸とその類縁物質の構造研究 | |
1928年 | アドルフ・ヴィンダウス Adolf Otto Reinhold Windaus | ドイツ国 | ステリン類の構造およびそのビタミン類との関連性についての研究 | |
1929年 | アーサー・ハーデン Arthur Harden | イギリス | 糖類の発酵研究 | |
ハンス・フォン・オイラー=ケルピン Hans Karl August Simon von Euler-Chelpin | スウェーデン |
1930年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1930年 | ハンス・フィッシャー Hans Fischer | ドイツ国 | ヘミンとクロロフィルの構造研究、特にヘミンの合成 | |
1931年 | カール・ボッシュ Carl Bosch | ドイツ国 | 高圧化学的方法の発明と開発 | |
フリードリッヒ・ベルギウス Friedrich Bergius | ドイツ国 | |||
1932年 | アーヴィング・ラングミュア Irving Langmuir | アメリカ合衆国 | 界面化学の研究 | |
1933年 | 該当者なし | |||
1934年 | ハロルド・ユーリー Harold Clayton Urey | アメリカ合衆国 | 重水素の発見 | |
1935年 | フレデリック・ジョリオ=キュリー Frédéric Joliot-Curie | フランス共和国 | 人工放射性元素の発見 | |
イレーヌ・ジョリオ=キュリー Irène Joliot-Curie | フランス共和国 | |||
1936年 | ピーター・デバイ Peter Joseph William Debye | オランダ | 双極子モーメントおよびX線、電子線回折による分子構造の研究 | |
1937年 | ウォルター・ハース Walter Norman Haworth | イギリス | 炭水化物およびビタミンCの構造研究 | |
パウル・カラー Paul Karrer | スイス | カロテノイド類、フラビン類、ビタミンAおよびB2に関する研究 | ||
1938年 | リヒャルト・クーン Richard Kuhn | ドイツ国 | カロテノイド類、ビタミン類についての研究 | |
1939年 | アドルフ・ブーテナント Adolf Friedrich Johann Butenandt | ドイツ国 | 性ホルモンの研究 | |
レオポルト・ルジチカ Leopold Ružička | スイス | ポリメチレン類およびテルペン類の研究 |
1940年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1940年 | 該当者なし | |||
1941年 | 該当者なし | |||
1942年 | 該当者なし | |||
1943年 | ゲオルク・ド・ヘヴェシー George de Hevesy | ハンガリー王国 | 化学反応研究におけるトレーサーとしての同位体の応用研究 | |
1944年 | オットー・ハーン Otto Hahn | ドイツ国 | 原子核分裂の発見 | |
1945年 | アルトゥーリ・ヴィルタネン Artturi Ilmari Virtanen | フィンランド | 農業化学および栄養化学における研究と発明、特に飼料保存法の開発 | |
1946年 | ジェームズ・サムナー James Batcheller Sumner | アメリカ合衆国 | 酵素の結晶化の発見 | |
ジョン・ノースロップ John Howard Northrop | アメリカ合衆国 | 酵素とウイルスタンパク質の結晶化 | ||
ウェンデル・スタンリー Wendell Meredith Stanley | アメリカ合衆国 | |||
1947年 | ロバート・ロビンソン Sir Robert Robinson | イギリス | アルカロイドの研究 | |
1948年 | ウィルヘルム・ティセリウス Arne Wilhelm Kaurin Tiselius | スウェーデン | 電気泳動装置の考案および血清タンパクの複合性に関する研究 | |
1949年 | ウイリアム・ジオーク William Francis Giauque | アメリカ合衆国 | 化学熱力学への貢献、特に極低温における物性の研究 |
1950年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1950年 | オットー・ディールス Otto Paul Hermann Diels | 西ドイツ | ディールス・アルダー反応の発見とその応用 | |
クルト・アルダー Kurt Alder | 西ドイツ | |||
1951年 | エドウィン・マクミラン Edwin Mattison McMillan | アメリカ合衆国 | 超ウラン元素の発見 | |
グレン・シーボーグ Glenn Theodore Seaborg | アメリカ合衆国 | |||
1952年 | アーチャー・マーティン Archer John Porter Martin | イギリス | 分配クロマトグラフィーの開発およびその応用 | |
リチャード・シング Richard Laurence Millington Synge | イギリス | |||
1953年 | ヘルマン・シュタウディンガー Hermann Staudinger | 西ドイツ | 鎖状高分子化合物の研究 | |
1954年 | ライナス・ポーリング Linus Carl Pauling | アメリカ合衆国 | 化学結合の本性、ならびに複雑な分子の構造研究 | |
1955年 | ヴィンセント・デュ・ヴィニョー Vincent du Vigneaud | アメリカ合衆国 | 硫黄を含む生体物質(特にオキシトシン、バソプレッシン)の構造決定と全合成 | |
1956年 | シリル・ヒンシュルウッド Sir Cyril Norman Hinshelwood | イギリス | 気相系の化学反応速度論(特に連鎖反応)に関する研究 | |
ニコライ・セミョーノフ Nikolay Nikolayevich Semyonov | ソビエト連邦 | |||
1957年 | アレクサンダー・トッド VLord (Alexander Robertus) Todd | イギリス | ヌクレオチドとその補酵素に関する研究 | |
1958年 | フレデリック・サンガー Frederick Sanger | イギリス | インスリンの構造研究 | |
1959年 | ヤロスラフ・ヘイロフスキー Jaroslav Heyrovský | チェコスロバキア | ポーラログラフィーの理論および発見 |
1960年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1960年 | ウィラード・リビー Willard Frank Libby | アメリカ合衆国 | 炭素14による年代測定法の研究 | |
1961年 | メルヴィン・カルヴィン Melvin Calvin | アメリカ合衆国 | 植物における光合成の研究 | |
1962年 | マックス・ペルーツ Max Ferdinand Perutz | イギリス | 球状タンパク質の構造研究 | |
ジョン・ケンドリュー John Cowdery Kendrew | イギリス | |||
1963年 | カール・ツィーグラー Karl Ziegler | 西ドイツ | 新しい触媒を用いた重合法の発見とその基礎的研究 | |
ジュリオ・ナッタ Giulio Natta | イタリア | |||
1964年 | ドロシー・ホジキン Dorothy Crowfoot Hodgkin | イギリス | X線回折法による生体物質の分子構造の決定 | |
1965年 | ロバート・ウッドワード Robert Burns Woodward | アメリカ合衆国 | 有機合成化学に対する顕著な貢献 | |
1966年 | ロバート・マリケン Robert Sanderson Mulliken | アメリカ合衆国 | 分子軌道法による化学結合および分子の電子構造に関する研究 | |
1967年 | マンフレート・アイゲン Manfred Eigen | 西ドイツ | 短時間エネルギーパルスによる高速化学反応の研究 | |
ロナルド・ノーリッシュ Ronald George Wreyford Norrish | イギリス | |||
ジョージ・ポーター George Porter | イギリス | |||
1968年 | ラルス・オンサーガー Lars Onsager | アメリカ合衆国 | 不可逆過程の熱力学の研究 | |
1969年 | デレック・バートン Derek Harold Richard Barton | イギリス | 分子の立体配座概念の確立 | |
オッド・ハッセル Odd Hassel | ノルウェー |
1970年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1970年 | ルイ・ルロワール Luis Federico Leloir | アルゼンチン | 糖ヌクレオチドの発見と糖生合成におけるその役割についての研究 | |
1971年 | ゲルハルト・ヘルツベルク Gerhard Herzberg | カナダ | 遊離基の電子構造と幾何学的構造の研究 | |
1972年 | クリスチャン・アンフィンセン Christian Boehmer Anfinsen | アメリカ合衆国 | リボヌクレアーゼ分子のアミノ酸配列の決定 | |
スタンフォード・ムーア Stanford Moore | アメリカ合衆国 | リボヌクレアーゼ分子の活性中心の構造に関する研究 | ||
ウィリアム・スタイン William Howard Stein | アメリカ合衆国 | |||
1973年 | エルンスト・フィッシャー Ernst Otto Fischer | 西ドイツ | サンドイッチ構造を持つ有機金属化合物の研究 | |
ジェフリー・ウィルキンソン Geoffrey Wilkinson | イギリス | |||
1974年 | ポール・フローリー Paul John Flory | アメリカ合衆国 | 高分子化学の理論、実験両面にわたる基礎研究 | |
1975年 | ジョン・コーンフォース John Warcup Cornforth | イギリス ( オーストラリア) | 酵素による触媒反応の立体化学的研究 | |
ウラジミール・プレローグ Vladimir Prelog | スイス | 有機分子および有機反応の立体化学的研究 | ||
1976年 | ウィリアム・リプスコム William Nunn Lipscomb, Jr. | アメリカ合衆国 | ボランの構造研究 | |
1977年 | イリヤ・プリゴジン Ilya Prigogine | ベルギー | 非平衡熱力学、特に散逸構造の研究 | |
1978年 | ピーター・ミッチェル Peter Dennis Mitchell | イギリス | 生体膜におけるエネルギー転換の研究 | |
1979年 | ハーバート・ブラウン Herbert Charles Brown | アメリカ合衆国 | 新しい有機合成法の開発 | |
ゲオルク・ウィッティヒ Georg Wittig | 西ドイツ |
1980年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1980年 | ポール・バーグ Paul Berg | アメリカ合衆国 | 遺伝子工学の基礎としての核酸の生化学的研究 | |
ウォルター・ギルバート Walter Gilbert | アメリカ合衆国 | 核酸の塩基配列の決定 | ||
フレデリック・サンガー Frederick Sanger | イギリス | |||
1981年 | 福井謙一 Kenichi Fukui | 日本 | 化学反応過程の理論的研究 | |
ロアルド・ホフマン Roald Hoffmann | アメリカ合衆国 | |||
1982年 | アーロン・クルーグ Aaron Klug | イギリス | 電子線結晶学の開発と核酸・タンパク質複合体の立体構造の研究 | |
1983年 | ヘンリー・タウベ Henry Taube | アメリカ合衆国 | 金属錯体の電子遷移反応機構の解明 | |
1984年 | ロバート・メリフィールド Robert Bruce Merrifield | アメリカ合衆国 | 固相反応によるペプチド化学合成法の開発 | |
1985年 | ハーバート・ハウプトマン Herbert Aaron Hauptman | アメリカ合衆国 | 結晶構造を直接決定する方法の確立 | |
ジェローム・カール Jerome Karle | アメリカ合衆国 | |||
1986年 | ダドリー・ハーシュバック Dudley Robert Herschbach | アメリカ合衆国 | 化学反応素過程の動力学的研究 | |
李遠哲 Yuan Tseh Lee | アメリカ合衆国 ( 中華民国) | |||
ジョン・ポラニー John Charles Polanyi | カナダ | |||
1987年 | ドナルド・クラム Donald James Cram | アメリカ合衆国 | 高選択的に構造特異的な相互作用をする分子(クラウン化合物)の開発と応用 | |
ジャン=マリー・レーン Jean-Marie Lehn | フランス | |||
チャールズ・ペダーセン Charles John Pedersen | アメリカ合衆国 | |||
1988年 | ヨハン・ダイゼンホーファー Johann Deisenhofer | 西ドイツ | 光合成反応中心の三次元構造の決定 | |
ロベルト・フーバー Robert Huber | 西ドイツ | |||
ハルトムート・ミヒェル Hartmut Michel | 西ドイツ | |||
1989年 | シドニー・アルトマン Sidney Altman | アメリカ合衆国 ( カナダ) | RNAの触媒機能の発見 | |
トーマス・チェック Thomas Robert Cech | アメリカ合衆国 |
1990年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1990年 | イライアス・コーリー Elias James Corey | アメリカ合衆国 | 有機合成理論および方法論の開発 | |
1991年 | リヒャルト・エルンスト Richard Robert Ernst | スイス | 高分解能NMRの開発への貢献 | |
1992年 | ルドルフ・マーカス Rudolph Arthur Marcus | アメリカ合衆国 | 溶液中の電子移動反応理論への貢献 | |
1993年 | キャリー・マリス Kary Banks Mullis | アメリカ合衆国 | DNA化学での手法開発への貢献(PCR法の発明) | |
マイケル・スミス Michael Smith | カナダ | DNA化学での手法開発への貢献(オリゴヌクレオチドによる部位特異的突然変異法の確立およびそのタンパク質研究への発展に対する基礎的貢献) | ||
1994年 | ジョージ・オラー George Andrew Olah | アメリカ合衆国 | カルボカチオン化学への貢献 | |
1995年 | パウル・クルッツェン Paul Jozef Crutzen | オランダ | 大気化学、特にオゾンの生成と分解に関する研究 | |
マリオ・モリーナ Mario Jose Molina | アメリカ合衆国 | |||
シャーウッド・ローランド Frank Sherwood Rowland | アメリカ合衆国 | |||
1996年 | ロバート・カール Robert Floyd Curl Jr. | アメリカ合衆国 | フラーレン (C60) の発見 | |
ハロルド・クロトー Harold Walter Kroto | イギリス | |||
リチャード・スモーリー Richard Errett Smalley | アメリカ合衆国 | |||
1997年 | ポール・ボイヤー Paul Delos Boyer | アメリカ合衆国 | アデノシン三リン酸 (ATP) の合成の基礎となる酵素機構の解明 | |
ジョン・ウォーカー John Ernest Walker | イギリス | |||
イェンス・スコウ Jens Christian Skou | デンマーク | イオン輸送酵素、Na+, K+-ATPアーゼの最初の発見 | ||
1998年 | ウォルター・コーン Walter Kohn | アメリカ合衆国 | 密度汎関数法の開発 | |
ジョン・ポープル John Anthony Pople | イギリス | 量子化学における計算化学的方法の開発 | ||
1999年 | アハメッド・ズウェイル Ahmed Hassan Zewail | アメリカ合衆国 ( エジプト) | フェムト秒分光学を用いた化学反応の遷移状態の研究 |
2000年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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2000年 | アラン・ヒーガー Alan Jay Heeger | アメリカ合衆国 | 導電性高分子の発見と開発 | |
アラン・マクダイアミッド Alan Graham MacDiarmid | アメリカ合衆国 ( ニュージーランド) | |||
白川英樹 Hideki Shirakawa | 日本 | |||
2001年 | ウィリアム・ノールズ William Standish Knowles | アメリカ合衆国 | 不斉触媒による水素化反応の研究 | |
野依良治 Ryoji Noyori | 日本 | |||
バリー・シャープレス Karl Barry Sharpless | アメリカ合衆国 | 不斉触媒による酸化反応の研究 | ||
2002年 | ジョン・フェン John Bennett Fenn | アメリカ合衆国 | 生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発(生体高分子の質量分析法のための穏和な脱離イオン化法の開発) | |
田中耕一 Koichi Tanaka | 日本 | |||
クルト・ヴュートリッヒ Kurt Wüthrich | スイス | 生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発(溶液中での生体高分子の3次元構造の決定に関する核磁気共鳴分光法の開発) | ||
2003年 | ピーター・アグレ Peter Agre | アメリカ合衆国 | 細胞膜に存在するチャネルに関する発見 (アクアポリンの発見) | |
ロデリック・マキノン Roderick MacKinnon | アメリカ合衆国 | 細胞膜に存在するチャネルに関する発見 (イオンチャネルの構造および機構の研究) | ||
2004年 | アーロン・チカノーバー Aaron Ciechanover | イスラエル | ユビキチンを介したタンパク質分解の発見 | |
アブラム・ハーシュコ Avram Hershko | イスラエル | |||
アーウィン・ローズ Irwin Rose | アメリカ合衆国 | |||
2005年 | イヴ・ショーヴァン Yves Chauvin | フランス | 有機合成におけるメタセシス法の開発 | |
ロバート・グラブス Robert Howard Grubbs | アメリカ合衆国 | |||
リチャード・シュロック Richard Royce Schrock | アメリカ合衆国 | |||
2006年 | ロジャー・コーンバーグ Roger David Kornberg | アメリカ合衆国 | 真核生物における転写の研究 | |
2007年 | ゲルハルト・エルトル Gerhard Ertl | ドイツ | 固体表面の化学反応過程の研究 | |
2008年 | 下村脩 Osamu Shimomura | 日本 | 緑色蛍光タンパク質 (GFP) の発見と開発 | |
マーティン・チャルフィー Martin Lee Chalfie | アメリカ合衆国 | |||
ロジャー・Y・チエン Roger Yonchien Tsien | アメリカ合衆国 | |||
2009年 | ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン Venkatraman Ramakrishnan | アメリカ合衆国 ( インド出身) | リボソームの構造と機能の研究 | |
トマス・A・スタイツ Thomas Arthur Steitz | アメリカ合衆国 | |||
アダ・ヨナス Ada E. Yonath | イスラエル |
2010年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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2010年 | リチャード・ヘック Richard Fred Heck | アメリカ合衆国 | 有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング | |
根岸英一 Ei-ichi Negishi | 日本 | |||
鈴木章 Akira Suzuki | 日本 | |||
2011年 | ダン・シェヒトマン Dan Shechtman | イスラエル | 準結晶の発見 | |
2012年 | ロバート・レフコウィッツ Robert Joseph Lefkowitz | アメリカ合衆国 | Gタンパク質共役受容体の研究[2] | |
ブライアン・コビルカ Brian Kent Kobilka | アメリカ合衆国 | |||
2013年 | マーティン・カープラス Martin Karplus | アメリカ合衆国 オーストリア | 複雑な化学系のためのマルチスケールモデルの開発[3] | |
マイケル・レヴィット Michael Levitt | アメリカ合衆国 イギリス イスラエル ( 南アフリカ共和国出身) | |||
アリー・ウォーシェル Arieh Warshel | アメリカ合衆国 イスラエル ( イギリス委任統治領パレスチナ出身) | |||
2014年 | エリック・ベツィグ Eric Betzig | アメリカ合衆国 | 超高解像度蛍光顕微鏡の開発[4] | |
シュテファン・ヘル Stefan Hell | ドイツ ( ルーマニア出身) | |||
ウィリアム・モーナー William E. Moerner | アメリカ合衆国 | |||
2015年 | トマス・リンダール Tomas Lindahl | スウェーデン | DNA修復の仕組みの研究[5] | |
ポール・モドリッチ Paul L. Modrich | アメリカ合衆国 | |||
アジズ・サンジャル Aziz Sancar | アメリカ合衆国 トルコ | |||
2016年 | ジャン=ピエール・ソヴァージュ Jean-Pierre Sauvage | フランス | 分子マシンの設計と合成[6] | |
フレイザー・ストッダート Fraser Stoddart | イギリス | |||
ベルナルト・L・フェリンハ Ben Feringa | オランダ | |||
2017年 | ジャック・ドゥボシェ Jacques Dubochet | スイス | 溶液中で生体分子を高分解能構造測定するためのクライオ電子顕微鏡の開発[7][8] | |
ヨアヒム・フランク Joachim Frank | アメリカ合衆国 ( ドイツ出身) | |||
リチャード・ヘンダーソン Richard Henderson | イギリス | |||
2018年 | フランシス・アーノルド Frances Arnold | アメリカ合衆国 | 酵素の指向性進化法の開発[9] | |
グレゴリー・ウィンター Greg Winter | イギリス | ペプチドおよび抗体のファージディスプレイ法の開発[10] | ||
ジョージ・P・スミス George Smith | アメリカ合衆国 |
脚注
^ “ノーベル賞のメダル”. アワードプレス. 2017年10月4日閲覧。
^ “The Nobel Prize in Chemistry 2012”. Nobel Foundation. 2013年10月12日閲覧。
^ “The Nobel Prize in Chemistry 2013”. Nobel Foundation. 2013年10月12日閲覧。
^ “The Nobel Prize in Chemistry 2014”. Nobel Foundation. 2014年10月12日閲覧。
^ “The Nobel Prize in Chemistry 2015”. Nobel Foundation. 2015年10月7日閲覧。
^ “The Nobel Prize in Chemistry 2016”. Nobel Foundation. 2016年10月5日閲覧。
^ “The 2017 Nobel Prize in Chemistry - Press Release”. www.nobelprize.org (2017年10月4日). 2017年10月4日閲覧。
^ “Nobel Prize in Chemistry Awarded for Cryo-Electron Microscopy”. The New York Times. (2017年10月4日). https://www.nytimes.com/2017/10/04/science/nobel-prize-chemistry.html 2017年10月4日閲覧。
^ “The Nobel Prize in Chemistry 2018”. Nobel Foundation. 2018年10月3日閲覧。
^ “The Nobel Prize in Chemistry 2018”. Nobel Foundation. 2018年10月3日閲覧。
関連項目
- ウルフ賞化学部門
- プリーストリー賞
- ルイザ・グロス・ホロウィッツ賞
外部リンク
ノーベル化学賞(公式)
- 受賞者の一覧(公式)
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