第一不動産
| 種類 | 株式会社（当時） |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場（当時） |
| 本社所在地 |  日本東京都渋谷区代々木2-8-3 |
| 設立 | 1959年（昭和34年） 創業: 1948年（昭和23年） |
| 業種 | 不動産業 |
| 代表者 | 代表取締役社長 佐藤行雄（当時） |
| 資本金 | 20億円 |
第一不動産（だいいちふどうさん）は、かつて存在した日本の不動産業者である。東京・新宿を拠点とし、バブル期には国内外での盛んな不動産投資で知られたものの、2007年（平成19年）1月に倒産した。最期の3年半は、社名を「株式会社エフ・アール・イー」に変えて営業していた。
全盛期には、子会社にノンバンクの第一コーポレーション（JASDAQ上場）などを抱える「第一不動産グループ」の中核会社でもあった。
目次
1 概要
2 提供番組（過去）
3 関連項目
4 脚注
5 外部リンク
概要
1948年（昭和23年）に社長の佐藤が個人創業し、1959年（昭和34年）に法人化された。
1985年（昭和60年）には、東京・平河町の「イトーピア平河町ビル」を伊藤忠不動産から約120億円で買収、これは従来の「更地買収」に代わる「既設ビル買収」型の大型不動産投資であり、米国流ビジネスの先駆けともいわれた[1]。その後のバブル期にかけても事業を急拡大し、国内では三井不動産販売のフランチャイジーとして同社の「リハウス」事業を展開していた他[2]、ニューヨークのティファニー本社ビルを買収するなど海外にも進出。ピーク時の1991年（平成3年）には年商938億円を売り上げていた。当時は元読売ジャイアンツの江川卓が社外役員を務めるなど[3]、スポーツ界とも深い関わりがあった。
しかしバブル崩壊と共に資金繰りが悪化し、1998年（平成10年）には系列の第一コーポレーションが東京地裁に特別清算手続開始を申し立てるなど業容が悪化。2003年（平成15年）6月に社名を変更し、所有する不動産を処分しつつ債務返済を進めていたが、最終的に債権者からの申立により2007年（平成19年）1月11日に東京地裁より破産手続開始決定を受け倒産した。
関連会社として、株式会社東京ベイホテルズ（東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾートを運営）、株式会社東京ベイ舞浜ホテル、株式会社プラザサンルート（サンルートプラザ東京を運営）の3社があり、これらの企業は第一不動産の倒産後にも営業を継続、グループを形成している。
提供番組（過去）
JNN報道特集（TBS系列）
JNNニュースコープ→JNNニュースの森内のお天気コーナー（TBS・関東ローカル）※土曜は単独番組。第一不動産グループ名義。
関連項目
杉並学院 - かつて社長の佐藤が理事長を務めていた。
国際花と緑の博覧会 - 花と緑・日本画美術館に協賛し、出展した。
坂井泉水 - OL時代に約2年間勤務していた。
脚注
^ 第一生命、東京・青山の大型商業ビル買収、土地込み総額240億円 『日本経済新聞』 昭和60年9月20日朝刊11面
^ 三井不販 FRE傘下の5社の株式を取得、子会社に - RBAタイムズ・2007年7月4日
^ 故佐藤行雄氏の「第一グループ合同葬」 - RBAタイムズ・2009年6月25日
外部リンク
（株）エフ・アール・イー - 東京商工リサーチ・倒産速報
エフ・アール・イー(旧:第一不動産) （東京都、不動産賃貸・開発） 破産手続き開始決定受ける 負債2223億円―帝国データバンク - JP法研究会
