ターラー







ターラーのリトグラフ


ターラー(梵: तारा, Tārā)とは、




  • インド神話に登場する女神。


    • ブリハスパティの妻。ターラカーともいう。月神ソーマとの間にブダ(水星)を生んだ。神話によればソーマがターラーを略奪したため、ブリハスパティとソーマの間に大戦争が起こった。ターラーはブラフマー神の仲裁によって夫のもとに戻ることができた。ところがこのときターラーは身ごもっており、生まれてきた男子ブダが大変に美しかったため、再びブリハスパティとソーマはどちらが父親であるかをめぐって争った。ターラーはソーマが父親であると答えたため、ソーマの子であることが明らかになった。


    • 叙事詩『ラーマーヤナ』に登場するヴァナラ(猿)の女性。水神ヴァルナの子であるスシェーナの娘。ヴァーリンの妃、アンガダの母。ヴァーリンの死後はスグリーヴァの妃となった。




  • タントラ教の女神。


  • 仏教におけるターラーについては多羅菩薩を参照。









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