ハードウェア
ハードウェア (hardware) とは、システムの物理的な構成要素を指す一般用語である。日本語では機械、装置、設備のことを指す。ソフトウェアとの対比語であり、単に「ハード」とも呼ばれる。
目次
1 概要
2 コンピュータのハードウェア
3 パーソナルコンピュータのハードウェア
4 脚注
5 関連項目
概要
ハードウェア(hardware)は本来は「金物類、金属製品」の意味の英語で[1]、歴史的には「木製」などとの対比語だった。転じてコンピューターなどの分野で、ソフトウェアの対比語として(どちらが先ともはっきりしないが)、個々の物理的な機械部品(CPU、ハードディスク、ケースなど)や、それらの集合体を「ハードウェア」と呼んでいる。
「コンピュータ ソフトなければ ただの箱」という川柳では、「箱」の部分がハードウェアに相当する。
転じて、空港などの施設、企業、都市、軍事、国家などの分野でも、物理的な設備・施設・車両などを「ハードウェア」、直接目には見えない規則・運用・教育などの人間面を「ソフトウェア」と呼ぶことがある。なお、近年は「コンテンツ」の語が使われるようになったものについても、以前は「ソフトウェア」と呼んでいた。
コンピュータのハードウェア
コンピュータにおいて「ハードウェア」は、電子回路などといったコンピュータの「物理的部分」を指す。また、その上で実行されるコンピュータ・プログラムなどを指す(「論理的部分」とも言える)「ソフトウェア」との対比でもある。
日本のコンピュータ関係の技術者が使う俗語に、これを指して「金物」というものがある。俗語ではあるが、前述のように英語の原義を反映している。英語圏の技術者用語でも似たニュアンスの、bare metal[2] や Iron Age[3]といったフレーズがある。
パーソナルコンピュータのハードウェア
詳細は「パーソナルコンピュータのハードウェア」を参照
脚注
^ たとえば、英語 "hardware store" は、日本で言う「金物屋」である。
^ http://catb.org/jargon/html/B/bare-metal.html
^ http://catb.org/jargon/html/I/Iron-Age.html
関連項目
- 仮想機械
- コンピュータ・アーキテクチャ
- デジタル回路
- オープンソースハードウェア
- 電気電子機器廃棄物
- 金物