ペネロペ・クルス
この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の姓)はクルス、第二姓(母方の姓)はサンチェスです。 |
ペネロペ・クルス Penélope Cruz | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ペネロペ・クルス(2018年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本名 | Penélope Cruz Sánchez | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | (1974-04-28) 1974年4月28日(44歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出生地 | スペイン マドリード州アルコベンダス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
職業 | 女優 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1988年 - | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
配偶者 | ハビエル・バルデム(2010年 - ) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
映画 『ハモンハモン』 『オール・アバウト・マイ・マザー』 『バニラ・スカイ』 『ボルベール〈帰郷〉』 『それでも恋するバルセロナ』 『NINE』 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』 『悪の法則』 『オリエント急行殺人事件』 テレビドラマ 『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ペネロペ・クルス[1]、本名ペネロペ・クルス・サンチェス(Penélope Cruz、Penélope Cruz Sánchez, 1974年4月28日 - )は、スペインの女優。夫は俳優のハビエル・バルデム。身長168cm。「ペネロペ」の英語圏での発音は「ペネロピー」となる。
目次
1 生い立ち
2 キャリア
3 私生活
4 主な出演作品
4.1 映画
4.2 テレビシリーズ
5 主な受賞
6 関連書籍
7 脚注
8 外部リンク
生い立ち
マドリード県アルコベンダスにて生まれる。父エドゥアルド・クルスは商人、母エンカルナ・サンチェスは美容師[2][3]。妹は元ダンサー現女優のモニカ・クルス、弟は歌手のエドゥアルド・クルス・ジュニア[4]。
高校を中退し、国立芸術院で9年間[5]、ニューヨークで4年間クラシックバレエやスペイン舞踊を学ぶ[6][7]。
15歳の時に約300人の中からタレント・エージェンシーのオーディションで選ばれる[5]。
キャリア
1991年にフランスのテレビシリーズに出演後、1992年にスペイン映画『ハモンハモン』で映画デビュー。
1998年公開の『美しき虜』でゴヤ賞主演女優賞を受賞。同年公開のペドロ・アルモドバル監督の『オール・アバウト・マイ・マザー』で国際的に知られるようになる。その後、ハリウッドに招かれ、アメリカ映画にも出演するようになるが、典型的なラテン系の役ばかりで良い評価は得られなかった。
2006年公開のスペイン映画『ボルベール〈帰郷〉』でカンヌ国際映画祭女優賞、ヨーロッパ映画賞最優秀女優賞などを受賞。また、スペイン人女優として初めてアカデミー主演女優賞にもノミネートされた。
2007年には弟エドゥアルドのシングル「Cosas que contar」のミュージックビデオに妹のモニカやミア・マエストロと共に出演。同年10月、出演しているロレアルのマスカラのCMでイギリスの広告基準局ASAから監査が入った。同CMでは「まつげを60%長くする」と宣伝しているが、CM撮影ではペネロペが付けまつげをしていることから、誤解を招くと指摘された[8]。
2008年公開のウディ・アレン監督の『それでも恋するバルセロナ』でアカデミー助演女優賞を受賞した。これはラテン系女優として二人目、スペイン人俳優として二人目、スペイン人女優として初めての受賞者となった。また、英国アカデミー賞 助演女優賞、ゴヤ賞助演女優賞なども受賞した。
私生活
スペイン語、英語の他にイタリア語、フランス語が堪能で、イタリア映画(『赤いアモーレ』)やフランス映画(『花咲ける騎士道』)にも出演。
2000年、『すべての美しい馬』を撮影終了後、ベジタリアンに転向。
インドの少女たちを救うサベラ基金を支援し、他の著名人とともに、カルカッタのホームレスや結核の少女たちに学校や家、クリニックを建設した[9]。
女優のサルマ・ハエック、歌手のシャキーラと仲が良い。
過去に俳優のマット・デイモンやトム・クルーズ[10][11]、ニコラス・ケイジ、マシュー・マコノヒー[12]などとの交際歴がある。
2010年7月、度々共演し、旧知の仲であったスペイン人俳優のハビエル・バルデムと結婚[13][14]。同年9月半ば、妊娠4か月半であることを代理人を通して発表した。
2011年1月21日、ロサンゼルスの病院にて第一子となる男の子(レオナルド)を出産した[13]。2013年2月には、第二子を妊娠していることが分かった[15]。
主な出演作品
映画
年 | 日本語題 原題 | 役名 | 備考 |
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1992 | ハモンハモン Jamon, jamon | シルビア | |
ベルエポック Belle epoque | ルス | ||
1994 | 捕らわれた唇 Entre rojas | ルシア | DVDスルー |
1996 | 17歳 Brujas | パトリシア | |
フレネシ-愛じゃない、それは熱- Más que amor, frenesí | ラウラ | ||
ペネロペ・クルスの 抱きしめたい! Amor perjudica seriamente la salud, El | ディアナ | VHS&DVDスルー | |
ペネロペ・クルス/情熱の処女 ~スペインの宝石~ Celestina, La | メリベア | ||
1997 | ライブ・フレッシュ Carne tremula | イサベル | |
オープン・ユア・アイズ Abre los ojos | ソフィア | ||
1998 | ドン・ジュアン Don Juan | マチュリーヌ | DVDスルー |
美しき虜 Niña de tus ojos, La | マカレナ | ゴヤ賞主演女優賞受賞 DVDスルー | |
イフ・オンリー The Man with Rain in His Shoes | ルイーズ | ||
ハイロー・カントリー The Hi-Lo Country | ジョセファ・オニール | ||
オール・アバウト・マイ・マザー Todo sobre mi madre | シスター・ロサ | ||
1999 | 裸のマハ Volaverunt | ペピータ・トゥドー | |
2000 | ウーマン・オン・トップ Woman on Top | イサベラ | |
すべての美しい馬 All the Pretty Horses | アレハンドラ | ||
2001 | ブロウ Blow | マーサ・ユング | |
コレリ大尉のマンドリン Captain Corelli's Mandolin | ペラギア | ||
ウェルカム!ヘヴン Sin noticias de Dios | カルメン・ラモス | ||
バニラ・スカイ Vanilla Sky | ソフィア | ||
2003 | ボブ・ディランの頭のなか Masked and Anonymous | ペイガン・レース | |
花咲ける騎士道 Fanfan la tulipe | アドリーヌ | ||
ゴシカ Gothika | クロエ・サバ | ||
2004 | 赤いアモーレ Non ti muovere | イタリア | |
トリコロールに燃えて Head in the Clouds | ミア | ||
NOEL ノエル Noel | イタリア | ||
2005 | サハラ 死の砂漠を脱出せよ Sahara | エバ・ロハス | |
2006 | ボルベール〈帰郷〉 Volver | ライムンダ | ゴヤ賞主演女優賞受賞 アカデミー主演女優賞ノミネート ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)ノミネート 英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート |
バンディダス Bandidas | マリア・アルバレス | DVDスルー | |
2007 | 恋愛上手になるために The Good Night | アンナ/メロディア | |
マノレテ 情熱のマタドール Manolete | アントニア・“ルーペ”・シノ | DVDスルー | |
2008 | エレジー Elegy | コンスエラ・カスティーリョ | |
それでも恋するバルセロナ Vicky Cristina Barcelona | マリア・エレーナ | アカデミー助演女優賞受賞 英国アカデミー賞 助演女優賞受賞 ゴヤ賞助演女優賞受賞 ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート | |
2009 | スパイアニマル・Gフォース G-Force | フアレス | 声の出演 |
抱擁のかけら Los abrazos rotos | マグダレーナ | ゴヤ賞主演女優賞ノミネート | |
NINE Nine | カルラ・アルバネーゼ | アカデミー助演女優賞ノミネート ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート | |
2010 | セックス・アンド・ザ・シティ2 Sex and the City 2 | カルメン | カメオ出演 |
2011 | パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides | アンジェリカ | |
2012 | ローマでアモーレ To Rome with Love | アンナ | |
ある愛へと続く旅 Venuto al mondo | ジェンマ | ||
2013 | アイム・ソー・エキサイテッド! Los amantes pasajeros | カメオ出演 | |
悪の法則 The Counselor | ラウラ | ||
2015 | あなたのママになるために Ma ma | マグダ | ゴヤ賞主演女優賞ノミネート WOWOWジャパンプレミアにて放映[1] |
2016 | ズーランダー NO.2 Zoolander No.2 | バレンティナ・バレンシア | DVDスルー |
Grimsby | ロンダ | ||
La reina de España | マカレナ・グラナダ | 兼製作 | |
2017 | オリエント急行殺人事件 Murder on the Orient Express | ピラール・エストラバドス |
テレビシリーズ
年 | 日本語題 原題 | 役名 | 備考 |
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2018 | アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺 The Assassination of Gianni Versace: American Crime Story | ドナテラ・ヴェルサーチ | メインキャスト |
主な受賞
アカデミー賞
- 2008年度 助演女優賞 『それでも恋するバルセロナ』
ゴヤ賞
- 1998年度 主演女優賞 『美しき虜』
- 2006年度 主演女優賞 『ボルベール〈帰郷〉』
- 2008年度 助演女優賞 『それでも恋するバルセロナ』
英国アカデミー賞
- 2008年度 助演女優賞 『それでも恋するバルセロナ』
ヨーロッパ映画賞
- 2004年度 観客賞(女優賞) 『赤いアモーレ』
- 2006年度 女優賞 『ボルベール〈帰郷〉』
カンヌ国際映画祭
- 2006年度 女優賞 『ボルベール〈帰郷〉』
英国エンパイア映画賞
- 2006年度 女優賞 『ボルベール〈帰郷〉』
ハリウッド映画祭
- 2006年度 女優賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞
- 2008年度 助演女優賞 『それでも恋するバルセロナ』
ニューヨーク映画批評家協会賞
- 2008年度 助演女優賞 『それでも恋するバルセロナ』
関連書籍
- 『オールアバウト ペネロペ・クルス』(ブランドン・ハースト著、奥 めぐみ 訳、ACクリエイト 2010年3月)
脚注
^ Penélope Cruz RIGHT PRONUNCIATION 2018年5月4日閲覧。
^ “Penelope Cruz Biography (1974–)”. Film Reference. 2010年4月18日閲覧。
^ Rose, Charlie (2010年1月17日). “The Rising Star of Penelope Cruz (Page 2)”. CBS News. CBS Interactive Inc. 2010年4月25日閲覧。
^ De Vries, Hilary (2004年2月). “Penelope Cruz: Will She Say I Do, or I Don't (Page 3)”. Marie Claire. Hearst Communication, Inc. 2010年3月14日閲覧。
- ^ ab“Penélope Cruz Biography”. People. Time Warner Inc. 2010年3月14日閲覧。
^ Gilchrist, Todd. “10 Questions With Penelope Cruz”. Ask Men. IGN Entertainment. 2010年3月14日閲覧。
^ “Últimas noticias y biografía de Penélope Cruz” (Spanish). Hola. 2010年5月3日閲覧。
^ “ペネロペ・クルス、つけまつげCMが問題に”. シネマトゥデイ. (2007年7月31日). http://cinematoday.jp/page/N0011094 2013年3月22日閲覧。
^ Penelope Cruz, Award Winner - MovieActors.com
^ De Vries, Hilary (2004年2月). “Penelope Cruz: Will She Say I Do, or I Don't (Page 1)”. Marie Claire. Hearst Communication, Inc. 2010年3月14日閲覧。
^ Cagle, Jess (2004年4月25日). “Tom & Penelope Split After 3 Years”. People. Time Warner Inc. 2010年3月14日閲覧。
^ “Matthew McConaughey & Penelope Cruz Are 'Separating'”. People. Time Warner Inc (2006年6月2日). 2010年3月14日閲覧。
- ^ ab“Penelope Cruz and Javier Bardem welcome a baby boy”. Marie Claire (2011年1月26日). 2011年1月26日閲覧。
^ “Actors Penelope Cruz and Javier Bardem marry in the Bahamas”. The Daily Telegraph (2010年7月14日). 2011年1月17日閲覧。
^ “ペネロペ・クルス、第2子妊娠を認める!”. シネマトゥデイ. (2013年2月13日). http://www.cinematoday.jp/page/N0050200 2013年3月22日閲覧。
外部リンク
ペネロペ・クルス - allcinema
ペネロペ・クルス - KINENOTE
Penélope Cruz - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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